こんにちは。風読珈琲店のカエデです。
アジア最大級のスペシャルティコーヒーの祭典「SCAJ2026(SCAJワールド スペシャルティコーヒー カンファレンス アンド エキシビション2026)」が、2026年10月14日(水)〜17日(土)に東京ビッグサイトで開かれます。主催は一般社団法人日本スペシャルティコーヒー協会。今年は過去最多の約560社が出展します。
「業界向けの展示会でしょ?」と思われがちですが、一般のコーヒーファンも入場できます。まずはいちばん聞かれるチケットの答えからです。入場料は事前登録2,000円・当日3,000円、招待券があれば無料。ただし招待券でも事前登録は必須です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会期 | 2026年10月14日(水)〜17日(土)10:00〜17:00 ※南1-2ホールは16日(金)まで、最終日16:00終了 |
| 会場 | 東京ビッグサイト 南展示棟1〜4ホール |
| 入場料(4日間共通・税込) | 事前登録2,000円/当日3,000円/招待券は無料 |
| 登録 | 全員必須(招待券の人も招待コードを入れて事前登録) |
| 土曜(17日)に開いているエリア | 南3-4ホール(Coffee Village、ブリューワーズカップ決勝など) |
この記事では、チケット・招待券の入手方法と、日付ごとの見どころ(競技会・無料企画)をまとめます。
SCAJとはどんなイベント?

SCAJ(一般社団法人日本スペシャルティコーヒー協会)は、日本国内におけるスペシャルティコーヒーの普及と発展を目的に設立された業界団体です。生産者から輸入業者、ロースター、バリスタ、機器・器具メーカーまで、コーヒーに関わるあらゆる立場のプロフェッショナルが一堂に会するのが、毎年秋に開催されるこの展示会の特徴です。今回のテーマは「Brew the Future(コーヒーの未来を、共に創る)」。名実ともに、日本のコーヒー業界の「今」と「これから」を体感できるイベントといえます。
会場では、世界各国から集まった生豆の展示や試飲、最新のロースターやエスプレッソマシン、抽出器具のお披露目、そしてバリスタたちの技術を競う競技会など、コーヒーにまつわるあらゆる要素が詰め込まれています。普段カフェでコーヒーを飲むだけでは知ることのできない、生産から抽出までの奥深い世界に触れられる貴重な機会です。
私は普段、カフェ巡りが趣味と言いつつも、実際に飲んでいるコーヒーがどんな農園で、どんな人の手によって育てられ、どうやって日本まで届いているのかを深く考える機会はあまりありませんでした。SCAJのような展示会に足を運ぶことで、一杯のコーヒーの向こう側にある生産者やロースターの物語に触れられるのは、単なる「飲み比べ」以上の価値があると感じています。
開催概要
今回の開催概要は以下の通りです。会場が南1〜2ホールと南3〜4ホールに分かれており、開催日程がホールごとに一部異なる点に注意が必要です。
- 名称:SCAJ2026(SCAJワールド スペシャルティコーヒー カンファレンス アンド エキシビション2026)
- 会期:南1〜2ホール:2026年10月14日(水)~16日(金)/南3〜4ホール:2026年10月14日(水)~17日(土) 各日10:00~17:00(最終日は16:00まで)
- 会場:東京ビッグサイト 南展示棟1〜4ホール(東京都江東区有明3丁目11-1)
- 主催:一般社団法人 日本スペシャルティコーヒー協会
- 出展規模:国内外の約560社(過去最多)。うち小規模ロースター・カフェが集まるCoffee Villageに約240社
- 来場者数見込み:4日間のべ約9万5千人(80の国・地域から来場見込み)
- 入場料:事前登録2,000円(税込)/当日3,000円(税込)/招待券保有者は無料
最新のチケット販売状況や出展社リスト、来場者向けの案内は、SCAJ2026の公式サイトで随時更新されています。

