こんにちは。風読珈琲店のカエデです。
秋の関西で古本好きが心待ちにしているイベントといえば、四天王寺の境内で開かれる古本祭りです。2026年10月9日(金)から14日(水)までの6日間、日本最古の官寺として知られる大阪・四天王寺の境内で「第26回 四天王寺秋の大古本祭り」が開催されます。関西古書研究会の主催によって毎年春・秋の2回開かれている、青空の下で本を探せる歴史あるイベントです。
先日は夏の梅田や京都の古本市についてご紹介しましたが、10月の四天王寺はそれらとはまたひと味違う、寺院の境内ならではの静かで趣のある雰囲気の中で本探しができるのが魅力です。「関西最大級の青空古本祭り」と称されるほど規模が大きく、想定外の「うぶ出し」に出会えるかもしれないというのも、このイベントが長年愛されてきた理由のひとつだと思います。今日は開催概要と楽しみ方を、じっくりまとめていきたいと思います。
200万冊が読み放題となるKindle unlimitedへの登録はこちらから!
大学生なら6カ月無料体験可能!Prime Studentへの登録はこちらから!
四天王寺秋の大古本祭りとは

四天王寺秋の大古本祭りは、関西古書研究会に加盟する古書店が四天王寺の境内に軒を連ねる、青空古書市の代表格です。今回でなんと第26回を数える歴史あるイベントで、雑誌やアナログレコード、CDから、文学作品、歴史資料、漫画、美術書、人文学書、サブカルチャー関連の本まで、幅広いジャンルの古書が集まります。屋外での開催ならではの開放感と、聖徳太子ゆかりの古刹という荘厳な舞台が組み合わさった、独特の空気感を味わえるイベントです。天王寺・阿倍野エリアには飲食店やカフェも多いので、古本祭りとあわせて一日がかりで街歩きを楽しむプランを立てるのも良さそうです。
開催概要
今回の開催概要は以下の通りです。6日間という長めの会期の中で、平日・週末どちらのタイミングでも参加しやすいのが特徴です。
- 名称:第26回 四天王寺秋の大古本祭り
- 開催期間:2026年10月9日(金)~10月14日(水)(6日間)
- 会場:大阪四天王寺境内(大阪市天王寺区四天王寺1丁目)
- 主催:関西古書研究会
- 取り扱いジャンル:雑誌、アナログレコード、CD、文学、歴史資料、漫画、美術書、人文学、サブカルチャーなど
会期や出店店舗、目録冊子の事前登録方法など、最新情報は関西古書研究会の公式サイトで随時更新されています。
聖徳太子ゆかりの古刹が舞台
四天王寺は西暦593年に聖徳太子が建立したと伝わる、日本仏教史における最古級の寺院のひとつです。歴史ある伽藍を横目に古書を探せるのは、このイベントならではの体験だと思います。境内は広く、四天王寺前夕陽ヶ丘駅や谷町九丁目駅など複数の最寄り駅から歩いてアクセスできるため、電車移動でも訪れやすい立地です。
10月上旬から中旬にかけての開催なので、大阪とはいえ日中はまだ汗ばむ陽気の日もあれば、朝晩は涼しさを感じる日もある、季節の変わり目ならではの気候です。歩き回ることを考えると、羽織れる上着を一枚持っていくと気温の変化に対応しやすいと思います。境内には木陰も多く、真夏の屋外古本市よりは過ごしやすい環境で本探しを楽しめそうです。
当日の楽しみ方

境内には数多くの古書店がテントやブースを並べるため、端から端までじっくり見て回るだけでもかなりの時間がかかります。文学や歴史資料はもちろん、アナログレコードやCDといった紙以外のメディアも扱われているのが、このイベントの懐の深さを感じさせるポイントです。音楽好きの方は、掘り出し物のレコードを探すつもりで足を運んでみるのも面白いかもしれません。
- 歩きやすい靴で参加する:境内を長時間歩き回ることになるため、履き慣れたスニーカーなどがおすすめです
- 日除け・雨具を持参する:屋外開催のため、天候に応じた準備をしておくと安心です
- 現金を多めに用意する:屋外の古書市はキャッシュレス非対応の店舗も多いため、小銭を含めて現金を準備しておくとスムーズです
- 朝の早い時間帯を狙う:「うぶ出し」と呼ばれる掘り出し物との出会いを期待するなら、開場直後の時間帯が狙い目です
「うぶ出し」との出会いを楽しむ

