こんにちは。風読珈琲店のカエデです。
先日、Xのタイムラインを眺めていたら、こんな投稿が目に飛び込んできました。「池袋のジュンク堂に入ったら最期、二度と抜け出せない」——本好きなら思わず頷いてしまう内容に、いいねとリポストが伸びていました。この投稿をきっかけに、「じゃあ結局、日本で一番大きい本屋ってどこなんだろう?」と気になって調べてみたのが今回の記事です。
売り場面積という基準で見た「日本最大の書店ランキング」を、話題になった投稿とあわせて紹介します。「そんなに広い本屋、実際どこにあるの?」という疑問に、具体的な店名と数字でお答えしていきます。
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きっかけはXに流れてきたこの投稿

話題になっていたのは、「なる|読書」さん(@nalu7)の投稿です。
「完全に舐めてました。初めて来た、池袋のジュンク堂。入ったら最期、二度と抜け出せません。なんとか1万円を溶かしただけで、脱出に成功。ここは危険です。」というこの投稿、本好きなら誰しも身に覚えのある感覚だと思います。ジュンク堂書店池袋本店は売り場面積約2,001坪(約6,621㎡)、蔵書数は約150万冊。地下1階から9階まですべてが書店というスケールで、「日本一の本屋」として名前が挙がることも多い有名店です。
「池袋より広い本屋」が大阪にある?
この投稿に反応する形で、地理系の情報発信をされている「地理系ブックカフェ空想地図」さん(@fantasycitymap_)がこんな投稿をしていました。
「『池袋ジュンク堂よりデカい本屋』が大阪にある。そして北海道がすごい。池袋本店(約6,621㎡)より大きいのが大阪・茶屋町のMARUZEN&ジュンク堂書店 梅田店。その売場面積は約6,813㎡、蔵書数はなんと約200万冊。ここも一度入ったらなかなか出てこられない、いわゆる『沼』書店です。」という内容で、実際に他の資料でも梅田店の売場面積・蔵書数はこの投稿とほぼ同じ数字で紹介されており、なかなか精度の高い情報だと分かりました。
「池袋が日本一」というイメージを持っている方も多いと思いますが、実は売り場面積で見ると、池袋本店より広い書店は全国にいくつも存在します。ここからは、その全貌をランキング形式で見ていきましょう。
【最新版】日本最大の書店ランキングTOP10(売り場面積順)