東京ビッグサイトへのアクセス
会場の東京ビッグサイトは、りんかい線「国際展示場」駅やゆりかもめ「東京ビッグサイト」駅から徒歩圏内にあり、羽田空港や東京駅からもアクセスしやすい立地です。関西から日帰りで参加するのは少しタイトなスケジュールになりますが、前泊すれば4日間の会期の中で余裕を持って回れそうです。新幹線と組み合わせれば、東京観光を兼ねた小旅行として計画するのも楽しそうだと思っています。
会期が4日間と長めに設定されているのも、遠方から参加する人にとってはありがたいポイントです。平日に有給休暇を取って空いている時間帯にじっくり回るか、土曜日の最終日に合わせて訪れるか、自分のスケジュールに合わせて計画を立てられます。宿泊を伴う遠征になる場合は、会場周辺のホテルが会期中に混み合いやすいことも考えられるため、参加を決めたら宿の確保も早めに動いておくと安心です。
チケット・招待券の入手方法
SCAJ2026は、招待券の有無にかかわらず来場者一人ひとりの事前登録(来場登録)が必須です。登録の道は「有料の事前登録」と「招待コードを使った無料登録」の2通り。それぞれの手順を整理します。
1. 事前登録(いちばん確実な方法)
招待券のあてがない場合は、公式サイトの「来場登録」から事前登録するのが基本です。来場事前登録は2026年8月18日に受付が始まっています。当日券より1,000円安く、混雑する当日の受付列も避けられます。
- 料金: 事前登録2,000円/当日3,000円(いずれも税込・4日間共通)。招待コード利用時は無料
- 手順: ①公式サイトで来場者情報とアンケートを入力 → ②オンラインで参加費を決済(招待コードがあれば決済なし)→ ③マイページから入場バッジを表示・印刷
- 当日必要なもの: 事前登録で発行される入場バッジ(スマホ表示または印刷)。記載のQRコードで受付を通過します
- 再入場: 一度の登録で会期中は何度でも入場可能。連日通う遠征組にはありがたい仕様です

2. 招待券・招待コードを使う場合
招待券(招待コード)を持っていれば入場は無料です。ただし招待コードを入力した事前登録は別途必要で、コードなしで当日ふらっと入れるわけではない点に注意してください。
一般のコーヒーファンが招待コードを入手する主なルートは、出展するロースターやコーヒー関連企業からの配布です。2026年は、次のようなお店が招待券の配布を告知していました(いずれも数量・期間限定)。
| 配布元 | 条件 | 状況(10/11時点) |
|---|---|---|
| Kurasu(京都) | 招待券の無料プレゼント | 公式ブログで案内 |
| WOODBERRY COFFEE | 税込3,000円以上の配送商品に招待券を同梱 | 商品ページで在庫を確認 |
| PostCoffee | 「SCAJ2026招待券付き」コーヒー豆ボックス(3,000円) | 商品ページで在庫を確認 |
| キャピタルコーヒー | 7,800円以上の購入で1枚 | 9/30注文分で終了 |
| ORIGIN COUNTRIES | 生豆10kg以上の購入で先着順 | 10/5で終了 |
開幕直前のいまは、残っている配布を探すより事前登録(2,000円)が確実です。当日券より1,000円安く、受付の列も短くて済みます。

