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「GOAT meets 02」刊行記念トーク、誠光社9/13開催

書店の書棚
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こんにちは。風読珈琲店のカエデです。

京都・河原町丸太町の独立系書店「誠光社」で、劇作家・ピンク地底人3号さんと文芸評論家・スケザネさん(渡辺祐真さん)によるトークイベント「こことよそに生きる人びと」が2026年9月13日(日)19時から開催されます。文芸誌『GOAT meets 02』(小学館、9月8日刊行)の刊行を記念した一夜限りのイベントです。

大型書店のトークイベントも賑やかで楽しいものですが、独立系書店ならではの少人数制イベントには、それとはまた違った良さがあります。登壇者との距離が近く、質疑応答の時間も比較的たっぷり取られていることが多いので、「本の感想を直接作家に伝えたい」という人にとっては特におすすめのイベント形式です。

25名限定のこぢんまりとした会場で、じっくり話を聞ける貴重な機会です。会期・参加方法・登壇者について整理しました。

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イベント概要

個性的な独立系書店の店内
Photo by Ytalo Marcos on Pexels
  • イベント名:ピンク地底人3号×スケザネ「こことよそに生きる人びと」――「GOAT meets 02」刊行記念
  • 日時:2026年9月13日(日)19:00〜
  • 会場:誠光社(京都市上京区中町通丸太町上ル俵屋町437)
  • 参加費:1,500円+1ドリンクオーダー
  • 定員:25名(定員到達次第締切)
  • 予約方法:Peatixまたは誠光社ウェブサイトの予約フォームから

誠光社のイベントは小規模な会場での開催が基本で、25名という定員は決して多くありません。話題の文芸誌の刊行記念イベントということもあり、早めの予約がおすすめです。

誠光社は「GOAT meets」を扱う独立書店ネットワークの参加店の一つでもあります。参加店で本誌を購入すると、ネットワーク加盟33店舗の店主によるブックセレクト&ガイドを収録した特典タブロイドペーパーが付属し、さらに本誌に載せきれなかった金原ひとみさん・朝吹真理子さんのエッセイも読めるという豪華な内容になっています。イベント当日に会場で購入するのが、この特典を確実に受け取れる一番の近道です。

ピンク地底人3号×スケザネ
「こことよそに生きる人びと」 「GOAT meets 02」刊行記念 – ピンク地底人3号 スケザネ/渡辺祐真 | イベント | 誠光社
9月8日、大きな反響を呼んだ創刊号に続く「GOATmeets」第2号が刊行されます。同誌は、読者が作家たちと出会う場として、そして作家自身が新たなテーマと出会…

文芸誌「GOAT meets」ってどんな本?

文芸誌を読む様子
Photo by Ebahir on Pexels

「GOAT meets」は小学館が刊行する文芸誌「GOAT」の派生シリーズです。本家「GOAT」は創刊号が異例の4刷・5万部を記録するなど、既存の文芸誌の枠を超えたヒットとして話題になりました。「GOAT meets」はその中でも、作家同士の対談や共作といった「出会い」に焦点を当てたシリーズです。

近年、文芸誌といえば発行部数の減少が話題になることも多いジャンルですが、「GOAT」シリーズはSNSでの話題化や、書店員のPOP・独立書店ネットワークとの連携など、従来の文芸誌とは違う売り方を模索してきたことでも注目されています。表紙に俳優やアーティストを起用し、文学に普段あまり触れない層にもリーチしようとする姿勢も特徴の一つです。

とはいえ中身は決して軽くなく、名だたる作家陣による本格的な小説・エッセイ・批評がぎっしり詰まっているのがこのシリーズの強みです。「入口はポップに、中身は骨太に」という作り方が、幅広い読者層の支持につながっているのだと思います。

2026年9月8日刊行の「GOAT meets 02」は、「こことよそ」をテーマに、異なる場所・立場で生きる人々のつながりを描く一冊です。表紙は俳優ののんさんが飾ります。

  • 主な参加作家:小川哲、三宅唱、金原ひとみ、三宅香帆、荘子it、山中瑶子、パク・ソルメ、ピンク地底人3号、大石晃
  • 目玉企画:戸奈遥による200ページ超の新作「適応」、20名の歌人によるリレー短歌企画「もしもし短歌」
  • 沖縄企画:上原沙也加、豊永浩平、小橋恭作らが参加する「Today I am, in Okinawa」プロジェクト

今回のイベントで焦点となるのは、ピンク地底人3号さんが寄稿した小説「迷彩服のマキさん」です。作品を読んでから参加するとより深く楽しめそうですが、当日までに読み切れなくても、対談の中で作品の背景や執筆の裏側が語られるはずなので、予習なしで参加しても十分に楽しめる内容になっています。

324ページというボリュームは、一冊の文芸誌としてはかなり厚めです。収録作品の多くは単発の短編ではなく、テーマ「こことよそ」を軸にゆるやかにつながる構成になっているとのことで、頭から順番に読み進めることで、異なる作家たちの視点が少しずつ重なっていく感覚を味わえそうです。イベント参加を機に一冊まるごと読み通してみるのも、この規模の文芸誌ならではの楽しみ方だと思います。

