こんにちは。風読珈琲店のカエデです。
2026年を迎え、JAL Payを取り巻く環境は一変しました。2025年12月19日から実施されたチャージ還元率の大幅ダウンと、2026年1月1日からの「マイルアッププログラム」始動により、これまでの“チャージ錬金”は通用しなくなっています。
その後も、2026年8月にはエポスカードのチャージ還元終了と楽天Edy→楽天キャッシュの上限縮小、11月にはV NEOBANKのチャージ還元終了と、逆風は続いています。今回は、最新の仕様変更と、人気だったポイ活ルートの現状、そして2026年以降の新たな選択肢についてお話しします(2026年10月3日時点の情報で更新しました)。
本記事でわかること
- マイルアッププログラムの最新詳細
- JAL Pay改悪の決定的なポイント
- 封鎖・弱体化した人気ルートの現状
- JAL PayからWAONへのチャージは終了したのか
- 2026年版、日常で使える代替戦略
マイルアッププログラムの概要

「JAL Payマイルアッププログラム」は、2026年1月1日から開始された新しいマイル積算制度です。JAL PayやJAL NEOBANKの利用状況に応じて、マイル積算率が変動します。
基本の積算率
- 国内決済: 200円につき1マイル(0.5%還元)
- 海外決済: 200円につき2.4マイル(実質1.2%還元)
最大1.8%還元への内訳
特定の条件を満たすことで、国内決済の還元率を最大1.8%まで引き上げることが可能です。
- 基本還元: 0.5%
- 利用実績加算: 月間の利用回数・金額・チャージ額に応じて最大+0.6%
- 海外利用ボーナス: 月に1回でも海外外貨決済があれば翌月+0.5%
- 資産残高ボーナス: JAL NEOBANKの外貨預金残高が50万円以上で+0.2%
ただし、他の決済サービス(ANA Pay等)へのチャージ利用は、このボーナス積算の集計対象外となる点に注意が必要です。
還元率が下がるチャージ系サービス
2025年12月19日以降、以下のサービスへのチャージは、還元率が従来の0.5%から0.1%(1000円につき1マイル)へ大幅に引き下げられました。
対象サービス例
- ANA Pay
- au PAY
- WAON
- Suica/PASMO/ICOCA
- 楽天Edy
- nanaco
- バンドルカード、IDARE、VポイントPayなど
JAL NEOBANKとの連携特典
従来のプログラムに代わり、以下の条件でマイルが付与される仕組みが継続・導入されています。
- 他行からの振込: 1回3万円以上の振込で10マイル(月最大150マイル)
- 定額自動入金: 設定により毎月20マイル
- 口座振替: 1件につき5マイル
これらの銀行機能を活用することで、決済に頼らずとも年間で数千マイルをコツコツ貯めることは可能です。
JAL Payは「決済のハブ」としての役割を終え、JALを頻繁に利用する方のための「純正ウォレット」へと回帰したといえます。
変更のポイント