来年以降も、配布の主なルートは次の3つです。
- 出展ロースターの通販・店頭: 一定額以上の購入者に招待コードを配布(数量・期間限定のことが多い)
- 出展企業の公式SNS・メルマガ: フォロワー向けにコードを配布する告知が出ることがある
- 勤務先・取引先が業界関係者: 出展社は取引先向けの招待枠を持っているため、心当たりがあれば聞いてみる
フリマアプリなどで招待券が転売されることもありますが、無効化やトラブルのリスクがあるため、公式・出展社の正規ルートで手に入れるのが安心です。配布の内容は年ごとに変わるので、最新情報は必ず各社の告知で確認してください。
学生・同伴者について
2026年時点で、公式サイトに学生割引の案内は出ていません。学生の方も事前登録2,000円が基本です。家族や友人と一緒に行く場合も、全員がそれぞれ来場登録(=人数分のチケットまたは招待コード)を済ませる必要があります。1つの登録で複数人が入場することはできません。
日付別の見どころ:競技会と無料企画
SCAJ2026では、6つのコーヒー競技会(5つの日本一と1つの世界一)が会場で開かれます。見たい競技に合わせて日程を選ぶのがおすすめです。
| 日付 | 競技会 | ステージ |
|---|---|---|
| 10/14(水) | JBC(バリスタ)準決勝・決勝/JSC(サイフォニスト)決勝 | A(南2)/C(南4) |
| 10/15(木) | JBC(バリスタ)準決勝・決勝/WSC(サイフォニスト世界大会) | A(南2)/C(南4) |
| 10/16(金) | JCTC(カップテイスターズ)準決勝・決勝/JHDC(ハンドドリップ)決勝 | A(南2)/C(南4) |
| 10/17(土) | JBrC(ブリューワーズカップ)決勝 | C(南4) |
バリスタの日本一を決めるJBCの優勝者は、2027年春に東京で20年ぶりに開かれる世界大会(WBC2027)への出場権を得ます。日本代表が決まる瞬間を見られるのは14・15日です。
入場料だけで参加できる無料企画
- Coffee Village(南3-4ホール):全国・海外の小規模ロースターとカフェ約240社が出展。ロースターと話しながら、産地や精製方法の違いを飲み比べられます。17日(土)も開催
- BREW BAR:4日間で24プログラム予定。コロンビア・ナリーニョ産ゲイシャのカッピングや、バリスタ大会ジャッジによるエスプレッソ試飲など。予約不要・数量限定
- MINI STAGE:4日間で20以上のプログラム(各50分)。日本酒で発酵させたコーヒー、ホップコーヒー、ブラインドカッピング大会、焙煎講習など。予約不要
土曜しか行けない人も、Coffee VillageとJBrC決勝があるので十分楽しめます。ただし南1-2ホールは16日(金)で終わるので、見たい出展社がどちらのホールにいるかを公式サイトの出展社リストで確認しておきましょう。
当日の楽しみ方

会場は広大な展示ホールなので、事前にある程度回るエリアの目星をつけておくと効率よく楽しめます。生豆の展示ブースでは世界各国の産地の豆を実際に見て香りを確かめられ、機器メーカーのブースでは最新のロースターやドリッパーの実演を見学できることもあります。試飲を提供しているブースも多いので、飲み比べをしながら好みの味わいの傾向をつかんでいくのもおすすめの回り方です。
- 事前登録でチケット代を節約する:事前登録なら2,000円、当日購入だと3,000円になるため、参加を決めたら早めに登録しておくのがお得です
- 公式サイトでタイムスケジュールを確認する:競技会やセミナーは開催時間が決まっているため、見たいプログラムがあれば事前にチェックしておきましょう
- 歩きやすい服装で参加する:広い会場を長時間歩き回ることになるため、履き慣れた靴がおすすめです
- 名刺や筆記用具を持参する:気に入った豆やお店の情報をメモしておくと、後日改めて注文する際に役立ちます
バリスタたちの競技会も見どころ

SCAJの会期中には、上の表のとおり日本一のバリスタを決める競技会などが開かれます。プロのバリスタが真剣な表情で抽出やラテアートに挑む姿は、コーヒー好きなら一度は生で見ておきたい迫力があります。普段カフェでカウンター越しに見るコーヒーの抽出とはまた違う、緊張感のあるステージを間近で見学できるのも、この規模の展示会ならではの魅力です。
競技会では、抽出時間や湯温、豆の挽き具合といった細かな数値管理から、審査員に向けたプレゼンテーションの構成まで、一杯のコーヒーを完成させるまでのあらゆる工程が競われます。何気なく飲んでいる一杯の裏側に、これほど緻密な技術と工夫が積み重ねられているのかと、見ているだけで新しい発見がある時間になるはずです。
競技を見た後は、自分でもハンドドリップの腕を磨いてみたくなるかもしれません。自宅で本格的な一杯を淹れるための基本を、以前の記事でまとめていますので、あわせて読んでみてください。

