こんにちは。風読珈琲店のカエデです。
2027年3月28日で終了が決まっていた「V NEOBANK」。その後継サービスの中身が、2026年10月30日にようやく発表されました。新しい名前は「NEOBANK CASH」。Vポイントの代わりに独自の「NEOBANK CASHポイント」が貯まり、500ポイントから現金に交換できるのが一番の特徴です。
この記事では、NEOBANK CASHで何が変わるのか、V NEOBANKと比べて得なのか損なのか、今の利用者は何をすればいいのかを整理します(2026年10月30日のドコモSMTBネット銀行の発表をもとにしています)。

NEOBANK CASHの概要
まずは基本情報です。名前も支店名もポイントも変わりますが、口座そのものはそのまま使えます。
- サービス名:NEOBANK CASH(V NEOBANKの後継)
- 提供開始:2027年3月29日(月)
- 支店:Vポイント支店 → イチョウ支店(支店番号・口座番号は変わらない)
- 手続き:原則として口座の解約や新規開設は不要
- ポイント:NEOBANK CASHポイント(1ポイント=1円相当)
- 使い道:500ポイント以上・100ポイント単位で現金に交換、またはデビット(スマホデビット含む)の支払いに1ポイント=1円で充当
口座番号が変わらないので、給与振込や口座振替の登録を変え直す必要はありません。ただし支店名が変わるため、振込先として登録してもらっている相手には「イチョウ支店」に変わることを伝えておくと安心です。
終了発表の時点の情報は、下記記事にまとめています。

デビットの還元率は最大1.5%

V NEOBANKの目玉だったデビットの還元は、NEOBANK CASHでも続きます。
| V NEOBANK(〜2026/10) | V NEOBANK(2026/11〜) | NEOBANK CASH | |
|---|---|---|---|
| 基本還元 | 1.5% | 1.25% | 1.25% |
| 上乗せ | − | − | +0.25%(月末の円預金残高100万円以上) |
| 最大 | 1.5% | 1.25% | 1.5% |
| もらえるもの | Vポイント | Vポイント | NEOBANK CASHポイント(現金化可) |
- 条件:月間合計1,000円以上の利用で、利用額の1.25%相当
- 上乗せ:円普通預金(SBIハイブリッド預金を含む)の月末残高が100万円以上で+0.25%。条件を満たした月の翌々月に適用
- 低還元の取引:鉄道、公共料金、税金、病院など一部の取引は0.3%相当(2027年3月1日以降)
2026年11月に1.5%→1.25%に下がったばかりなので、預金100万円以上を置ける人は、実質的に元の1.5%に戻ることになります。逆に残高が100万円に届かない人は、11月以降の1.25%のままです。
なお、2026年11月1日〜2027年2月28日は、電子マネー・コード決済へのチャージ、鉄道、公共料金、税金などはVポイントの付与対象外です。NEOBANK CASHでは「対象外」から「0.3%」に変わるので、ここは少しだけ改善と言えます。

銀行取引で貯まるポイントの変化
デビット以外の「銀行取引で貯まるポイント」は、項目によって明暗が分かれました。
| 取引 | 条件 | V NEOBANK | NEOBANK CASH |
|---|---|---|---|
| 給与受取 | 月1件以上 | 30 | 30 |
| 他行からの被振込(給与・年金以外) | 1万円以上1回ごと(上限25件) | 10 | 20 |
| 口座振替 | 1件ごと | 5 | 5 |
| 外貨預金 | 月末残高300万円以上 | 50 | 50 |
| カードローン | 月末残高15万円以上+約定返済 | 20 | 20 |
| その他決済サービス | 月1件以上 | 5 | 5 |
| 外貨積立 | 月1万円以上 | 10 | 終了 |
| 即時決済サービス | 1万円以上 | 20 | 終了 |
| NEOBANK住宅ローン | 新規借入 | 15,000〜120,000 | 終了 |
目立つのは他行からの被振込が1回10→20ポイントに倍増したことです。2026年11月に20→10ポイントへ減らされたばかりでしたが、元の水準に戻ります。自分の別の銀行から1万円以上を移すだけで貯まるので、上限25件まで使えば月最大500ポイントです。
一方で、外貨積立・即時決済サービス・住宅ローンの特典は終了します。これらを目当てに使っていた人は、条件を見直す必要があります。
見落としやすい改悪:ATM・振込の無料回数が月2回に

