こんにちは。風読珈琲店のカエデです。
JR西日本から「ICOCAでのご乗車に対する時間帯指定ポイント・利用回数ポイントは、2026年12月のご利用分をもって終了」というお知らせが届きました。昼間や土日にJRへ乗ると自動でついていた、あの10%のポイントです。
私も週末のおでかけやJリーグ観戦でJRに乗ることが多く、「気づいたらポイントがたまっている」仕組みに助けられていた一人です。この記事では、何が・いつ終わるのかを整理したうえで、2027年以降に代わりになる選択肢を使い方別にまとめます。
ICOCAの乗車ポイントは何が・いつ終わる?

終了するのは、ICOCAで乗車したときにWESTERポイントがたまる次の2つです(2026年9月29日 JR西日本ニュースリリースより)。
- 時間帯指定ポイント:京阪神の対象区間で、平日10時〜17時の入場・出場、または土休日の終日に乗ると、同じ月・同じ区間グループの4回目以降、運賃の10%
- 利用回数ポイント:JR西日本のICOCAエリア内で、同じ月に同一運賃区間を11回目以降、運賃の10%
スケジュールは次のとおりです。
- 対象になる最後の乗車:2026年12月31日(木)まで
- 最後のポイント付与:2027年1月上旬頃
- 2027年1月1日(金)以降:どちらのポイントも対象外
つまり12月中の乗車まではこれまでどおりポイントがつくので、あわてて何かを解約したり乗り方を変えたりする必要はありません。1月の付与を受け取ってから、新しい仕組みへ移れば十分です。
影響が大きい人・ほとんどない人
- 影響が大きい人:定期券を使わずに同じ区間を月10回以上乗る人、平日昼間の外回りが多い人、土日に同じ駅へよく出かける人
- 影響が小さい人:通勤・通学は定期券で、それ以外はたまにしか乗らない人(定期券区間はもともと対象外)
- 影響がない人:PiTaPaでJRに乗っている人(後述のとおり「PiTaPa割引サービス」は継続)
まずはICOCAアプリやWESTERのポイント履歴で、自分が毎月いくら乗車ポイントをもらっていたかを確認しておきましょう。月に数十ポイント程度なら、無理に乗り方を変えるより、次の選択肢のうち手間のかからないものを選ぶのが現実的です。
対策1:モバイルICOCAに切り替えて「モバイコGO」に参加する

JR西日本が乗車ポイントの終了とセットで始めたのが「モバイコGO」です。モバイルICOCAでJRに乗った日数と、同じ日にICOCAで買い物をした日数に応じてポイントがもらえます。
- 期間:2026年11月2日(月)〜2027年3月31日(水)利用分
- 対象:ICOCAアプリで、モバイルICOCA/Apple PayのICOCAを使っている人(カード型ICOCAは対象外)
- 参加方法:WESTERアプリ「おトクにGO!」からエントリー
- 買い物の条件:JRに乗った日と同じ日に、全国のICOCAが使えるお店で1円以上の支払い
ポイントは、月内の達成日数が1日・4日・8日・16日に届いた段階で決まります(段階ごとの数字を足し算するのではなく、到達した段階の値)。
| 達成日数(月) | 鉄道利用(通常) | 鉄道+買い物(通常) | 鉄道利用(J-WEST) | 鉄道+買い物(J-WEST) |
|---|---|---|---|---|
| 1日 | 5pt | 100pt | 10pt | 150pt |
| 4日 | 20pt | 200pt | 30pt | 300pt |
| 8日 | 30pt | 300pt | 50pt | 500pt |
| 16日 | 50pt | 500pt | 100pt | 1,000pt |
毎月の上限は、通常550pt、J-WESTカード保有者は1,100ptです。注目したいのは「鉄道+買い物」の配点の大きさで、JRに乗った日にコンビニや駅ナカでICOCAを1回使うだけで、1日目から100pt(J-WESTなら150pt)がもらえます。月に1回しか乗らない人でも、カード型ICOCAの乗車ポイントより得になるケースは多いはずです。
モバイコGOの注意点
- 期間限定:今のところ2027年3月31日まで。4月以降どうなるかは未発表です
- 定期券区間内だけの乗車は対象外:通勤定期の範囲だけで動く日はカウントされません
- J-WESTカードの優遇は翌月から:月末時点で保有と判定されると、翌月利用分から優遇テーブルになります。モバイルICOCAとJ-WESTカードのWESTER IDが同じであることも条件です
- 付与されるのはチャージ専用ポイント:ICOCAへのチャージに使う前提で考えましょう
J-WESTカードの種類や、S STACIAカードとの違いは下記記事も併せてご確認ください。

