こんにちは。風読珈琲店のカエデです。
実は最近、フィギュアスケートにハマり始めました。もともとは妻の趣味で、テレビでシーズンが始まると必ず見ている人なのですが、去年あたりから一緒に見るようになって、今年はとうとう「大会を現地で見たいね」という話になっています。
わたし自身はまだ観戦歴が浅く、ジャンプの種類もようやく見分けがついてきたくらい。だからこそ、この記事は「これから見てみたい」という同じ初心者目線でまとめます。2026-2027シーズンの大会日程、採点のしくみ、テレビ・配信での見方、会場観戦のチケットの取り方まで。専門的な用語はできるだけ噛み砕いて説明します。
※日程・放送予定は2026年9月6日時点で確認できた情報です。変更されることがあるため、観戦前に各大会・日本スケート連盟・放送局の公式発表をご確認ください。
まず、フィギュアスケートは何を見る競技なのか

フィギュアスケートには4つの種目があります。最初はここだけ押さえれば十分です。
- 男子シングル/女子シングル:一人で滑る。ジャンプ・スピン・ステップの完成度を競う
- ペア:男女ペア。リフトやスロージャンプ(男性が女性を投げる)など迫力のある技がある
- アイスダンス:男女ペアだが、大きなジャンプやリフトの高さに制限があり、ステップと音楽表現、二人の一体感を見せる
どの種目も、1人(1組)がショートプログラムとフリー(フリースケーティング)の2本を滑り、その合計点で順位が決まります。アイスダンスではショートにあたるものを「リズムダンス」と呼びます。ショートは短くて要素が決まっていて、フリーは長く自由度が高い。2日に分けて行われることが多いので、「初日にショート、翌日にフリー」と覚えておくと予定が立てやすいです。
採点のしくみを、ざっくりだけ理解する
点数が出るスポーツは、しくみが少し分かるだけで一気に面白くなります。細かい数字は覚えなくていいので、構造だけつかみましょう。
総得点 = 技術点(TES)+ 演技構成点(PCS)− 減点
技術点(TES)= 技そのものの点数
- ジャンプ・スピン・ステップなど一つひとつの技(要素)に、あらかじめ基礎点が決まっている
- それに対して審判が出来ばえ点(GOE)を−5〜+5で加減する。きれいに決まれば加点、転倒や回転不足なら減点
- 難しいジャンプほど基礎点が高い。4回転(クワド)>3回転(トリプル)>2回転の順
- フリーの後半に跳んだジャンプは基礎点が少し上がる(体力が残っている前半に固めない工夫が要る)
ジャンプは6種類。見分けの入口だけ
全部で6種類。踏み切り方で分かれます。最初は「アクセルだけ前向きで踏み切る」を知っていれば十分で、あとは解説を聞きながら少しずつ覚えれば大丈夫です。
- トウループ/フリップ/ルッツ:つま先(トウ)を氷に突いて跳ぶ
- サルコウ/ループ:つま先を突かず、エッジ(ブレードの縁)で跳ぶ
- アクセル:唯一前向きで踏み切るジャンプ。その分だけ回転が半回転多く、同じ回転数でも一番むずかしい
演技構成点(PCS)= 演技全体の質
技の成否とは別に、滑りの上手さや構成、表現を評価する点数です。現在はスケーティングスキル/構成/表現の3項目。「ジャンプは決まったのに点が伸びない」「転んだのに順位が上なのはなぜ」という疑問は、たいていこのPCSと、GOE・基礎点の差で説明できます。
採点ルールはISU(国際スケート連盟)が定めていて、細部は年によって見直されます。正確なところは公式を見るのが確実です。
なお、2026-2027シーズンからは採点・構成のルールがまとめて変わります。オイラーがジャンプに数えられなくなる、フリーのジャンプが7本から6本に減る、新しい「コレオスピン」が加わる——といった変更点は別記事にまとめました。

2026-2027シーズンの流れと日程

シーズンは秋に開幕し、春に世界選手権で締めくくられます。前半の山場が「グランプリシリーズ」、年末の国内最大の大会が「全日本選手権」です。
グランプリシリーズ(GPシリーズ)2026
トップ選手が招待される6大会。各選手は最大2戦に出場し、成績上位者が12月のグランプリファイナルに進みます。
| 大会 | 会期(2026年) | 開催地 |
|---|---|---|
| フランス杯 | 10月22〜25日 | フランス・アンジェ |
| カナダ杯(スケートカナダ) | 10月29日〜11月1日 | カナダ・ケロウナ |
| 中国杯 | 11月5〜8日 | 中国・深圳 |
| アメリカ杯(スケートアメリカ) | 11月12〜15日 | アメリカ・エバレット |
| フィンランド杯 | 11月19〜21日 | フィンランド・ヘルシンキ |
| NHK杯 | 11月26〜29日 | 東京・調布(武蔵野の森総合スポーツプラザ) |
| グランプリファイナル | 12月10〜13日 | 中国・重慶 |
日本で唯一のGP大会がNHK杯。初めて会場観戦をするなら、まずはここが候補になります。
全日本選手権とその先
- 全日本フィギュアスケート選手権:2026年12月24〜27日、大阪府門真市・東和薬品RACTABドーム。世界選手権などの日本代表を決める大会
- 四大陸選手権:2027年2月9〜14日、カザフスタン・アスタナ
- 世界ジュニア選手権:2027年2月24〜28日、ブルガリア・ソフィア
- 世界選手権:2027年3月17〜21日、フィンランド・タンペレ
- 国別対抗戦(ワールドチームトロフィー):2027年4月、東京。シーズンの締めくくりで国別対抗のお祭り的な大会
大阪在住のわが家にとっては、シーズンの締めの全日本が門真で開催されるのが大きい。二人で行くならここだね、と話しています。
まずはテレビ・配信で見てみる
いきなり会場に行かなくても、まずは家で見るのがいちばん気軽です。
- 地上波:NHK杯はNHK、そのほかの大会もシーズンごとに放送局が決まる。2026-2027シーズンの各大会の放送局は、時期が近づいてから番組表・公式サイトで確認する
- 専門チャンネル:J SPORTSがグランプリシリーズや海外大会を中心に生中継・見逃し配信を行うことが多い(有料)
- 見逃し配信:地上波放送分はTVerなどで一定期間見られることがある
スポーツを配信で追いかけるときの探し方は、サッカーの配信記事にも書いています。考え方は同じで、「大会名+放送」「大会名+配信」で公式発表を確認するのが確実です。
NHKのフィギュアスケート特設ページは、日程・エントリー・放送予定がまとまっていて便利です。

