こんにちは。風読珈琲店のカエデです。
楽天証券で新NISAの積立を始めるとき、多くの人が迷うのが「どの楽天カードで積み立てるか」です。楽天カードには一般・ゴールド・プレミアム・ブラックの4種類があり、クレカ積立のポイント還元率はカードごとに違います。
先に結論を言うと、オルカンやS&P500など低コストのインデックスファンドを積み立てるなら、年会費無料の楽天カード(一般)で十分です。上位カードは年会費の分を積立のポイントだけで取り返すのが難しく、ほかの特典まで使う人向けです。この記事では、2026年11月1日時点の楽天証券の公式発表をもとに、カード別の還元率と損益分岐を計算します。

楽天カードの種類別・クレカ積立の還元率

楽天証券のクレカ積立(楽天カードクレジット決済)の還元率は、カードの種類と、積み立てるファンドの「代行手数料」で決まります。
| カード | 年会費(税込) | 代行手数料0.4%未満のファンド | 代行手数料0.4%以上のファンド |
|---|---|---|---|
| 楽天カード(一般) | 無料 | 0.5% | 1% |
| 楽天ゴールドカード | 2,200円 | 0.75% | 1% |
| 楽天プレミアムカード | 11,000円 | 1% | 1% |
| 楽天ブラックカード | 33,000円 | 2%(2027年1月積立分から最大3.2%) | 2%(同) |
- 代行手数料とは:信託報酬のうち、販売会社(楽天証券)が受け取る分。低コストのインデックスファンドはほぼ全て0.4%未満
- 積立の上限:楽天カードクレジット決済は月10万円まで。楽天キャッシュ決済(月5万円まで)と合わせると月15万円まで
- ブラックカードの変更:2027年1月の積立分から、前年の楽天カード利用額が400万円以上なら3.2%、未満なら2.0%
ここで大事なのは、新NISAで人気のeMAXIS Slimシリーズや楽天・プラスシリーズは、代行手数料0.4%未満のグループに入ることです。「代行手数料0.4%以上なら一般カードでも1%」という条件は、アクティブファンドなど信託報酬が高めの商品を積み立てる場合の話だと考えてください。
年会費の元は取れる?カード別の損益分岐

低コストのインデックスファンドを、楽天カードクレジット決済の上限(月10万円)まで積み立てた場合で計算してみます。
| カード | 年間ポイント(月10万円×12か月) | 年会費 | 差し引き | 一般カードとの差 |
|---|---|---|---|---|
| 楽天カード(一般) | 6,000 | 0円 | +6,000 | − |
| 楽天ゴールドカード | 9,000 | 2,200円 | +6,800 | +800 |
| 楽天プレミアムカード | 12,000 | 11,000円 | +1,000 | −5,000 |
| 楽天ブラックカード(2.0%) | 24,000 | 33,000円 | −9,000 | −15,000 |
ゴールドは「月7.4万円以上」積み立てるなら少しだけ得
ゴールドカードは一般カードより0.25%高いだけなので、年会費2,200円を取り返すには年88万円(月およそ7.4万円)以上の積立が必要です。上限の月10万円まで積み立てても、一般カードとの差は年800円ほどです。
プレミアム・ブラックは積立だけでは元が取れない
プレミアムカードの年会費11,000円を、一般カードとの差(0.5%)で取り返すには年220万円の積立が必要で、クレジット決済の上限(年120万円)を超えてしまいます。空港ラウンジ(プライオリティ・パス)などの特典を日常的に使う人でないと、積立のためだけに持つ意味はありません。ブラックカードも同じで、年会費の大部分はほかの特典の対価と考えるべきです。
楽天キャッシュ決済も合わせると月15万円まで

