こんにちは。風読珈琲店のカエデです。
先日、ドコモMAXとDAZNの記事を書いていたときに「そういえば少し前まで、J3リーグは『Lemino』で無料で見られていたはず」と思い出し、改めて調べてみました。すると、Leminoで無料配信されていたのはすでに過去の話で、今はJ3もDAZN中心の体制に変わっていることが分かりました。
「Lemino×J3」で検索すると、まだ無料配信を紹介する記事がたくさん出てきますが、情報が古いまま残っているケースも多いようです。せっかく興味を持って調べたのに、実際には見られないサービスをすすめられてしまうのは残念なことなので、この記事では、LeminoがJ3を無料配信していた時期と、なぜ今はDAZNに変わったのか、そして今からJ3を見るにはどうすればいいのかを、時系列で整理します。
LeminoがJ3を無料配信していたのは2024〜2025年

NTTドコモの動画配信サービス「Lemino」は、2023年4月12日に「dTV」をリニューアルする形でスタートしました。そして2024年2月24日に開幕した「2024明治安田J3リーグ」から、全試合の無料ライブ配信&見逃し配信を開始しています。
- 2024明治安田J3リーグ:全試合を無料ライブ配信&見逃し配信。J2昇格プレーオフも対象。
- 2025明治安田J3リーグ:前年に続き全380試合を無料ライブ配信&見逃し配信。
- 視聴方法:無料のdアカウントでログインすれば、Leminoプレミアム(月額1,540円)に入らなくても視聴できていた。
- 見逃し配信:生配信から2週間は無料。それ以降はLeminoプレミアム会員向けの配信に切り替わる仕組みだった。
J1・J2に比べて注目されにくいJ3を、通信キャリア系の動画配信サービスが無料で全試合届けてくれるというのは、地方クラブを応援するファンにとってかなりありがたい体制でした。この無料配信が続いたのは、2024年・2025年の2シーズンです。Jリーグの試合を現地で見る楽しさを教えてくれたのはJ1・J2のクラブでしたが、地元から遠く離れた地域のJ3クラブの試合を気軽にチェックできたのは、Leminoの無料配信があったからこそだったと、今振り返ると感じます。
そもそもなぜJ3だけLeminoが担当していたのか
Jリーグの放映権といえばDAZNのイメージが強い人も多いと思いますが、当時はJ1・J2の主要な放映権をDAZNが、J3の全試合無料配信をLeminoが担当するという、カテゴリごとに配信元が分かれた体制になっていました。放映権はリーグ側が大会・カテゴリ単位で契約を結ぶビジネスなので、同じJリーグでもカテゴリによって配信元が違う、という状態は珍しくありません。DAZNとJリーグ自体の放映権契約は2023年3月に締結されており、その枠組みとは別に、J3の無料配信をLeminoが担う形が2024・2025年の2シーズン続いていたことになります。
2026年、秋春制移行とともにJ3の配信はDAZNへ
状況が変わったのは、Jリーグが「秋春制」に移行する2026年です。従来の春(2月)開幕・冬(12月)閉幕から、秋(8月)開幕・春(翌年5〜6月)閉幕のシーズンに切り替わるのに合わせて、2025年シーズン終了から新シーズン開幕までの空白期間を埋めるため、2026年2月6日から5月24日にかけて「明治安田Jリーグ百年構想リーグ」という移行期限定の特別大会が開催されました。

「百年構想リーグ」は、Jリーグが理念に掲げる「百年構想」の名を冠した、秋春制移行のための特別大会です。通常のリーグ戦とは別枠の大会方式で、2025年シーズン終了から新シーズン開幕までの半年ほどの空白期間を埋める役割を果たしました。この大会の配信は、LeminoではなくDAZNとABEMA de DAZNが担いました。ABEMA de DAZNでは毎節6試合(J1から2試合、J2・J3から4試合)が無料公開される形で、月額料金も3,800円に引き下げられていました。この時点で、J3の無料配信の主役はすでにLeminoからABEMA de DAZNに移っていたことになります。
そして2026年8月8日に開幕した「2026/27明治安田J3リーグ」(秋春制の第1回シーズン)では、DAZNとJリーグが2032/33シーズンまでのJ3放映権契約を締結し、J1・J2とあわせて全試合がDAZNで配信される体制になりました。Lemino・WOWOW系列は2026/27シーズンのJ3配信契約を保有しておらず、公式な発表がない限り、Leminoで無料視聴できる状態には戻らない見通しです。