今回の改定で特に重要なのは、単なる還元率低下だけでなく、「出口」と「入り口」の両方が塞がれたことです。
チャージ還元の激減
上述の通り、主要なチャージ先がほぼ全て0.1%還元になりました。これにより、中継地点としての価値がほぼ消失しました。
楽天ギフトカードのコスト化
2025年12月より、コンビニ等で楽天ギフトカードを購入する際、実質3%の手数料が発生するようになりました。これにより、チャージを繰り返して楽天キャッシュへ流すルートの優位性が完全に消滅しました。
修行対象外への追加
2026年3月1日より、三井住友カード ゴールド(NL)等の年間100万円修行において、JAL Payやau PAYへのチャージが集計対象外となります。これにより、メインカードとしての「修行用ルート」も封鎖されました。
JAL PayからWAONへのチャージは終了した?
「JAL Pay WAON チャージ 終了」と検索する人が多いので、結論から整理します。JAL PayからWAONへのチャージ自体は終了していません。ただし2025年12月19日以降、WAONへのチャージは他の電子マネーと同じく0.1%(1,000円につき1マイル)の還元に下がっています。
| ルート | 2026年10月時点の状況 |
|---|---|
| JAL Pay → WAON | チャージは可能。還元は0.1%に低下し、ルートとしての旨みはほぼなし |
| JALカード → JMB WAON | JALカードからのクレジットチャージでマイルが付与されるサービスは継続。2026年4月以降は「◯年◯月◯日まで」という期限表記がなくなった |
| JMB WAONでの支払い | 200円につき1マイル(JAL PLAZAなどでは200円につき2マイル) |
WAONでマイルを貯めたいなら、JAL Payを経由するのではなく、JALカードからJMB WAONへ直接チャージして、WAONで支払うのが今の素直なルートです。付与率や対象カードは変わることがあるので、チャージ前にJALの公式ページで最新の条件を確認してください。
ポイ活界隈で人気のルートと影響
かつて隆盛を極めた“黄金ルート”は、2026年現在、以下のような状況です。
Androidユーザー:楽天キャッシュルート
- かつて: 三井住友カード(1.5%) → JAL Pay(0.5%) → ANA Pay(0.5%) → 楽天ギフトカード(1%) = 約3.5〜4.0%還元
- 現在: JAL Payが0.1%になり、さらに楽天ギフトカードに3%の手数料がかかるため、ルート自体が損失(マイナス)になる可能性が高く、推奨されません。
iPhoneユーザー:WAONルート
- かつて: JAL Pay → WAON(0.5%) → ミニストップで楽天ギフト購入(1%) = 最大4.5%還元
- 現在: 同様にJAL Pay側が0.1%に低下し、ギフトカードの手数料問題により、このルートも事実上閉鎖されました。
JAL PayをApple Payで使うと最大100%還元になるキャンペーンについては、下記記事も併せてご確認ください。

【2026年8月】追い打ちの改悪──楽天Edyチャージ上限も10分の1に

本記事を最初に公開して以降も、ポイ活業界への逆風は止まりません。2026年8月1日、今度は「楽天Edy→楽天キャッシュ」の変換ルートに大きなメスが入りました。
これまで楽天Edyから楽天キャッシュへの月間チャージ上限は100,000円でしたが、2026年8月1日の規約改定により、上限がわずか10,000円へと10分の1に縮小されました。1回あたりの操作上限も同額に制限されるため、まとめて資金を移す運用は事実上できなくなっています。
- 変更前: 月間チャージ上限100,000円
- 変更後(2026年8月1日〜): 月間チャージ上限10,000円
- 影響範囲: 楽天Edyとしての通常利用や、すでにチャージ済みの残高そのものには影響なし
JAL Pay改悪によって主要チャージルートが軒並み0.1%還元へ落ち込んだあと、数少ない「逃げ道」として機能していたのが楽天キャッシュへの迂回でしたが、この上限縮小によってその出口もほぼ塞がれた形です。特定のルートに依存したポイ活は、2026年に入ってから急速にリスクが高まっていると言えるでしょう。
楽天ルートに頼っていた人が今すぐすべきこと
すでに楽天Edy経由の運用を組んでいた方は、以下の3点を見直しておくと安心です。
- 移行済み残高の使い道を先に確認: チャージ済みの楽天キャッシュ・楽天Edy残高は引き続き使えるため、慌てて使い切る必要はない
- 月1万円の枠に収まる運用へ切り替え: まとめてチャージする発想をやめ、必要な分だけ小口で移す運用に変更する
- 資金の流れを分散: 1つのルートに頼らず、クレジットカードの直接決済も含めて複数の受け皿に分けておく
【2026年8〜11月】チャージ還元の縮小はさらに続く
JAL Payの改定は始まりにすぎず、2026年の後半はクレジットカード側・銀行側でも「チャージにはポイントを付けない」流れが一気に進みました。
| 時期 | 改定内容 |
|---|---|
| 2026年8月1日 | エポスカード:au PAY・モバイルSuica・ANA Pay・JAL Payなどへのチャージが通常ポイント(0.5%)の対象外に。ゴールド・プラチナの年間ボーナスの利用額集計には引き続き含まれる |
| 2026年8月1日 | 楽天Edy→楽天キャッシュのチャージ上限が月10万円から1万円に縮小 |
| 2026年11月1日 | V NEOBANK:デビットからの電子マネー・コード決済・交通系ICへのチャージがポイント対象外に |
| 2027年3月28日 | V NEOBANKのサービス終了(銀行取引のVポイント付与は2月28日まで) |
ANA Payへのチャージも、三井住友カード・dカード・楽天カード・JALカード・セゾンカードなど、ポイント付与の対象外にしているカードが増えています。「どのカードからチャージしても何かしら還元が付く」時代は終わったと考えておくのが安全です。
V NEOBANKの改定とサービス終了については、下記記事で詳しくまとめています。

