ブックサンタ2026とは?書店で本を選んで子どもに贈るチャリティー

書店の本棚
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こんにちは。風読珈琲店のカエデです。

秋から冬にかけて、全国の書店で「ブックサンタ」という取り組みが始まります。書店で自分が選んだ新品の本を、そのままレジで寄付すると、サンタクロースに扮したボランティアが、困難を抱える子どもたちにクリスマスプレゼントとして届けてくれる——という、本にまつわるチャリティーです。

2026年で10年目。数百円の文庫1冊から参加でき、特別な手続きもいりません。この記事では、ブックサンタ2026の期間・仕組み・参加方法と、「どんな本を選べばいいか」までまとめます。

※期間・参加書店・寄付できる本の条件は2026年9月時点で確認した内容です。最新情報は必ずブックサンタ公式サイトでご確認ください。

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ブックサンタ2026の基本情報

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項目内容
名称ブックサンタ2026
対象期間2026年9月23日(秋分の日)〜12月下旬(※終了日は公式サイトで要確認。2025年は12月25日まで/オンライン書店は12月26日まで)
主催認定NPO法人チャリティーサンタ
参加書店全国約1,850店舗+公式オンライン書店(2025年時点。2026年は募集拡大中)
寄付できる本新品の本。原則0〜18歳向け(絵本〜文庫まで)
参加費用本の代金のみ。数百円から。予算は自分で決められる
届け先病気・貧困・被災など、さまざまな困難を抱える0〜18歳の子どもたち

2025年は1年で約12万冊が集まり、7年間の累計は40万冊を超えました。書店で本を1冊買うだけ、という手軽さで、これだけの規模になっています。参加する側にとっては「今年はどの本にしようか」と考える、ちょっとした年中行事のようなものになりつつあります。

ブックサンタ公式ホームページ – あなたが選んだ本を、サンタクロースが全国の子どもたちに届けます
ブックサンタはあなたが選んだ本を大変な境遇にいる子ども達へ届けるチャリティー活動です。数百円から匿名で参加が可能。全国1600店超えの書店で、本を選んで購入するだけで気軽に寄付ができます。対象期間は9…

参加方法──2つのやり方

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① 書店で参加する

  1. 参加書店(店頭にポスターやポップがある)で、子どもに贈りたい新品の本を選ぶ
  2. レジで会計するときに「ブックサンタで」と伝える
  3. 支払いをすると、その本は書店からチャリティーサンタへ。あとはサンタが子どもに届ける

自分で持ち帰る本ではないので、ラッピングも配送も不要。レジで一言添えるだけです。近くの参加書店は公式サイトの一覧から探せます。

参加書店一覧 – ブックサンタ公式ホームページ
ブックサンタはあなたが選んだ本を大変な境遇にいる子ども達へ届けるチャリティー活動です。数百円から匿名で参加が可能。全国1600店超えの書店で、本を選んで購入するだけで気軽に寄付ができます。対象期間は9…

② オンライン書店で参加する

外出せずに参加したい人向けに、ブックサンタ公式のオンライン書店があります。サイトで本を選んで購入すると、そのまま寄付になります。1冊から、クレジットカードやコード決済で完結します。

ブックサンタオンライン書店
ブックサンタの「寄付しかできないオンライン書店」。様々な事情で大変な境遇にいる子どもたちへ、あなたが選んだ本を寄付できます。ブックサンタオンライン書店は、誰でも子どもたちへ届ける本を寄付できるオンライ…

どんな本を選べばいい?

Photo by Mikhail Nilov on Pexels(イメージ)

「子ども向けの本なんて何を選べばいいか分からない」という人は多いです。公式には次のような目安が示されています。

  • 年齢の幅を意識する:0〜18歳と幅広い。乳幼児向けの絵本も、中高生向けの文庫・新書も歓迎される
  • ロングセラー・定番は外れにくい:『ぐりとぐら』『はらぺこあおむし』などの絵本、児童文学の名作、人気シリーズの1巻目
  • 自分が子どもの頃に好きだった本:「これで本を好きになった」という一冊は、説得力のある贈り物になる
  • 学習・図鑑・実用書もOK:図鑑、料理・工作の本、進路や生き方に関する10代向けの本など

迷ったら書店員さんに「ブックサンタ用に、○歳くらいの子に」と相談するのがいちばん早いです。多くの参加書店では、ブックサンタ向けのおすすめ本を集めたコーナーを作っています。「自分ならこの本をもらったら嬉しい」を基準に選べば大きく外れません。逆に、話題の新刊やベストセラーにこだわる必要はなく、長く読み継がれてきた本のほうが、幅広い年齢の子に喜ばれやすい傾向があります。

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10年で広がった理由

ブックサンタは2017年、認定NPO法人チャリティーサンタが始めました。初年度の参加書店はごくわずかでしたが、年々規模を広げ、いまでは全国約1,850店舗とオンライン書店が参加する取り組みになっています。

  • 参加のハードルが低い:寄付の振込や物品の郵送は不要。「レジで一言」だけで完了する手軽さがSNSで共有されやすかった
  • 書店を巻き込む設計:寄付される本は書店にとって通常の売上になる。子ども向けの本が売れ、街の本屋の応援にもなる、という三方よしの仕組み
  • “贈る”ことの心地よさ:お金を寄付するより、「この子にこの本を」と選ぶ時間そのものに手ごたえがある。読書好きにとっては楽しい作業でもある

