こんにちは。風読珈琲店のカエデです。
「SBI新生銀行とドコモSMTBネット銀行(旧・住信SBIネット銀行)、結局どっちがいいの?」――どちらもSBI証券と連携できる預金があり、ネット銀行として迷いやすい組み合わせです。
先に結論です。金利と条件の手軽さならSBI新生銀行、目的別口座や定額自動入金などの家計管理機能ならドコモSMTBネット銀行。SBI証券をメインに使い、口座はシンプルでよい人はSBI新生銀行、家計の仕分けを自動化したい人やドコモ経済圏の人はドコモSMTBネット銀行が向いています。
早見表:SBI新生銀行 vs ドコモSMTBネット銀行
| 比較項目 | SBI新生銀行 | ドコモSMTBネット銀行 |
|---|---|---|
| 証券連携預金の金利(税引前) | 年0.60%(SBIハイパー預金、10/13〜) | 年0.51%(SBIハイブリッド預金、10/1〜) |
| 連携する証券会社 | SBI証券 | SBI証券 |
| 最上位ランクの条件 | SBIハイパー預金の設定のみ | 残高1,000万円以上(プラチナVIP) |
| 手軽に届くランク | ダイヤモンド(設定のみ) | シルバー(口座振替1件などで月5回) |
| コンビニATM無料回数 | 回数無制限(ダイヤモンド) | 月2〜20回(ランク次第) |
| 他行宛振込無料回数 | 月10回(ダイヤモンド) | 月1〜20回(ランク次第) |
| スマホATM | 対応(2026年8月27日〜) | 対応 |
| 目的別口座・定額自動入金 | なし | あり |
| デビットカード還元 | ― | 最大2.5%(上乗せ分は期間限定ポイント) |
| 実店舗 | あり | なし(フルオンライン) |
| 経済圏 | SBI経済圏 | ドコモ経済圏(dポイント) |
前提:住信SBIは「ドコモの銀行」、SBI新生はSBIの中核銀行に

住信SBIネット銀行は、NTTドコモの連結子会社になり、2026年8月3日に「ドコモSMTBネット銀行」へ商号を変えました。今後はdポイントなどドコモ経済圏との連携が軸になります。一方のSBI新生銀行は、SBIホールディングスの完全子会社として、SBI証券との連携を最優先するSBIグループの中核銀行になりました。
つまり今は「SBI証券に寄せるならSBI新生、ドコモに寄せるならドコモSMTB」という構図です。商号変更やランク改定で何が変わったか(改悪の中身)は、下記記事で詳しく解説しています。

金利比較:SBI新生銀行が年0.09%リード

SBI証券と連携する預金の金利は、2026年10月時点で次のとおりです。
| 預金 | 金利(税引前) | 適用 |
|---|---|---|
| SBIハイパー預金(SBI新生銀行) | 年0.60% | 2026年10月13日〜 |
| SBIハイブリッド預金(ドコモSMTBネット銀行) | 年0.51% | 2026年10月1日〜 |
差は年0.09%です。500万円を預けた場合、税引前で年4,500円ほどSBI新生銀行が有利になります。どちらもSBI証券の買付余力に自動で反映されるので、使い勝手の差は小さく、純粋に金利で選ぶならSBI新生銀行です。
2つの預金の仕組みの違いや、設定の切り替え・休止の手順は下記記事で詳しくまとめています。