前号「GOAT meets 01」のテーマは「韓国文学の旅」でした。金原ひとみさん・朝吹真理子さん・イ・ランさんらが参加し、韓国文学ブームとも呼応する内容で話題になりました。今回の「こことよそ」というテーマは、その延長線上で「場所」というモチーフをさらに広げたものと捉えると、シリーズ全体の流れも見えてきます。

【2026/9/8発売・予約受付中 独立書店限定タブロイド紙つき】GOAT meets 02 – 往来堂書店
こことよそ そのあわいから物語は生まれる 第2号のテーマは「こことよそ」(here & there)で

登壇者紹介

ピンク地底人3号

1982年生まれの劇作家・演出家。2019年に劇作家協会新人戯曲賞を受賞し、2026年には戯曲『明日を落としても』で第29回鶴屋南北戯曲賞を受賞しています。さらに、配送業での経験を生かして書いた初の小説『カンザキさん』で第47回野間文芸新人賞を受賞するなど、演劇と小説の両方の世界で高く評価されている書き手です。「迷彩服のマキさん」でも、独特の視点で「ここではないどこか」で生きる人物を描いています。

もともと演劇の脚本で培った「せりふで人物の内面を立ち上げる」筆致が持ち味と言われており、小説家としてのキャリアはまだ始まったばかりながら、既存の純文学とは異なる文体で評価を集めています。舞台と小説、両方の現場を知る書き手ならではの視点が、今回のトークでも語られそうです。

スケザネ(渡辺祐真)

1992年生まれの文芸評論家・書評家。毎日新聞で「文芸時評」を担当するほか、YouTubeでの書評配信やゲームクリエイターとしての活動でも知られています。作品を丁寧に読み解き、わかりやすい言葉で魅力を伝えるスタイルに定評があり、今回の対談でもピンク地底人3号さんの作品世界を掘り下げる進行役として期待が集まります。

スケザネさんはこれまでにも「GOAT」シリーズの刊行記念イベントで、金原ひとみさんや小川哲さんら人気作家との対談を数多く手がけてきました。専門用語に頼らず、作品の面白さを一般読者の目線まで引き寄せて解説するスタイルは、文学に詳しくない人が参加してもついていきやすいという評判です。


会場「誠光社」について

京都の街並み
Photo by Satoshi Hirayama on Pexels

誠光社は、京都・河原町丸太町にある独立系書店です。店主自らが選書を行う棚づくりで知られ、文学・人文・アートなど、大型書店では出会いにくいラインナップが並びます。店内奥のスペースを使ったトークイベントも頻繁に開催されており、著者や評論家との距離が近い、京都でも屈指のイベントスペースとして親しまれています。

大型チェーン書店が郊外やターミナル駅に集中する一方で、誠光社のような独立系書店は住宅街に近いエリアに小さく店を構え、店主の個性がそのまま棚に表れるのが魅力です。「なんとなく本屋を覗いたら、知らない作家に出会えた」という体験がしやすいのも、こうした店ならではの強みだと感じます。今回のようなトークイベントも、そんな出会いを後押しする仕掛けの一つと言えそうです。

今回のように定員25名という小規模な会場だからこそ、質疑応答の時間にも参加しやすく、著者本人と直接言葉を交わせる可能性もあります。大型書店のトークイベントとはまた違った、独立系書店ならではの近さを楽しめるイベントです。

誠光社 京都・河原町丸太町の書店
店舗紹介、店舗内ギャラリーでの展示やトークなどイベント情報、ウェブマガジン、通信販売、刊行書籍、店主・堀部篤史の活動や仕事など

アクセス

  • 住所:京都市上京区中町通丸太町上ル俵屋町437
  • 最寄駅:京阪本線「神宮丸太町」駅から徒歩約10分、または市バス「河原町丸太町」バス停から徒歩約3分
  • 営業時間:11:00〜19:00(イベント開催日は開始時間まで通常営業)

京阪「神宮丸太町」駅からは鴨川沿いを歩いてアクセスできるので、少し早めに着いて川沿いを散歩してから向かうのも気持ちが良さそうです。夜のイベントなので、帰り道の交通手段も事前に確認しておくと安心です。9月中旬とはいえ京都の夜はまだ蒸し暑い日もあるので、羽織るものよりも歩きやすい靴を選ぶくらいの心づもりでちょうど良いかもしれません。

周辺には丸太町周辺の飲食店も多いので、開始前に軽く食事を済ませておくか、イベント後に感想を語り合いながら一杯、というプランも立てやすい立地です。京都御苑もすぐ近くにあるので、明るい時間に訪れるなら散策とあわせるのもおすすめです。


まとめ

  • 「こことよそに生きる人びと」は2026年9月13日(日)19時から、京都・誠光社で開催
  • 文芸誌「GOAT meets 02」(9月8日刊行、小学館)の刊行記念イベント
  • 登壇はピンク地底人3号さんとスケザネさん(渡辺祐真さん)
  • 参加費1,500円+1ドリンクオーダー、定員25名
  • 予約はPeatixまたは誠光社ウェブサイトから

大きな文学フェスとは違う、小さな書店ならではの近さで作家の言葉を聞ける貴重な機会です。京都にお住まいの方、京都まで足を延ばせる方は、ぜひチェックしてみてください。定員が少ないイベントなので、参加を決めたら早めに予約を済ませておくのが確実です。

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