会場で見たい人へ:チケットの取り方

現地観戦は、選手の滑る音(エッジが氷を削る音)やジャンプの着氷の迫力、キス&クライ(得点を待つ場所)の空気感まで味わえます。人気大会はチケット争奪戦になるので、段取りを知っておくと有利です。
2026年12月に大阪・門真で開かれる全日本選手権については、チケット発売の流れと会場までのアクセスを別記事にまとめました。

- 販売情報の入口:NHK杯・全日本などの国内大会は、日本スケート連盟の公式サイトや大会特設ページに、チケットの発売日・受付方法の告知が出る
- 抽選先行が基本:人気大会はまず抽選販売。落選後に一般販売・追加販売が出ることもある
- 券種:1日ごとの「単日券」と、全日程通しの「通し券」がある。初めてなら、フリーが行われる日の単日券が観戦向き
- スケジュールに注意:ショートとフリーは別日。お目当ての種目・選手がどの日に滑るか、競技日程を必ず確認してから買う
- 座席:短辺側(ジャンプの助走〜着氷が正面に見える)か、長辺側の上段(全体の構成が見やすい)か。好みで選ぶ
チケットが取れなくても、公式練習が公開されたり、エキシビション(順位に関係のない演技披露)だけ別売りされることもあります。
観戦のマナー、最低限これだけ
- 演技中は静かに:拍手や手拍子は曲に合わせてOKだが、技の直前など集中する場面では控える。滑り出す前の「集中の時間」は静かに待つ
- フラッシュ撮影は禁止:選手の視界を奪い危険。撮影可否は大会ごとにルールが違うので、案内に従う
- 入退場は演技の切れ目で:1人の演技が終わって次の選手の準備に入るタイミングで動く
- 応援グッズ:大きな旗やボードは後ろの人の視界を塞ぐため制限があることが多い。投げ込み(花束やぬいぐるみ)も、包装や大会ルールの指定がある
会場はとにかく寒く、応援グッズにも細かいルールがあります。持ち物と服装、応援グッズの扱いは別記事にチェックリスト付きでまとめました。

初心者が「面白い」と感じるための小さなコツ
- 最初は1人か1組に絞って追う:全員を平等に見ようとすると疲れる。妻の推し選手にとりあえず乗っかる、くらいでいい
- 解説の言葉を1つずつ拾う:「今のは(回転)不足」「エッジがきれい」など、聞いた言葉をその場で映像と結びつけると早く覚える
- 点数が出たら基礎点とGOEを見る:「なぜこの点なのか」を考えるクセがつくと、順位が動く瞬間が楽しくなる
- 同じプログラムを何度か見る:シーズンを通して同じ曲で滑るので、大会ごとの完成度の変化を追えるのがフィギュアの醍醐味
見ているうちに「自分でも滑ってみたい」と思ったら、関西で一年じゅう滑れるスケートリンクを地域別にまとめた記事もどうぞ。初心者向けのリンクや持ち物のコツも書いています。

よくある質問
Q. ルールを全然知らなくても楽しめますか?
楽しめます。最初は「転ばずに滑りきったか」「ジャンプが決まったか」だけ見れば十分です。点数のしくみは、見ているうちに解説とセットで自然に入ってきます。
Q. どの大会から見るのがおすすめですか?
テレビなら日本開催のNHK杯(2026年11月)と全日本選手権(2026年12月)。日本選手が多く、実況・解説も手厚いので入りやすいです。
Q. 会場は寒いですか?
リンクサイドはかなり冷えます。上に羽織るもの、ひざ掛け、温かい飲み物があると安心です。会場によっては座面が冷たいのでクッションもあると快適です。
まとめ
- 種目は男子・女子シングル、ペア、アイスダンスの4つ。それぞれショートとフリーの2本を滑って合計点で競う
- 総得点は「技術点(基礎点+GOE)+演技構成点−減点」。この構造だけ知っておけば観戦は十分楽しい
- 2026-2027シーズンは10月にGPシリーズ開幕、11月にNHK杯(東京・調布)、12月に全日本選手権(大阪・門真)、3月に世界選手権(フィンランド)
- まずはテレビ・配信で。放送局は大会ごとに直前に決まるので公式で確認
- 現地観戦は日本スケート連盟や大会特設ページのチケット告知をチェック。人気大会は抽選先行が基本
- 演技中は静かに、フラッシュ撮影は禁止。マナーを守れば初心者でも歓迎される
わが家はまず今シーズン、テレビでしっかり見て、全日本のチケットに挑戦してみるつもりです。新しい趣味が一つ増えるのは、それだけで生活が少し豊かになりますね。
