
こんにちは、風読珈琲店のカエデです。
社会人になって数年、こんな悩みはありませんか?
- 「貯金はしてるけど、これでいいのかな…?」
- 「投資って気になるけど、怖くて手が出せない」
- 「老後のことなんてまだ先すぎる」
そんなあなたにこそ知ってほしいのが、2027年から拡充されるiDeCo制度です。
「老後資金の準備=年配の人の話」ではありません。
むしろ、20代から始めることで得られるメリットが大きいとされています。
この記事では、改正ポイントをわかりやすく紹介しながら、20代のライフスタイルに合った活用法をお届けします。
iDeCoってそもそも何?

iDeCoは、自分で積み立てて、自分で運用する「自分年金」。
毎月の掛け金を投資信託などで運用し、60歳以降に受け取る仕組みです。
3つの税制メリットがあるのが最大の魅力です。
- 掛け金が全額所得控除 → 所得税・住民税が軽くなる
- 運用益が非課税 → 複利効果が最大限に
- 受取時にも控除あり → 税負担が少なくて済む
2027年からどう変わる?
2027年1月から、iDeCo制度は大きく3つのポイントで拡充されます。
それぞれの変更が、20代にとってどう関係するのかを見ていきましょう。
① 掛け金の上限が引き上げられる
これまでのiDeCoは、加入者の属性によって掛け金の上限が決まっていました。
2027年からは、より多く積み立てられるようになります。
加入者区分 | 現行(月額) | 改正後(月額) |
---|---|---|
自営業者 | 68,000円 | 75,000円 |
会社員(企業年金なし) | 23,000円 | 26,000円 |
会社員(企業型DCと併用) | 55,000円(合算) | 62,000円(合算) |
20代会社員にとってのポイント
- 月2万円以上積み立てたい人にとって、選択肢が広がる
- 将来の収入増に合わせて、掛け金も柔軟に調整できる
② 加入可能年齢が70歳未満に延長
これまでの加入年齢制限は以下の通りでした。
- 自営業・専業主婦など(第1号・第3号):60歳未満
- 会社員・公務員(第2号):65歳未満
2027年からは、すべての加入者が70歳未満まで加入可能になります。
20代にとってのポイント
- 「長く働く時代」に対応した制度設計
- 将来、60代後半まで働くことになっても、積み立てを継続できる安心感
③ 他制度との併用がしやすくなる
企業型DC(会社の年金制度)とiDeCoを併用する場合、これまでは「iDeCo単体の上限」がありました。
2027年からは、iDeCo単体の上限が廃止され、合算での管理に一本化されます。
現行 | 改正後 |
---|---|
iDeCo単体の上限あり | 合算上限のみで管理 |
20代にとってのポイント
- 会社の制度が充実していても、iDeCoを追加で活用しやすくなる
- 転職時にも制度の違いに柔軟に対応できる
制度改正の背景
- 少子高齢化が進み、公的年金だけでは老後資金が不安視されている
- 政府は「自助努力による資産形成」を後押しする方向へ
- NISAと並び、iDeCoも「長期・積立・分散投資」の柱として強化されている
20代がiDeCoを始めるメリット

① 時間を味方にできる「複利の力」
20代は、資産形成において最強の武器=時間を持っています。
iDeCoは長期運用が前提なので、複利の効果が最大限に活かされます。
💡 例えば、月1万円を30年間積み立てて年利3%で運用すると…
- 元本:360万円
- 運用益:約230万円
- 合計:約590万円(※税金ゼロ!)
② 少額から始められる安心感
「投資ってお金がかかりそう…」と思っていませんか?
iDeCoは月5,000円からスタート可能です。
③ 節税効果がすぐ実感できる
iDeCoの掛け金は全額所得控除。
つまり、年末調整や確定申告で税金が戻ってくるんです。
💡 年収300万円の会社員が月1万円をiDeCoに積み立てると…
- 年間12万円の掛け金 → 約24,000円の節税効果(所得税+住民税)

実質的に「毎月8,000円の負担」で1万円積み立てているようなものです!
④ 老後資金だけじゃない「人生の安心感」
20代は、結婚・出産・転職・引っ越しなど、ライフイベントが多い時期。
そんな中で「老後資金の準備ができている」という安心感は、精神的な余裕につながります。
⑤ 将来の選択肢が広がる
iDeCoは原則60歳以降に受け取る制度ですが、受け取り方を自分で選べるのが大きな特徴です。
これは、将来のライフプランに合わせて柔軟に対応できるという意味で、20代から準備する価値のあるポイントです。
受け取り方は2種類
受け取り方 | 特徴 | 向いている人 |
---|---|---|
一括受け取り(退職金方式) | 一度にまとめて受け取る | 退職金と合わせて資金を確保したい人 |
分割受け取り(年金方式) | 毎月・毎年など定期的に受け取る | 定年後の生活費として使いたい人 |
どちらを選んでも税制優遇あり!
- 一括受け取り:退職所得控除が適用され、税負担が軽減される
- 分割受け取り:公的年金等控除が適用され、こちらも税負担が軽くなる
どちらを選んでも税金面で有利なのがiDeCoの魅力です。
20代のうちに考えておくと良いこと
- 「60歳以降にどう働いていたいか?」
- 「退職金がある会社か、ない会社か?」
- 「年金以外に毎月の収入が必要か?」
これらは今すぐ答えを出す必要はありませんが、選択肢があることを知っておくことが大切です。
注意点

① 原則60歳まで引き出せない
iDeCoは「老後資金専用」の制度です。
そのため、原則として60歳になるまで積み立てたお金を引き出すことはできません。
なぜそんなルールがあるの?
- 老後資金の確保を目的としているため
- 短期的な使い道(旅行・引っ越し・結婚資金など)には使えないよう設計されている
だからこそ、「絶対に使わないお金」を積み立てるのがポイント。
生活費や緊急資金とは別に、長期目線でコツコツ積み立てるのが理想です。
② 会社の制度によって、掛け金の上限が変わる場合あり
iDeCoの掛け金上限は、あなたの勤務先の年金制度によって変わります。
特に、企業型DC(企業型確定拠出年金)やDB(確定給付企業年金)などがある場合は注意が必要です。
勤務先の制度 | iDeCoの掛け金上限(月額) |
---|---|
企業年金なし | 26,000円(2027年改正後) |
企業型DCあり(併用可) | 会社の制度と合算で最大62,000円 |
企業型DCあり(併用不可) | iDeCo加入不可 |
DBあり | 会社の制度によって制限あり |
どう確認すればいい?
- 勤務先の人事・総務部に「iDeCo併用可能か」「掛け金上限はいくらか」を確認
- 企業型DCに加入している場合は、「マッチング拠出」か「iDeCo併用」かをチェック

制度が複雑に見えるかもしれませんが、確認しておけば安心して始められます。
まとめ

iDeCoは「老後のための制度」ではなく、未来の自分へのプレゼント。
2027年の改正で、より柔軟に、よりお得に使えるようになります。
「投資はまだ不安…」という方も、まずは月5,000円から始めてみませんか?
風読珈琲店では、他にも初心者向けのiDeCo・NISA記事も随時更新中です。