こんにちは。風読珈琲店のカエデです。
PayPayをよく使う人が次に迷うのが、「PayPayカードを作るなら、無料の通常カードか、年会費11,000円のゴールドか」です。ゴールドは2026年6月2日から特典が大きく変わり、以前の「通常カードより0.5%多く還元」という強みがなくなりました。
結論から言うと、ほとんどの20代は年会費無料のPayPayカードで十分です。ゴールドを選ぶ意味があるのは、ソフトバンクの回線や光回線を使っている人か、通信料を除いて年間100万円以上をカードで払う人に限られます。この記事では、2026年11月1日時点の条件で、2枚の違いと損益の分かれ目を整理します。
PayPayカードとゴールドの違い(2026年11月時点)

| 項目 | PayPayカード | PayPayカード ゴールド |
|---|---|---|
| 年会費 | 永年無料 | 11,000円(税込) |
| 基本の還元率 | 1.0% | 1.0% |
| PayPayステップ達成時 | 最大1.5% | 最大1.5% |
| 年間利用特典 | なし | 年間100万円以上の利用で11,000ポイント |
| ソフトバンクのスマホ料金 | 1% | 最大10% |
| ソフトバンク光/Air | 1% | 最大10%(光/Airのみの利用は1.5%) |
| 空港ラウンジ | なし | 国内・ハワイの主要空港ラウンジが無料 |
| 旅行保険 | なし | 海外・国内旅行保険が付帯 |
| ゴールドの家族カード・ETCカード | — | 年会費無料(ゴールド家族カードのETCを除く) |
| 新規入会特典(ゴールド) | — | 5,000ポイント(入会翌々月) |
※ソフトバンクの公式ページ、PayPayカード公式の案内、報道で確認した2026年11月1日時点の内容です。特典は会員ごとの年会費請求月から順に切り替わっていて、キャンペーンの内容も時期で変わるので、申し込む前に公式サイトで確認してください。
表のとおり、ふだんの買い物の還元率は、無料のカードもゴールドも同じ1.0%です。ゴールドだけで得をするのは、「年間100万円の特典」と「ソフトバンク系の通信料・電気代の高い還元率」の2つだけになりました。
PayPayステップの上乗せは2枚とも同じ
どちらのカードも、PayPayアプリに「PayPayクレジット」を設定して、PayPayステップの条件(200円以上の支払いを月30回以上、かつ合計10万円以上)を満たすと、翌月は0.5%上乗せされて最大1.5%になります。PayPayステップを使うには本人確認(eKYC)が必要です。この部分はカードのランクに関係ありません。
2026年6月の変更でゴールドは何が変わった?
変更前のゴールドは、PayPayカードより常に0.5%多く還元されていました。2026年6月2日以降は、2回目以降の年会費の請求月から次のように切り替わっています。
- 廃止:支払い額に対する+0.5%の上乗せ
- 新設:年間の利用額が100万円以上になると11,000ポイント(年会費と同じ額)
- 100万円の集計に入らない支払い:PayPay残高へのチャージ、ETCカードの利用、ソフトバンク・ワイモバイル・LINEMOの通信料など
つまり、通信料を除いて年間100万円使えば年会費は実質0円、100万円に届かなければ11,000円がそのまま負担です。以前は「年に220万円使えば0.5%の上乗せで年会費の元が取れる」という計算でしたが、今は100万円使うかどうかで結果がはっきり分かれます。
ほかの変更(ポイント払い分が還元の対象外になった、公共料金の還元が0.5%に下がった など)は、下記記事にまとめています。

ゴールドで元が取れるのはどんな人?

ゴールドの年会費11,000円をどう取り返すかで考えると、パターンは2つです。
① 通信料を除いて、年間100万円以上カードで払う
月に約8.4万円をPayPayカード ゴールドで払うと、年間100万円に届きます。11,000ポイントがもらえるので、年会費は実質0円です。ただし、ここで得をするのは年会費がなくなった分だけです。無料のPayPayカードと比べて、還元が多くなるわけではありません。空港ラウンジや旅行保険を使う人にとっては「無料でゴールドの特典が付く」、使わない人にとっては「無料カードと同じ」です。
② ソフトバンクのスマホ・光回線を使っている
ゴールドがはっきり得になるのはこちらです。ソフトバンクのスマホ料金が最大10%還元になるので、たとえば2人分の通信料が月15,000円なら、無料のカード(1%)との差は月1,350円分、年間で約16,000円分になります。この場合は年会費を払っても元が取れます。
反対に、ワイモバイルやLINEMO、他社の回線を使っていて、年間100万円にも届かない人は、ゴールドにすると11,000円の損です。
| あなたの使い方 | おすすめ |
|---|---|
| ソフトバンクのスマホ・光回線を家族で使っている | ゴールド |
| 通信料を除いて年間100万円以上カードで払い、ラウンジや保険も使う | ゴールド |
| 年間100万円に届かない/届くかわからない | PayPayカード(無料) |
| ワイモバイル・LINEMO・他社の回線 | PayPayカード(無料) |
| ほかのカードを家計のメインにしている | PayPayカード(無料)をサブで |
カエデの場合:メインは三井住友、PayPayカードは作っていない

わが家の生活費は、三井住友カード ゴールド(NL)と家族カードにまとめていて、夫婦の利用を合わせた年間100万円で翌年以降の年会費を無料にしています。仕組みはPayPayカード ゴールドの新しい特典とよく似ていますが、年会費が0円になるかどうかを決める「100万円」はどちらか1枚でしか達成できません。
回線もソフトバンクではないので、私がいまPayPayカード ゴールドを作る理由はありません。PayPayは日用品の支払いによく使っていますが、三井住友カードは2026年9月以降もPayPayで直接払える数少ない他社カードなので、PayPayカードがなくても困っていません(詳しくは、下記記事を参照してください)。
2026年9月からPayPayで使えるクレジットカードの整理は、下記記事も併せてご確認ください。


もし、PayPayステップの条件を毎月達成できるくらいPayPayを使う生活になったら、作るのは年会費無料のPayPayカードです。三井住友カード ゴールド(NL)のような「100万円で年会費無料」になるカードとの比較は、下記記事も参考になります。

申し込む前に確認したいこと
- あとから切り替えられる:迷ったら無料のPayPayカードを作り、ソフトバンクに乗り換えたときにゴールドへ切り替えれば十分
- 100万円特典はもらえるまでに時間がかかる:年会費は先に請求され、11,000ポイントは100万円に達した月の翌月に付与される
- 100万円に入らない支払いがある:PayPay残高へのチャージ、ETC、ソフトバンク系の通信料は集計の対象外
- 入会特典は初めての人だけ:以前にゴールドに入会したことがある人は対象外
- PayPay残高へのチャージは還元の対象外:ポイントをもらうには「PayPayクレジット」で払う
PayPayの還元率の全体像は、下記記事にまとめています。

まとめ
- ふだんの買い物の還元率は、PayPayカードもゴールドも同じ1.0%(PayPayステップ達成で最大1.5%)
- ゴールドは2026年6月から+0.5%の上乗せが廃止され、「年間100万円以上の利用で11,000ポイント」に変わった
- 100万円に届けば年会費11,000円は実質無料。届かなければそのまま負担
- ソフトバンクのスマホ・光回線を使っている人は、最大10%還元でゴールドが得
- それ以外の20代は、年会費無料のPayPayカードで十分
「ゴールド」と聞くとお得そうに感じますが、いまのPayPayカード ゴールドは、使う人と使わない人ではっきり損得が分かれるカードです。自分の回線と年間の利用額を一度計算してから選ぶのがおすすめです。