還元が戻る一方で、2027年4月1日からATM手数料と他行宛振込手数料の無料回数が、それぞれ月5回→月2回に減ります。
- ATM手数料:2027年3月31日まで月5回無料 → 4月1日以降は月2回
- 他行宛振込手数料:2027年3月31日まで月5回無料 → 4月1日以降は月2回
- 注意:新サービスは3月29日から始まるが、無料回数の変更は4月1日から
家賃や仕送り、ことら送金以外の他行振込をこの口座から何本もしている人は、4月以降に手数料がかかるかもしれません。振込元を別の銀行に分けるなど、今のうちに使い方を見直しておきましょう。
移行のスケジュールと注意点

| 日付 | できごと |
|---|---|
| 2026年11月1日 | デビット1.25%・被振込10ポイントなどに改定(V NEOBANK) |
| 2027年2月28日 | Vポイントの付与・利用の対象取引が終了 |
| 2027年3月1日〜28日 | Vポイントの代わりにキャッシュバックポイントを付与 |
| 2027年3月28日 | V NEOBANK終了 |
| 2027年3月29日 | NEOBANK CASH開始(イチョウ支店) |
| 2027年4月1日 | ATM・他行宛振込の無料回数が月2回に |
Vポイントは2月28日までに使い切る
Vポイントを使ったカードローン返済やスポーツくじの支払いなどは、2027年2月28日で終わります。V NEOBANKの中でVポイントを使う予定がある人は、2月中に使い切るのが確実です。
2月の利用分でも3月扱いになることがある
デビットのVポイントは、売上確定データが2027年2月28日までに届いた取引が対象です。2月末に使った分でも、確定データが3月に届けばNEOBANK CASHポイントでの付与になります。お店によって確定のタイミングがずれるので、2月末は付与先が変わる可能性があると覚えておきましょう。
結局、NEOBANK CASHは得?損?
人によって評価が分かれる刷新です。ざっくり整理すると次のとおりです。
- 得になる人:円預金を100万円以上置ける人(デビット1.5%に戻る)、他行からの入金が多い人(被振込20ポイント)、Vポイントより現金のほうが使いやすい人
- 損になる人:ATMや他行振込を月3回以上使う人、外貨積立・即時決済の特典を使っていた人、Vポイントを三井住友カードなどとまとめて貯めたい人
私は三井住友カード ゴールド(NL)を生活費の柱にしていて、Vポイントは家計の中心です。その点では「Vポイントが貯まらなくなる」のは少し寂しい変更です。ただ、ポイントがそのまま現金になる仕組みは、どの経済圏にも縛られないのが強みだと感じます。預金100万円の条件を満たせるなら、デビットの1.5%は今でも十分に高い水準です。
条件なしで1.5%のデビットを使いたいなら、同じドコモSMTBネット銀行の「第一生命NEOBANK」(第一生命支店)を検討するのも手です。d NEOBANK・ドコモの銀行まわりの話は下記記事もどうぞ。

まとめ
- V NEOBANKは2027年3月29日から「NEOBANK CASH」(イチョウ支店)に生まれ変わる。口座番号はそのまま
- Vポイントに代わり「NEOBANK CASHポイント」。500ポイントから現金に交換できる
- デビットは1.25%、円預金残高100万円以上で最大1.5%
- 他行からの被振込は1回10→20ポイントに倍増。外貨積立・即時決済・住宅ローンの特典は終了
- 2027年4月からATM・他行宛振込の無料回数が月5回→2回に減る
- Vポイントの付与・利用は2027年2月28日まで。使う予定があれば2月中に
「終了」と聞いたときは身構えましたが、ふたを開けてみると、預金を置ける人には還元が戻る刷新でした。一方で無料回数の削減は地味に効くので、自分の使い方に当てはめて、続けるか乗り換えるかを3月までに決めておきましょう。

