こんにちは。風読珈琲店のカエデです。
イオンの株主優待「オーナーズカード」は、イオンでの買い物額に応じて半年ごとにお金が戻ってくる、生活に直結した優待です。2025年9月の株式分割(1株→3株)にあわせて、2026年2月末の権利確定分から100株・返金率1%の区分が新設され、少ない資金でも株主になりやすくなりました。
「100株だと実際いくら得なの?」「NISAで買う意味はある?」という疑問に答えるため、この記事ではイオン株式会社の公式IR情報(2026年11月時点)をもとに、オーナーズカードの仕組みと、月の買い物額別の損益を20代の目線でシミュレーションしました。
イオンのオーナーズカードとは

オーナーズカードは、イオン株を100株以上持っている株主に発行される「株主ご優待カード」です。買い物のときにレジで提示すると、半年間の買い物額に持株数に応じた返金率をかけた金額が、後でまとめて戻ってきます。
持株数ごとの返金率
| 持株数 | 返金率 | 半年100万円使った場合の返金 |
|---|---|---|
| 100株〜 | 1% | 1万円 |
| 200株〜 | 2% | 2万円 |
| 300株〜 | 3% | 3万円 |
| 1,500株〜 | 4% | 4万円 |
| 3,000株〜 | 5% | 5万円 |
| 9,000株〜 | 7% | 7万円 |
返金の対象になるのは、家族カードの利用分とあわせて半年で100万円までの買い物です。
優待の基本ルール
- 権利確定日:毎年2月末日と8月末日(2026年の権利付最終日は2月25日・8月27日でした)
- カードの到着:新規株主には権利確定日から約2か月後に、本人カードと家族カードの2枚が届く
- 対象の支払い方法:現金、WAON、イオンマークのカードのクレジット払い、AEON Pay、イオン商品券・イオンギフトカード
- 返金時期:3〜8月末の買い物分は10月、9〜2月末の分は4月に、イオン店舗で現金またはWAON POINTで受け取る
- スピード還元:イオンオーナーズクラブに登録し「電子交付」と「WAON POINT還元」を選ぶと、3月下旬・9月下旬に受け取れる
専門店など一部の会社・店舗では、現金払いのときだけ特典の対象になります。また、PayPayなどの他社コード決済や、他社のクレジットカードで払った分は対象外です。
オーナーズカードの3つの特典

特典1:買い物額に応じて1〜7%の返金
上で紹介した返金特典です。イオン・マックスバリュなどの店舗で使えるので、普段の食料品・日用品の買い物がそのまま対象になります。
特典2:お客さま感謝デーと併用できる
毎月20日・30日の「お客さま感謝デー」では、5%割引に加えて返金特典も受けられます。イオンカードで払えばカードのポイントもつくので、「5%OFF+株主返金+カードのポイント」の三重取りになります。

特典3:お会計時割引・優待料金
イオンシネマ、イオンイーハート、メガスポーツ、イオンペットなどでは、カードを提示するとその場で割引や優待料金になります(これらの店舗では返金特典はつきません)。
イオンラウンジの利用回数は持株数で決まる
オーナーズカードがあると、イオンモール内の「イオンラウンジ」も使えます。2026年5月からは利用回数が持株数で決まるようになり、100〜299株は月4回、300〜1,499株は月8回、1,500株以上は月16回です。
100株で元は取れる?買い物額別シミュレーション
いちばん気になるのは「100株でどれくらい得か」だと思います。前提を置いて計算してみます。
- 株価:2026年夏ごろの1,300〜1,400円台を目安に、100株=約14万円(購入前に必ず最新の株価を確認)
- 配当:2026年度の予定は年15円(100株で年1,500円、税引前)
- 返金率:100株は1%
| 月のイオンでの買い物 | 年間の返金(1%) | 配当込みの年間メリット | 投資額14万円に対する利回り |
|---|---|---|---|
| 1万円 | 1,200円 | 2,700円 | 約1.9% |
| 2万円 | 2,400円 | 3,900円 | 約2.8% |
| 3万円 | 3,600円 | 5,100円 | 約3.6% |
| 5万円 | 6,000円 | 7,500円 | 約5.4% |
月2万円以上イオンで買い物する家庭なら、配当と返金をあわせて年3%前後のリターンが見込めます。逆に、イオンをほとんど使わない人にとっては、配当利回り1%強の株を持つだけになるので、優待目当てで買う意味は薄いです。
200株・300株にするとどうなる?
返金率は200株で2%、300株で3%に上がります。たとえば月3万円の買い物なら、300株(約42万円)で年1万800円の返金です。ただし投資額も3倍になるので、投資額に対する返金の利回りは100株と同じです。株数を増やす意味があるのは、家族カードとあわせて半年100万円近くイオンで使う家庭に限られます。
20代がイオン株を買うときの注意点

- 株価が下がるリスク:優待で年数千円得をしても、株価が1割下がれば1万円以上の含み損になる
- 優待は改定される:2026年にも返金率の区分変更やラウンジ回数の変更があった。将来も同じ内容が続く保証はない
- 1銘柄への集中は避ける:長期の資産形成の中心はインデックス投資にして、優待株は「楽しみ枠」と割り切る
- 権利付最終日に注意:権利確定日の2営業日前までに買わないと、その回の株主名簿に載らない
- 引っ越しの予定:イオンが近くにない土地に引っ越すと、優待の価値がほぼなくなる
NISAの成長投資枠で買うのもアリ
イオン株は新NISAの成長投資枠でも買えます。NISAなら配当や売却益が非課税になり、オーナーズカードの優待もふつうに受けられます。ただし、優待の返金そのものはもともと非課税(買い物の値引きに近い扱い)なので、NISAで得になるのは配当と値上がり益の部分です。NISAで優待株を持つときの考え方は、下記記事を参考にしてください。

カエデはどうする?
私カエデは、新NISAのつみたて投資枠で「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」を積み立てつつ、配当目的の個別株を端株(1株投資)で少しずつ持っています。ただ、イオン株は持っていません。優待を受けるには100株が必要なうえ、いまの大阪の家の近くの買い物はライフが中心で、返金特典を使い切れないと判断しているからです。一方で、近所のスーパーがイオン系で、食費が月3〜5万円かかる家庭なら、100株を「家計の割引券」として持つのは合理的な選択だと思います。
投資をこれから始める人は、まずは投資の基本を押さえてから個別株を検討してみてください。イオン経済圏全体の使い方は、下記記事にまとめています。

最新の優待内容は、イオン株式会社の公式IRページで確認してください。
まとめ
- オーナーズカードは100株以上の株主に発行され、半年の買い物額に1〜7%の返金(半年100万円まで)
- 2026年2月末の権利確定分から100株・返金率1%の区分ができ、約14万円から株主になれる
- 感謝デーの5%OFFと併用でき、イオンカード払いならポイントも三重取り
- 月2万円以上イオンで買う家庭なら、配当込みで年3%前後のメリット
- 株価下落と優待改定のリスクがあるので、資産形成の中心にはしない
株主優待は「使い切れるかどうか」がすべてです。自分の生活圏にイオンがあるか、月にいくら使っているかを家計簿で確かめてから、検討してみてください。※本記事は特定の銘柄の購入をすすめるものではありません。投資は自己責任でお願いします。それでは、また風読珈琲店でお会いしましょう。