コロナ禍で書店の経営が厳しくなった時期に「本を買うことが支援になる」という文脈が重なったことも、広がりを後押ししました。チャリティーでありながら、参加者自身が楽しめる——そこが長続きしている理由だと思います。

参加するときの注意点

  • 寄付した本は返品・キャンセルできない:会計時に「ブックサンタで」と伝えた時点で寄付が成立する
  • 中古本・電子書籍は対象外:新品の紙の本のみ
  • 対象は参加書店のみ:すべての書店が参加しているわけではない。事前に一覧で確認を
  • 寄付金控除の対象:認定NPO法人への寄付にあたり、オンライン書店経由などで条件を満たすと寄付金控除を受けられる場合がある(詳細は公式の案内を確認)
  • 本の指定はできない:「この子に」という個別指定はできず、団体を通じて必要な子どもへ届けられる

子どもと読書をめぐる現状

なぜ「本を贈る」支援が必要とされるのか。背景には、子どもと本の距離が家庭環境によって大きく変わる、という現実があります。

  • 本のある家・ない家の差:家庭の蔵書数は子どもの読書量や学力と相関があるとされる。経済的に厳しい家庭では、絵本や児童書を買う余裕が後回しになりやすい
  • 不読率:全国学校図書館協議会などの調査では、1か月に1冊も本を読まない中高生が一定数いる。年齢が上がるほど本から離れる傾向がある
  • 施設・支援下の子どもたち:児童養護施設や小児病棟など、家庭の外で暮らす子どもにとって、自分だけの新品の本は貴重な持ち物になる

ブックサンタが届けるのは「新品の本」です。誰かのお下がりではなく、自分のために選ばれた真新しい一冊。その一冊が、本を好きになるきっかけになることがあります。

“本の秋”の他の楽しみ方とあわせて

ブックサンタの期間は、ちょうど読書の秋のイベントシーズンと重なります。

  • BOOK MEETS NEXT:10月下旬〜11月、全国の書店で開かれる読書推進キャンペーン。フェアやトークイベントが各地で行われる
  • 古本まつり:関西では10〜11月に四天王寺・百万遍知恩寺などで大規模な古本市がある
  • 独立系書店めぐり:店主が選んだ棚を見て回るのも、この季節の楽しみ

「自分のために本を買う」ついでに「子どものために1冊贈る」。読書の秋の習慣に、静かに加えてみるのもいいと思います。

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「書店で買う」という参加のしかた

ブックサンタの寄付は、書店にとっては“ふつうの1冊の販売”です。ここが、現金の寄付やネット募金とは少し違うところです。

  • 街の本屋の売上になる:寄付する本は参加書店のレジを通る。子どもに本を贈りつつ、近所の書店を利用したことにもなる
  • 独立系書店も参加している:大型チェーンだけでなく、店主が棚をつくる小さな本屋も参加店に名を連ねる。ふだん行かない一軒に足を運ぶきっかけにもなる
  • 本を選ぶ時間が生まれる:児童書の棚をゆっくり見る機会は、大人になるとなかなかない。棚の前で「懐かしい」と思う時間そのものが、この取り組みのよさでもある

「本屋が減っている」という話題をこのブログでも何度か扱ってきました。本を1冊買うという行為が、子ども支援にも書店支援にもなる——年に一度、そういう買い物をしてみる価値はあると思います。

よくある質問

Q. いくらから参加できますか?

本の代金のみで、数百円の文庫や絵本1冊から参加できます。冊数や金額の下限・上限はありません。

Q. どの本が誰に届くのか分かりますか?

個別のマッチングはできません。集まった本は、チャリティーサンタが提携する支援団体や施設を通じて、必要としている子どもたちへ届けられます。

Q. 書店で買うのとオンラインで買うので、届き方は違いますか?

どちらも最終的にチャリティーサンタに集約され、同じルートで子どもたちに届きます。参加しやすい方法を選んで問題ありません。

Q. 期間を過ぎたらもう参加できませんか?

ブックサンタは毎年、秋分の日ごろからクリスマス前後まで実施される季節の取り組みです。期間外は受け付けていないため、参加したい年はこの期間内に。

まとめ

  • ブックサンタは、書店で選んだ新品の本を子どもたちにクリスマスプレゼントとして届けるチャリティー。2026年で10年目
  • 2026年は9月23日(秋分の日)スタート。終了日は12月下旬(公式サイトで要確認)
  • 参加方法は「書店でレジで“ブックサンタで”と伝える」か「公式オンライン書店で買う」の2つ
  • 新品・0〜18歳向けの本ならOK。迷ったら定番の絵本や、自分が好きだった一冊を
  • 数百円の1冊から。読書の秋の習慣に、子どもへの贈り物を一つ加えてみる

本を1冊選ぶ時間そのものが、ちょっと楽しい。「あの頃こういう本が好きだったな」と棚の前で思い出したり、いまの子どもたちに人気の本を知ったり。自分の読書と地続きでできる、気軽なチャリティーです。今年の読書の秋は、自分のための一冊と、誰かのための一冊を、同じ書店で選んでみてください。

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