ランク制度と手数料:利便性の「分岐点」
日常使いで最も重要な「ATM・振込手数料」を決定するランク制度も、2026年に大きな変化を迎えます。
住信SBIネット銀行:スマートプログラムの厳格化
2026年5月の改定で、スマート認証NEOを設定するだけで月5回無料になる条件がなくなりました。現在は口座振替1件・給与受取・残高50万円以上のいずれかでシルバー(ATM・他行宛振込が各月5回無料)、何もしなければベーシック(振込月1回・ATM月2回)です。月10回以上にするには、給与受取と口座振替の両方か、残高100万円以上が必要です。
ランクごとの条件の一覧は、上の改悪解説記事にまとめています。
SBI新生銀行:ダイヤモンドステージの圧倒的メリット
一方で、SBI新生銀行のランクアップは非常にシンプルです。
- ダイヤモンドステージへの条件: SBI証券口座を持っていれば、「SBIハイパー預金」を設定するだけで最上位に到達できます。
- 特典の内容: 提携コンビニATMの出金手数料が何回でも無料(無制限)、他行宛振込手数料も月10回まで無料となります。
「設定するだけで手数料無料を維持したい」なら、SBI新生銀行の方が圧倒的に手軽です。
機能で選ぶなら:ドコモSMTBネット銀行の「自動化」
金利や手数料回数でSBI新生銀行に譲るものの、住信SBIネット銀行には「ネット銀行としての完成度の高さ」という強力な武器が依然として残っています。
住信SBIネット銀行の強み(神機能)
- 目的別口座(最大10個): 1つの口座内に仮想的なフォルダを作り、目的別にお金を管理できる機能です。
- フルオート自動化サービス: 「定額自動入金」「定額自動振替」「定額自動振込」を組み合わせることで、家計管理を完全に自動化できます。
- スマホATM: キャッシュカードを持ち歩かなくても、スマホアプリだけでATM入出金が可能です。
SBI新生銀行の課題
SBI新生銀行は実店舗がある安心感が強みです。以前は「スマホATM」に対応していない点が弱みでしたが、2026年8月27日に取り扱いを始め、この差はなくなりました。一方で、目的別口座や定額自動入金のような「家計の仕分け・自動化」の機能は、引き続きドコモSMTBネット銀行に分があります。

デビットカードの比較:還元率の新戦略
カード決済を重視する方にとっても、両行の戦略は異なります。
ドコモSMTBネット銀行のデビットカードは、ランクに応じて還元率が上がり、プラチナデビットで最大2.5%、ポイントプラスで最大2%です。ただし基本還元を超える分は有効期限3か月の期間限定ポイントです。デビットカードで還元を狙うなら、ドコモSMTBネット銀行が有利です。
振込・給与受け取りに必要な銀行コード・支店コードは、下記記事で一覧にまとめています。

両サービスの休止方法や、より詳しい金利の内訳は下記記事で解説しています。

まとめ:あなたはどちらを選ぶべきか?

比較の結果、それぞれの銀行が向いている人は以下の通りです。
SBI新生銀行を選ぶべき人
- SBI証券ユーザーで、年0.60%の金利を受け取りたい。
- コンビニATMの手数料を「回数無制限」で無料にしたい。
- 複雑な条件達成をせず、サブ口座としてお得に使いたい。
SBI新生銀行は現在、他行からの乗り換えを後押しする「お引越しキャンペーン」で最大52,000円相当の特典を用意しており、住信SBIのランク改定に不満を感じている層の受け皿として存在感を増しています。エントリー条件や期間限定の上乗せ特典など、詳細は下記記事も併せてご確認ください。

住信SBI(ドコモSMTB)ネット銀行を選ぶべき人
- ドコモユーザーで、dポイント連携やdカード優遇を活用したい。
- デビットカードで最大2.5%還元を狙いたい。
- 家計管理を「自動振込」や「目的別口座」で徹底的に自動化したい。
- キャッシュカードを持ち歩きたくないスマホATM重視派。
両方持つのもあり
金利と手数料の手軽さを取るならSBI新生銀行、家計の仕分けと自動化を取るならドコモSMTBネット銀行と、役割を分けて両方持つ選択肢もあります。たとえば「SBI証券の待機資金と貯蓄はSBI新生銀行、毎月の生活費や趣味の出費の管理はドコモSMTBネット銀行」という分担です。どちらもSBI証券との連携預金は1つしか設定できないので、どちらの預金をSBI証券につなぐかだけは決めておきましょう。
銀行は「預ける場所」から「使い分けるツール」になりました。自分がSBI証券寄りか、ドコモ寄りかで選べば、大きく外すことはありません。

