こんにちは。風読珈琲店のカエデです。
京都・三条高倉の京都文化博物館で、令和6年能登半島地震復興祈念「不滅の力 永井豪 ―永井豪記念館リバイバル―」が、2026年11月28日(土)〜2027年1月11日(月・祝)に開催されます。
石川県輪島市にある「永井豪記念館」は、2024年1月の能登半島地震とその後の火災で大きな被害を受けました。本展は、その焼け跡から見つかった原画やフィギュア、そして記念館で展示されていた代表作の原稿を、京都の地でもう一度見られる展覧会です。マンガ好きはもちろん、「美術館でマンガ展ってどうなの?」という人にも、一枚の原稿が背負ってきた時間を感じてもらえる内容になりそうなので、基本情報と見どころをまとめました。

「不滅の力 永井豪」展の基本情報

- 展覧会名:令和6年能登半島地震復興祈念「不滅の力 永井豪 ―永井豪記念館リバイバル―」
- 会期:2026年11月28日(土)〜2027年1月11日(月・祝)
- 会場:京都文化博物館 3階展示室(京都市中京区高倉通三条上る東片町623-1)
- 開室時間:10:00〜18:00(金曜は19:30まで)※入場は閉室の30分前まで
- 休館日:月曜日(1月11日は開館)、年末年始(12月28日〜1月4日)
- 観覧料(当日):一般1,600円、大高生1,200円、中小生700円、未就学児無料
- 観覧料(前売・団体):一般1,400円、大高生1,000円、中小生500円
- 主催:京都府、京都文化博物館、産経新聞社、ABCテレビ、ダイナミックプロダクション
前売券なら一般で200円お得です。チケットはローソンチケットやイープラスなどで扱われています。注意したいのは年末年始の休館で、12月28日から1月4日までは閉まっています。冬休みや帰省の前後に行くなら、12月27日までか、1月5日以降を狙うのがよさそうです。
永井豪記念館と、能登半島地震のこと
永井豪さんは石川県輪島市の出身。『マジンガーZ』『デビルマン』『キューティーハニー』など、ロボットアニメやダークヒーローものの原点ともいえる作品を数多く生み出してきたマンガ家です。輪島の朝市通りのそばには、その功績を伝える永井豪記念館がありました。
2024年1月1日の能登半島地震では、朝市通り一帯が大規模な火災に見舞われ、記念館も被災しました。報道によると、その後の調査で焼け跡から原画108点やフィギュア類が見つかったといいます。本展は、そうして「残った」作品たちを中心に、記念館を京都でよみがえらせる試みです。
- 永井豪さんの出身:石川県輪島市
- 記念館の被災:2024年1月の能登半島地震と、その後の朝市通りの火災
- 見つかったもの:原画108点やフィギュア類(報道より)
- 本展の位置づけ:復興祈念展。輪島市が全面協力
見どころ① 修復された原画と「発見時のまま」の原画

いちばん心に残りそうなのは、被災原画の見せ方です。『マジンガーZ』の被災原画は修復を終えた状態で、一方の『魔王ダンテ』の被災原画は、発見時の状態のまま展示されるといいます。
修復された原画は「よみがえる力」を、手を加えない原画は「何が起きたのか」をそれぞれ伝えてくれます。2つを並べて見ることで、作品を守り、受け継いでいく人たちの仕事にも目が向くはず。絵の上手さだけでなく、紙そのものに刻まれた時間を見る展示になりそうです。
見どころ② 輪島から来た大型フィギュアたち

記念館でおなじみだった大型フィギュアも見どころです。修復された「マジンガーZ」の大型フィギュアに加えて、東京にある石川県のアンテナショップから被災した大型フィギュア「グレートマジンガー」が出張展示されます。
ロボットアニメ世代の人には懐かしく、そうでない人にも存在感だけで圧倒されそうなサイズ感。写真撮影の可否は展示ごとに異なる可能性があるので、会場の案内に従ってください。
見どころ③ 描き下ろしマンガと代表作の原稿
本展のために永井豪さんが描き下ろした、輪島の思い出をテーマにした初公開のマンガ原稿も展示されます。ふるさとが被災したあとに、作者自身が輪島をどう描くのか。この展覧会でしか読めない一作です。
- 描き下ろしマンガ:輪島の思い出がテーマ、本展で初公開
- 代表作の原稿:記念館の開館時に展示されていた作品、デビュー作を含む原稿
- 記念館の看板イラスト:二代目看板用のイラスト
- 輪島大祭(キリコ祭):輪島の祭りに関する展示も
京都文化博物館へのアクセスと、あわせて楽しみたいこと

京都文化博物館は、地下鉄烏丸線・東西線の「烏丸御池」駅から徒歩3分ほど。阪急「烏丸」駅や京阪「三条」駅からも歩ける距離です。旧日本銀行京都支店の建物を活かした「別館」は、レンガ造りの重要文化財建築として見ごたえがあります。
三条通周辺はカフェや老舗の喫茶店も多いエリア。展示を見たあとは、近くでコーヒーを飲みながら、輪島のことや作品の記憶を少し振り返る時間をとるのもいいと思います。
こんな人におすすめ・回り方のコツ
- マンガ・アニメが好きな人:『マジンガーZ』『デビルマン』世代はもちろん、リメイク作品から入った若い世代にも、原点の原稿を見るよい機会
- 能登のことが気になっている人:ニュースで見た被災地の「その後」を、文化の側から知ることができる
- 原画展が初めての人:ペンの強弱やホワイトでの修正、写植の貼り跡など、印刷では見えない部分に注目すると面白い
会期終盤や祝日は混雑が予想されるので、金曜の夕方(19:30まで開室)や平日の午前がねらい目です。原稿は一枚ずつ近くで見たくなるので、見学時間は1時間〜1時間半ほど見ておくと、急がずに回れます。
グッズ売り場も用意される予定です。展示の売上などが輪島の復興にどう生かされるかは、会場や公式サイトの案内を確認してみてください。訪れること自体が、ささやかな応援になるかもしれません。
なお本展は、東京への巡回も予定されているようです。日程はまだ詳しく発表されていないので、関西で見られるうちに足を運んでおきたいところです。
京都の展覧会では、京セラ美術館の「禅とジブリ」京都展も紹介しています。ポップカルチャー系の展示をはしごしたい方はこちらもどうぞ。

関西で開催中・開催予定の美術展は、まとめページで一覧にしています。

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まとめ
- 会期:2026年11月28日(土)〜2027年1月11日(月・祝)、京都文化博物館 3階展示室
- テーマ:能登半島地震で被災した輪島・永井豪記念館の作品を京都で紹介する復興祈念展
- 注目:修復された「マジンガーZ」原画、発見時のままの「魔王ダンテ」原画、輪島を描いた描き下ろしマンガ
- 料金:当日一般1,600円(前売1,400円)。12/28〜1/4は休館
作品が残ること、それを見に行けることの重みを感じられる展覧会です。年末年始の休館だけ気をつけて、ぜひ足を運んでみてください。