「うぶ出し」とは、これまで市場に出ていなかった蔵書がまとまって初めて売りに出されることを指す古書業界の言葉です。大規模な古書市ならではの品揃えの豊富さゆえに、思いがけない稀覯本や絶版本に出会える可能性があるというのが、四天王寺秋の大古本祭りが長年支持されてきた理由のひとつだと感じています。目当てのジャンルを決めすぎず、会場全体をゆっくり歩きながら背表紙を眺める時間そのものを楽しむのが、こうした青空古本市の醍醐味だと思います。長い歴史を持つイベントだからこそ、常連の古書店同士のつながりから思わぬ良品が持ち込まれることもあるようです。
人文学や歴史資料のコーナーでは、普段の新刊書店ではなかなか見かけない切り口の実用書が紛れ込んでいることもあります。値付けも店によって幅があるので、気になった一冊は複数の店を見比べてから購入を決めるのもひとつの手です。
サブカルチャー関連のコーナーも見逃せません。往年の雑誌のバックナンバーや、絶版になった漫画の全巻セットなど、コレクター心をくすぐるアイテムに出会えることもあります。目当てのタイトルがある場合は、あらかじめタイトルや巻数をメモしておくと、会場を回りながら効率よくチェックできます。掘り出し物は早い者勝ちになりやすいので、気になった一冊は迷わず手に取ってから検討するくらいの気持ちで臨むのがおすすめです。
関西の古本市めぐりに
この秋は、四天王寺の古本祭りだけでなく、夏に開催された京都の古本まつりの延長線上として、関西各地で古書市が続いています。下鴨神社や河原町で開催された夏の古本市に行きそびれた方も、10月の四天王寺で改めて古書市の雰囲気を味わってみてはいかがでしょうか。


百貨店の催事場、神社の境内、寺院の境内と、開催場所によって古書市の雰囲気はがらりと変わります。それぞれの空気感の違いを比べながら巡ってみると、同じ「古本探し」という行為でも毎回まったく違う発見があることに気づかされます。
四天王寺の古本祭りは春と秋の年2回開催されているそうなので、今回都合が合わなかった方も、次の開催時期を頭の片隅に入れておくと良さそうです。関西古書研究会の公式サイトでは、四天王寺だけでなく関西各地で開催される他の古書即売会の情報もあわせて発信されているので、古本市めぐりを趣味にしたい方はブックマークしておくと便利だと思います。開催地ごとの特色を知っておくと、次はどこに足を運ぼうかと考える時間もまた楽しみのひとつになります。
参加する前に知っておきたいこと
Q. 入場料はかかりますか?
A. 古書市自体への入場は無料で、境内を自由に歩きながら見て回れる形式が一般的です。四天王寺の境内の一部エリアには別途拝観料が必要な区画もあるため、古書市の会場範囲と拝観エリアを混同しないよう、当日の案内表示を確認しながら回るのがおすすめです。
Q. 雨天の場合は中止になりますか?
A. 屋外開催のイベントのため、荒天時の対応については主催者である関西古書研究会の発表を確認するのが確実です。多少の雨であれば開催されることが多いイベント形態ですが、大雨や台風などの際は変更の可能性もあるため、当日の朝に公式サイトをチェックしておくと安心です。10月は台風シーズンの終わりにも重なる時期なので、遠方から出かける予定の方は特に、直前の天気予報とあわせて確認しておくと安心して計画を立てられます。
Q. レコードやCDも買い取ってもらえますか?
A. 出店する古書店の中には、古書だけでなくアナログレコードやCDなどのメディアも扱う店舗が含まれているようです。買い取りを希望する場合は、各店舗のブースで直接相談してみるのが良いでしょう。取り扱いジャンルは店舗ごとに異なるため、事前に目録などで出店店舗の傾向を確認しておくとスムーズです。
Q. 駐車場はありますか?
A. 四天王寺周辺は道路が混み合いやすいエリアでもあるため、公共交通機関でのアクセスがおすすめです。地下鉄谷町線「四天王寺前夕陽ヶ丘」駅や「谷町九丁目」駅から徒歩圏内なので、電車を利用すれば駐車場探しに時間を取られる心配もありません。会期中は日によって来場者数も変動するため、公共交通機関を使った身軽な移動が結果的にスムーズだと思います。
まとめ
- 「第26回 四天王寺秋の大古本祭り」は2026年10月9日(金)~14日(水)、大阪四天王寺境内で開催
- 関西古書研究会主催の、関西最大級ともいわれる青空古書市
- 雑誌・レコード・CD・文学・歴史資料・漫画・美術書など幅広いジャンルを扱う
- 思いがけない「うぶ出し」との出会いも期待できる、掘り出し物探しの醍醐味が味わえる
- 会期は6日間、地下鉄谷町線「四天王寺前夕陽ヶ丘」駅などから徒歩でアクセス可能
秋晴れの空の下、歴史ある寺院の境内をのんびり歩きながら本を探す時間は、慌ただしい日常から少し離れてリフレッシュできる貴重なひとときになるはずです。今年の秋は、四天王寺の古本祭りで思いがけない一冊との出会いを探しに出かけてみてはいかがでしょうか。会場を歩き回った後は、天王寺周辺のカフェで一息つきながら、その日の戦利品をゆっくり眺める時間もあわせて楽しんでみてください。
200万冊が読み放題となるKindle unlimitedへの登録はこちらから!
大学生なら6カ月無料体験可能!Prime Studentへの登録はこちらから!