対策2:昼間・土日に同じ区間をよく乗るならPiTaPaを検討
意外と見落としやすいのがここです。今回終了するのはICOCAのポイントだけで、JR西日本のポストペイエリアでPiTaPaを使ったときの「PiTaPa割引サービス(時間帯指定割引・利用回数割引)」は引き続き利用できるとニュースリリースに明記されています。
- 向いている人:定期券を持たずに同じ区間を何度も乗る人、平日昼間や土日の移動が多い人、大阪メトロや私鉄もよく使う人
- ポイントではなく割引:後払いで、割引された運賃がそのまま請求されるので「ポイントの使い道に困る」ことがない
- 注意点:PiTaPaはクレジット機能つきのポストペイ方式なので審査があり、カードの種類によって年会費や条件が異なる
PiTaPaは種類が多く迷いやすいので、選び方は下記記事も併せてご確認ください。

ICOCA・PiTaPa・クレカのタッチ乗車を大阪の交通全体で比べた記事もあります。

対策3:定期券ユーザーは「ICO+」、駅ビル派は「お買い物応援特典」

同じニュースリリースでは、乗車ポイントの代わりに次の2つの施策も案内されています(どちらも2026年10月1日開始・終了日未定)。
ICOCA定期券の人向け「ICO+(イコプラ)」
ICOCA定期券の利用者がWESTERアプリからエントリーし、ビンゴのマスを埋めたり、ビンゴを達成したりするとポイントがもらえる仕組みです。定期券区間はモバイコGOの対象外なので、通勤定期がメインの人はまずこちらのエントリーを忘れずに。

ICOCA定期券向けの「ICO+(イコプラ)」の仕組みとビンゴのコツは、下記記事も併せてご確認ください。

すべてのICOCA向け「今日も、JRで行こう!お買い物応援特典」
対象駅をICOCAで利用し、同じ日に駅直結の対象施設で買い物をすると、合計金額に応じてポイントがもらえます。カード型ICOCAでも参加できるのがモバイコGOとの違いです。
- 大阪の対象駅・施設:大阪駅・北新地駅(ルクア大阪、エスト)、天王寺駅(天王寺ミオ)。ほかに京都ポルタ、三ノ宮・神戸・明石・姫路などの駅ビルも対象
- もらえるポイント:3,000円以上で100pt、5,000円以上で200pt、10,000円以上で500pt
- エントリー:WESPOアプリからチャレンジ当日にエントリー(WESTER会員登録・ICOCA番号の登録が必要)
- ポイントの種類:WESTERポイント(期間・用途限定)。付与は翌々月上旬、有効期限は付与月の翌月末と短め
ルクア大阪で服や手土産を買う日にエントリーしておくだけで、1万円以上なら500pt。梅田で買い物をする予定がある人は覚えておくと得です。
対策4:乗車ポイントにこだわらず、クレカのタッチ乗車も比べる
乗車ポイントがなくなると、ICOCAで乗る理由は「チャージ時のクレカ還元」と「モバイコGOなどのキャンペーン」になります。関西でもクレジットカードのタッチ決済で乗れる路線が増えているので、普段使う路線によってはそちらの方がシンプルです。
- タッチ乗車のメリット:チャージ不要、カード側のポイント・キャンペーンがそのまま乗る
- 注意点:対応路線・改札がまだ限られる。JR西日本の利用が中心なら、当面はモバイルICOCAの方が使える場面は多い
関西のタッチ乗車の対応状況は下記記事も併せてご確認ください。

使い方別のおすすめ早見表
| あなたの使い方 | おすすめの対策 |
|---|---|
| 定期券なし・JRにたまに乗る | モバイルICOCA+モバイコGO(乗った日に1回ICOCA払い) |
| 定期券なし・同じ区間を月10回以上 | PiTaPa(割引サービス継続)を比較検討 |
| 通勤はICOCA定期券 | ICO+にエントリー+休日はモバイコGO |
| JR西日本をよく使い、J-WESTカードも持てる | モバイコGOの優遇(月最大1,100pt)を狙う |
| カード型ICOCAのまま使いたい | お買い物応援特典(駅ビルでの買い物日にエントリー) |
私自身は、もともとApple PayのICOCAを使っているので、モバイコGOにはエントリー済みです。JRに乗る日は、駅のコンビニで飲み物を1本ICOCAで買うだけで「鉄道+買い物」がカウントされるので、ほとんど手間はかかりません。
WESTERポイントそのものの貯め方・使い道は、下記記事も併せてご確認ください。

まとめ
- ICOCAの時間帯指定ポイント・利用回数ポイントは2026年12月31日の乗車分で終了。最後の付与は2027年1月上旬頃
- 代わりの本命はモバイコGO。モバイルICOCA限定で、乗った日にICOCAで買い物すると月最大550pt(J-WESTカードなら1,100pt)。ただし2027年3月末までの期間限定
- PiTaPaの時間帯指定割引・利用回数割引は継続。定期なしで同じ区間をよく乗る人は乗り換え候補
- 定期券の人はICO+、駅ビルで買い物する日はお買い物応援特典のエントリーを忘れずに
12月中はこれまでどおりポイントがつくので、慌てる必要はありません。年内に自分の乗り方を一度見直して、1月からの新しいためかたに切り替えていきましょう。