書店の大きさランキングをまとめているサイトの情報を参考に、全国の売り場面積TOP10をまとめました。
| 順位 | 店舗名 | 所在地 | 売り場面積 |
|---|---|---|---|
| 1 | 函館 蔦屋書店 | 北海道函館市 | 約8,265㎡ |
| 2 | 蔦屋書店 フォレオ菖蒲店 | 埼玉県久喜市 | 約7,590㎡ |
| 3 | MARUZEN&ジュンク堂書店 梅田店 | 大阪府大阪市 | 約6,813㎡ |
| 4 | 蔦屋書店 熊本三年坂 | 熊本県熊本市 | 約6,662㎡ |
| 5 | ジュンク堂書店 池袋本店 | 東京都豊島区 | 約6,621㎡ |
| 6 | コーチャンフォー つくば店 | 茨城県つくば市 | 約6,600㎡ |
| 7 | 丸善 丸の内本店 | 東京都千代田区 | 約5,786㎡ |
| 8 | 柏の葉 蔦屋書店 | 千葉県柏市 | 約5,600㎡ |
| 9 | 蔦屋書店 宮崎高千穂通り店 | 宮崎県宮崎市 | 約5,574㎡ |
| 10 | MARUZEN&ジュンク堂書店 札幌店 | 北海道札幌市 | 約5,294㎡ |
1位の函館蔦屋書店は、売り場面積約8,265㎡(延床面積は約9,508㎡)と、2位以下を大きく引き離しての堂々の全国トップです。代官山蔦屋書店のコンセプトを受け継いだ全国展開1号店として2013年にオープンし、書籍だけでなくCDや映像ソフト、文具、雑貨まで扱う複合施設のような造りになっています。ランキング上位を見ると、東京・大阪だけでなく北海道や熊本、宮崎など全国に「超大型書店」が点在しているのも興味深いポイントです。
ランキングを眺めていて気づくのは、上位10店のうち約半数を「蔦屋書店」系列が占めている点です。TSUTAYAというレンタル・物販のイメージが強い方も多いかもしれませんが、こと売り場面積という物差しで見ると、蔦屋書店は全国有数の「本の巨大空間」を各地に作ってきたチェーンだと言えます。一方で、丸善やジュンク堂といった老舗の総合書店チェーンも、都心部を中心にしっかり上位に食い込んでいるのが分かります。
なお、こうした「売り場面積ランキング」は書店側が定期的に公式発表しているものではなく、各種メディアや個人ブログが不動産情報や取材をもとに独自に集計しているケースがほとんどです。そのため情報源によって数字に多少のブレがあることは前提として理解しておく必要があります。今回の記事も、複数の情報源を突き合わせて比較的信頼できそうな数値を採用していますが、あくまで「目安」として見ていただければと思います。
「面積日本一」と「蔵書数日本一」は別物
ここで一つ注意したいのが、「売り場面積が広い=蔵書数が多い」とは限らないという点です。今回のランキングで蔵書数が判明している店舗を比べてみると、次のようになります。
- MARUZEN&ジュンク堂書店 梅田店:売り場面積約6,813㎡/蔵書数約200万冊
- ジュンク堂書店 池袋本店:売り場面積約6,621㎡/蔵書数約150万冊
- 蔦屋書店 フォレオ菖蒲店:売り場面積約7,590㎡/蔵書数約70万冊
フォレオ菖蒲店は面積こそ全国2位ですが、蔵書数で見ると梅田店や池袋本店には及びません。これは、蔦屋書店系列の店舗が雑貨やカフェスペースなど「本以外」に売り場を割いていることが多いのに対し、MARUZEN&ジュンク堂のような専門書店チェーンは、面積のほとんどを書棚に充てているためだと考えられます。「広さ」と「本の密度」、どちらで比べるかによってランキングの見え方が変わってくるのが面白いところです。
Xの投稿にもあった「入ったら抜け出せない」という感覚は、この蔵書数の多さと無関係ではないはずです。150万冊、200万冊という数字は、1冊1分で表紙を眺めるだけでも数年かかる計算になります。じっくり時間をかけて棚を巡れば巡るほど、思いがけないジャンルの本や、普段は手に取らない作家の作品に出会える確率も上がります。大型書店の「沼」感は、裏を返せば読書の可能性の広さそのものなのかもしれません。
カエデが今度行ってみたい書店

関西在住の身としては、3位にランクインしているMARUZEN&ジュンク堂書店梅田店は何度か足を運んだことがあるのですが、正直「日本一広い」と言われても納得してしまう物量でした。今回調べていて一番気になったのは、やはり1位の函館蔦屋書店です。書店単体としてだけでなく、カフェや雑貨も含めた「一日過ごせる空間」として設計されているようなので、次に北海道へ行く機会があれば、真っ先に立ち寄ってみたいと思っています。
個人的には、ランキング5位のジュンク堂書店池袋本店にもまだ行ったことがないので、今回の投稿がきっかけで一気に行きたい書店リストが増えてしまいました。旅行の予定を立てるとき、観光地やグルメだけでなく「その土地の大型書店」を経由地に加えてみると、思いがけない一冊との出会いがあるかもしれません。カフェ巡りと同じ感覚で、書店巡りを旅の目的地リストに加えてみるのも楽しそうです。
大型書店は「目的の本を探す」だけでなく、「知らなかった本に偶然出会う」体験ができる場所でもあります。今回のランキングを参考に、気になる書店を旅先のリストに加えてみてはいかがでしょうか。
まとめ
- Xで話題になった「ジュンク堂池袋本店は抜け出せない」という投稿がきっかけで、全国の大型書店を調査
- 売り場面積で見た日本最大の書店は「函館 蔦屋書店」(約8,265㎡)
- ジュンク堂書店池袋本店(約6,621㎡)より広い書店は全国に複数存在する
- 「面積が広い書店」と「蔵書数が多い書店」は必ずしも一致しない
- ランキング上位には東京・大阪だけでなく、北海道・熊本・宮崎など全国各地の書店がランクイン
普段何気なく通っている本屋も、実は全国トップクラスの規模だったりするかもしれません。この記事が、次の休日にどの書店へ足を運ぶか考えるきっかけになれば嬉しいです。近くの書店を「ただの本屋」で終わらせず、一度じっくり棚を端から端まで歩いてみると、きっと新しい発見があるはずです。
それでは、また次の記事でお会いしましょう。
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