産地の個性を知る絶好の機会
SCAJの魅力のひとつは、普段カフェのメニューでは「エチオピア」「ブラジル」といった一言で片付けられがちな産地の個性を、実際に生豆を見たり試飲したりしながら体感できることです。同じ産地の豆でも、農園や精製方法、焙煎の違いによって驚くほど味わいが変わります。大阪で開催されているジャパンコーヒーフェスティバルのような「まち歩き型」のイベントとはまた違う、業界の最前線に触れられる密度の濃さがSCAJならではの体験だと思います。


コーヒー豆の種類や特徴について基礎から知っておくと、会場を回るときの解像度がぐっと上がります。アラビカとロブスタの違いなど、基本的な知識を先に押さえておくと、生豆展示のブースでの説明もより深く理解できるはずです。
参加する前に知っておきたいこと
Q. 一般のコーヒーファンでも参加できますか?
A. SCAJはもともとコーヒー業界関係者向けの商談の場として始まった展示会ですが、現在は入場チケットを購入すれば一般のコーヒーファンも参加できるようになっています。公式サイトでも「コーヒーに興味のある方ならどなたでも」参加を歓迎する姿勢が示されているので、業界関係者でなくても気兼ねなく訪れて大丈夫です。
Q. チケットはどこで購入できますか?
A. 招待券のあてがなければ、公式サイトの事前登録(2,000円)が基本です。詳しい手順と招待コードの入手ルートは、上の「チケット・招待券の入手方法」にまとめています。
Q. 何日目に行くのがおすすめですか?
A. 全エリアを回りたいなら南1-2ホールも開いている14〜16日、バリスタ日本一の決勝を見たいなら14・15日、平日に休めない人は17日(土)です。土曜は南3-4ホールのみですが、Coffee Villageは開いています。
Q. コーヒー豆や器具の購入もできますか?
A. 出展社によっては、会場での物販や商談を行っているブースもあります。ただし基本的には業界関係者向けの商談を主目的とする展示会のため、一般の来場者がその場で豆を購入できるかどうかはブースによって異なります。気になる出展社がある場合は、事前に公式サイトの出展社リストで物販の有無を確認しておくと安心です。
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ドリッパー:円すい形で湯の注ぎ方による味の変化を楽しめる、ハンドドリップの定番です。
ドリップスケール:豆と湯の量、抽出時間を同時に測れると、毎回の味が安定します。
手挽きミル:淹れる直前に挽くだけで香りが大きく変わります。セラミック刃で丸洗いできるタイプが扱いやすいです。
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まとめ
- SCAJ2026は2026年10月14日(水)~17日(土)、東京ビッグサイト南展示棟で開催
- アジア最大級のスペシャルティコーヒー展示会で、過去最多の約560社が出展
- 一般のコーヒーファンも入場チケットを購入すれば参加可能
- 事前登録2,000円、当日3,000円、招待コードがあれば無料。いずれも来場登録は必須
- JBC(バリスタ)準決勝・決勝は14・15日、土曜はCoffee VillageとJBrC決勝
- BREW BAR・MINI STAGEは入場料だけで参加できる無料企画
普段は完成された一杯のコーヒーを楽しむだけの私たちも、こうした展示会に足を運ぶことで、その一杯の裏側にある生産者やロースター、バリスタたちの情熱を感じ取れるはずです。この秋は少し足を延ばして、コーヒーの奥深い世界に浸る一日を過ごしてみてはいかがでしょうか。会場で出会った豆やお店の名前を控えておけば、旅の余韻を自宅でも長く楽しめるはずです。