楽天証券には、楽天カードから電子マネーの「楽天キャッシュ」にチャージして投信を買う方法もあります。上限は月5万円で、クレジット決済の月10万円と合わせると月15万円までキャッシュレスで積み立てられます。
- 楽天キャッシュ決済のポイント:楽天カードから楽天キャッシュへのチャージで0.5%(カードの種類によらず同じ)
- NISAの年間枠との関係:つみたて投資枠は年120万円(月10万円)。月10万円をクレジット決済、残りを成長投資枠や課税口座で楽天キャッシュ決済、という使い分けもできる
- 注意:チャージした楽天キャッシュが積立日に不足していると買付できない
月10万円を超えて積み立てる余裕がある人は、まずクレジット決済の10万円を埋めて、上乗せ分を楽天キャッシュで、という順番がシンプルです。
カエデの場合:楽天ではなくSBI証券×ゴールド(NL)
私自身は楽天証券ではなく、SBI証券で三井住友カード ゴールド(NL)を使ってクレカ積立をしています。年間100万円の利用で年会費が無料になるゴールド(NL)なら、年会費0円のままクレカ積立で最大1%になるからです。生活費のカードとクレカ積立のカードが同じなので、管理も1枚で済んでいます。
ただ、楽天市場や楽天モバイルをよく使っていて、ポイントを楽天に集めたい人なら、楽天証券×楽天カード(一般)の0.5%でも十分に合理的な選択です。ほかの証券会社との還元率の比較は、下記記事にまとめています。

結局どのカードを選べばいい?
- 楽天カード(一般):インデックスファンド中心で積み立てる人。年会費無料で0.5%。迷ったらこれ
- 楽天ゴールドカード:毎月7.4万円以上積み立てる人。ただし一般カードとの差は最大でも年800円ほど
- 楽天プレミアムカード:プライオリティ・パスなどの特典を使う人。積立だけが目的なら不要
- 楽天ブラックカード:年400万円以上カードを使う人向け。積立のために選ぶカードではない
楽天カードそのものの基本(年会費・還元率・注意点)は、下記記事も併せてご確認ください。

ポイントサイト経由でカード発行・口座開設するといくらもらえる?
※この項目はPR(友達紹介リンク)を含みます。
クレジットカードや証券口座は、公式サイトから直接申し込むより、ポイントサイトを経由した方が数千円〜数万円分お得になることが多いです。この記事に関連するカード・口座について、比較ツール「どこ得?」で大手3サイトの還元額を調べました(2026年10月27日時点・円換算)。
| カード・口座 | モッピー | ハピタス | ちょびリッチ |
|---|---|---|---|
| 楽天カード | 9,000円 | 9,000円 | 6,000円 |
| 楽天証券(口座開設) | 10,000円 | 12,000円 | 9,500円 |
還元額は日々変わり、期間限定で大きく上がることもあります。申し込む前に、各サイトの最新の金額と獲得条件を確認してください。まだ登録していない方は、下記の紹介リンクからどうぞ。
- モッピーで楽天カードの案件を見る(紹介コード:WcYtA138)
- ハピタスで楽天カードの案件を見る(紹介コード:RIKFYG)
- ちょびリッチで楽天カードの案件を見る(紹介コード:quLw5H)
どこ得?の使い方やポイントサイトの選び方は、下記記事も併せてご確認ください。

まとめ
- 楽天証券のクレカ積立は、一般0.5%・ゴールド0.75%・プレミアム1%・ブラック2%(低コストファンドの場合)
- オルカン・S&P500などのインデックスファンドは代行手数料0.4%未満なので、一般カードでも1%にはならない
- ゴールドが得になるのは月7.4万円以上の積立から。差は最大でも年800円ほど
- プレミアム・ブラックは積立だけでは年会費の元が取れない
- クレジット決済10万円+楽天キャッシュ5万円で、月15万円までポイントを貯めながら積み立てられる
クレカ積立は、一度設定すれば毎月自動でポイントが貯まる仕組みです。数百円の差のために年会費のかかるカードを作るより、無料の楽天カードで早く始めて長く続けるほうが、結果的に大きな差になると思います。