日常支払いで使える代替手段──2026年の選択肢
JAL Payを起点とするメリットが薄れた今、2026年は「シンプルかつ高還元な直接ルート」への回帰が進んでいます。
エポスゴールド × au PAY ルート(2026年8月に弱体化)
JAL Payを経由せず、直接au PAYへチャージする戦略です。以前は「常時2.0%還元」として人気でしたが、2026年8月1日の改定でチャージ時の通常ポイントが付かなくなりました。
- 還元率(8月以降): チャージの通常ポイント0.5%は対象外。年間100万円利用で付く1万ポイントのボーナス(実質1%)の集計には含まれるため、au PAYでの支払い0.5%と合わせて年間100万円を達成できる人なら1.5%前後。達成できなければau PAY側の0.5%のみ
- 向いている人: もともとエポスゴールドで年間100万円を使う予定があり、その集計を稼ぎたい人。ボーナス目的でなければ、普通に高還元のクレジットカードで払うほうがシンプル
au PAYの最新キャンペーン情報は、下記記事も併せてご確認ください。

VポイントPay(旧Vポイントアプリ)
手軽さを重視するなら、現在最もバランスが良い選択肢です。
- 還元率: 決済時0.5%
- メリット: チャージ上限が高く、Visaのタッチ決済やオンライン決済でクレジットカードに近い感覚で使える
ファミペイ(0と5の付く日)
特定の支払いには、依然としてファミペイが強力です。
- 還元率: 0と5の付く日にPOSAカード(Amazon、Apple等)購入で合計2.0%以上
- メリット: 楽天ギフトカード以外のPOSAカードは、まだ手数料なしで購入可能なため、特定の経済圏を利用する方には有効な出口です。
ANA Pay 経由の端数調整
ANA PayはJAL Payと異なり、楽天Edyなどへチャージしても0.5%のマイル還元を維持しています。ただし、ANA Payへの入金側では、三井住友カード・dカード・楽天カード・JALカード・セゾンカード・エポスカードなど、チャージをポイント対象外にするカードが増えました。さらに楽天Edy→楽天キャッシュは月1万円が上限です。今のANA Payは「稼ぐルート」ではなく、少額の端数を無駄なく使い切るための補助くらいに考えておくのが現実的です。
チャージルートの封鎖は各社共通の流れです。2026年の主要な改定の全体像と、PayPayの詳しい変更点は下記でまとめています。


ここで名前を挙げたIDAREでは、2026年10月1日から嬉しい方向の変更もありました。ボーナス受け取りに必要だった入金条件が撤廃されるという内容です。

まとめ

2026年、JAL Payを起点とした錬金ルートは「完全終了」を迎えたと言っても過言ではありません。還元率が0.1%にまで落ち込み、三井住友カードの修行対象からも外れた今、無理にJAL Payを中継させる必要性はなくなりました。
今後は以下の視点で戦略を再構築することをお勧めします。
- 修行効率: 三井住友カードなら直接決済や、代替となる電子マネーへシフト。
- 高還元維持: チャージ経由ではなく、高還元のクレジットカードで直接払う。エポスなどもチャージは通常ポイント対象外になったため、ルートで稼ぐ発想から卒業する。
- 管理の簡素化: 制度変更に左右されにくい大手サービスへの集約。
- ルート断ちへの備え: 楽天Edy経由の楽天キャッシュチャージも上限が10分の1に縮小。単一ルートに依存しない、分散型のポイ活を意識する。
ポイントはあくまでおまけ。2026年は、複雑すぎるルートを追う時間と手間を、支出管理や確実な資産形成へと振り向ける良い転換期かもしれません。
還元率の数字に惑わされず、「無理なく続けられる自分だけの最適解」を見つけていきましょう。