この一連の流れを振り返ると、「無料で見られていたサービスが、契約更改のタイミングで有料サービスに一本化される」というのは、動画配信の世界ではよくあるパターンだと分かります。DAZN側からすれば、J1・J2・J3をまとめて自社で配信できたほうが、ユーザーにとっても分かりやすく、契約もシンプルになるというメリットがあります。
今からJ3を見るにはどうすればいい?
2026年9月時点でJ3リーグを見る方法を整理すると、次のようになります。

- DAZN(月額4,200円):J1・J2・J3全試合を配信。年間一括プランなら実質2,667円/月まで下げられる。
- ABEMA de DAZN(月額3,800円):DAZNのコンテンツをABEMAアプリ上で視聴できるプラン。DAZN単体より割安な場合がある。
- 地上波・NHK BS等:一部の注目カードのみ、地域局や衛星放送で中継されることがある。全試合網羅ではない。
DAZNとABEMA de DAZNはどちらも配信されるコンテンツ自体はDAZNのものなので、J3を含むJリーグの試合が見られる点は共通しています。違いは主にアプリの使い勝手と月額料金で、普段からABEMAをよく使っている人ならABEMA de DAZNのほうが月400円安く、海外サッカーやテニスなどDAZN独自の幅広いコンテンツまで含めてじっくり楽しみたい人はDAZN本体を選ぶ、という住み分けになります。すでにDAZNに加入している人がABEMA de DAZNまで契約する必要はありません。
ドコモを使っている人なら、ドコモMAXの「選べる特典」でDAZN for docomoを追加料金0円にする方法もあります。ただしすでに格安SIMを使っている場合は、乗り換えでかえって割高になることもあるので、以下の記事で試算した内容もあわせて確認してみてください。

J3よりさらに下のカテゴリであるJFL(日本フットボールリーグ)は、今も公式YouTubeで全試合無料配信が続いています。無料でサッカー観戦を楽しみたい人は、こちらも選択肢に入れてみてください。

よくある質問
Q. Leminoで今もJ3のハイライトくらいは見られますか?
過去には「明治安田J3リーグの全ゴールハイライト」をLeminoで無料配信していた時期がありました。ただし配信権の移管にともない、現在提供されているコンテンツの範囲は変更されている可能性があります。最新の配信状況はLemino公式サイトで確認してください。
Q. Leminoが今後またJ3を配信する可能性はありますか?
DAZNが2032/33シーズンまでの長期契約を締結しているため、その期間中にLeminoがJ3の配信権を再び持つ可能性は低いと考えられます。放送・配信の体制は今後も変更されることがあるため、最新情報はJリーグ公式サイトの発表を確認するのが確実です。
Q. J1・J2もLeminoでは見られませんか?
J1・J2についても、Jリーグの主要な放映権はDAZNが保有しています。Leminoは音楽・ドラマ・アニメなどの配信を中心とするサービスで、現在はJリーグの主要カテゴリの配信は行っていません。
Q. 応援しているクラブの中継予定を確実に知るにはどうすればいいですか?
一番確実なのは、Jリーグ公式サイトの試合日程ページか、応援しているクラブの公式サイト・公式SNSをチェックする方法です。DAZN・ABEMA de DAZNのアプリ内にも節ごとの配信予定は掲載されていますが、直前に変更されることもあるため、キックオフ直前は念のため公式の発表もあわせて確認しておくと安心です。
まとめ
- LeminoがJ3リーグ全試合を無料配信していたのは2024年・2025年の2シーズンのみ。
- 2026年の移行期特別大会「百年構想リーグ」からDAZN・ABEMA de DAZNが配信を担当。
- 2026年8月開幕の2026/27シーズンからは、DAZNが2032/33シーズンまでのJ3放映権を保有。
- 「LeminoでJ3が無料」という情報を見かけたら、公開日が2025年以前の古い記事である可能性が高い。
- 今からJ3を見るなら、DAZN・ABEMA de DAZNのいずれかへの加入が現実的な選択肢。
ネットの情報は「いつの時点の話か」を確認しないと、知らないうちに古い情報のまま判断してしまうことがあると、今回調べていて改めて感じました。特に配信サービスや放映権は、リーグ側と配信会社の契約更改のタイミングで数年おきに変わることがあるジャンルです。「以前ブログや記事で見た情報」をそのまま信じてしまう前に、公式サイトで契約期間や対象シーズンの記載を確認する癖をつけておくと、今回の私のような勘違いをせずに済みます。配信サービスやプランはこれからも変わっていくと思うので、気になったタイミングでその都度公式サイトを確認する習慣をつけておきたいです。ではまた次の記事で。

