こんにちは、風読珈琲店です。
今回は、ドコモが提供する2つのキャッシュレス決済サービス「d払い」と「iD払い」について、わかりやすく整理してご紹介します。
名前が似ていて混同しがちですが、仕組み・使い方・ポイントの貯まり方などに大きな違いがあります。キャッシュレス決済が普及している今だからこそ、正しく理解しておくことで、よりお得に活用できます。
d払いとは?

「d払い」はNTTドコモが提供するスマートフォンアプリを使ったバーコード・QRコード決済サービスです。
ドコモ回線の有無に関係なく、dアカウントがあれば誰でも利用可能です。
使い方
- 街のお店:アプリに表示されたバーコード/QRコードをレジで提示
- ネットショップ:支払い方法選択画面で「d払い」を選択
支払い方法
以下の方法から選べます。
- dカード(クレジットカード)
- d払い残高(チャージ式)
- 銀行口座、ATM、コンビニからチャージ可能
- 電話料金合算払い
- ドコモ回線契約者のみ利用可能
- dポイント利用
- 1ポイント=1円として支払いに充当可能
利用可能店舗
- 全国130万店舗以上で利用可能
- コンビニ、スーパー、家電量販店、百貨店、飲食店など
- ネットショッピングにも対応(Amazon、メルカリなど)
ポイント還元率(2025年8月以降)
| 支払い方法 | 還元率 | 備考 |
|---|---|---|
| dカード設定 | 1.0% | 基本還元0.5%+dカード特典0.5% |
| d払い残高 | 0.5% | チャージ式でも還元対象 |
| 電話料金合算(dカード以外) | 0% | ※2025年8月26日以降、還元対象外に変更 |
| 他社クレジットカード | 0% | 以前は0.5%、現在は対象外 |
キャンペーン情報
- d曜日(毎週金・土):ネットショップで+3%還元
- 5のつく日(毎月5日・15日・25日):ネットで+10%還元
- 10日・20日キャンペーン:対象店舗で+20%還元
まとめ
「d払い」は、dカードとの組み合わせで最大1%還元が可能なうえ、キャンペーンを活用すればさらに高還元が狙える決済サービスです。
クレジットカードを持っていない方でも、チャージ式や電話料金合算で利用できるため、学生や若年層にも使いやすいのが特徴です。
iD払いとは?

「iD払い」は、NTTドコモが提供する非接触型の電子マネー決済サービスです。
スマートフォンやカードを専用端末にかざすだけで、サインや暗証番号不要でスピーディーに決済できます。
2005年から続く老舗の決済手段です。
使い方
- お会計時に「iDで」と伝える
- レジの読み取り端末にスマホやカードをかざすだけで決済完了
- Apple Pay、Google Pay、おサイフケータイに対応
支払い方法の種類
iDは以下の3つの支払い方式に対応しています。
| 支払い方式 | 特徴 | 対応例 |
|---|---|---|
| ポストペイ(後払い) | クレジットカードと連携。利用分は後日請求 | dカード、三井住友カードなど |
| プリペイド(前払い) | チャージした金額内で利用 | dカードプリペイド、メルペイなど |
| デビット(即時引き落とし) | 銀行口座から即時引き落とし | 三井住友銀行キャッシュカードなど |
ポイント還元について
iD払い自体には独自のポイント制度はありませんが、紐づけたカードの還元率がそのまま適用されます。
| 紐づけカード | 還元率 | 備考 |
|---|---|---|
| dカード | 1.0% | 100円(税込)ごとに1ポイント |
| dカードプリペイド | 0.5% | 200円(税込)ごとに1ポイント |
| 他社カード | カードにより異なる | 還元対象外の場合もあり |
利用可能店舗
- 全国約264万台以上の端末で利用可能(2024年9月末時点)
- コンビニ、スーパー、ドラッグストア、飲食店、タクシー、レジャー施設など
- 一部の自販機やガソリンスタンド、ホテルではプリペイド・デビット型が非対応の場合あり
特徴とメリット
- スピーディーな決済:タッチするだけで完了。サイン不要
- 非接触で安心:現金やカードの受け渡しが不要
- スマホ1台で完結:Apple PayやGoogle Payに対応
- 幅広い対応店舗:d払いが使えない場所でもiDは使えることが多い
- ポイントが貯まる:連携カードの還元率がそのまま適用される
注意点
- dポイントを直接支払いに使うことはできません。
- iD払い単体ではポイントは貯まらないため、還元を重視するならdカードなどとの連携が必須です
- 高額決済時には暗証番号の入力が求められる場合があります。
まとめ
「iD払い」は、スピード・対応範囲・利便性に優れた電子マネー決済です。
特に、dカードや高還元率のクレジットカードと連携することで、日常の少額決済でも効率よくポイントを貯めることができます。
d払いと併用することで、キャッシュレス生活をより快適に、そしてお得に楽しめます。
d払いとiD払いの違いまとめ

| 項目 | d払い | iD払い |
|---|---|---|
| 決済方法 | バーコード | タッチ決済 |
| クレジットカード不要 | 〇 | × |
| ポイント | dポイントが貯まる | カードの還元率に依存 |
| キャンペーン | 多い | 少なめ |
| 利用範囲 | ネット・街のお店 | 街のお店中心 |
お得な使い分けのコツ
dカード+d払いの組み合わせが最強
- d払い:街で0.5%、ネットで1%
- dカード:ショッピングで1%
→ 合わせて最大2%のdポイント還元
iD払いは補助的に利用するのがおすすめ
- d払いが使えないお店ではiD払いを活用
- 他社カードでも高還元率なら効率よくポイントを貯められる
クレジットカードを持っていない人にはd払いがおすすめ
- 携帯料金合算や口座払いが可能
- 学生や若い世代にも使いやすい
結論

- d払いは「ポイント重視」「キャンペーンでお得に貯めたい人」におすすめ
- iD払いは「タッチでスピーディーに決済したい人」「どこでも使いたい人」に最適
上手に使い分けることで、dポイントを効率よく貯められ、キャッシュレス生活がさらに快適になります。

