こんにちは。風読珈琲店のカエデです。
全国各地の街を舞台に開催されている「ジャパンコーヒーフェスティバル」。2026年10月24日(土)・25日(日)には、滋賀県長浜市の木之本(きのもと)で、第102回となる「「水」のジャパンコーヒーフェスティバル2026 in 木之本」が開催されます。
今回のテーマは、ずばり「水」。コーヒーの成分のほとんどは水なのに、私たちは豆の産地や焙煎ばかりに目を向けがちです。伊吹山系の地下水が湧く木之本の町で、出店者がそれぞれ地下水を選んでコーヒーを淹れるという、ありそうでなかった企画。関西からも日帰りで行ける距離なので、開催概要と楽しみ方をまとめてみます。
ジャパンコーヒーフェスティバルとは?

ジャパンコーヒーフェスティバルは、一般社団法人日本コーヒーフェスティバル実行委員会が主催する全国巡回型のコーヒーイベントです。2026年の秋だけでも、大阪・淀川区、三重・鳥羽、京都・宇治、和歌山・高野山ふもとと、毎週のように各地を巡っています。
特徴は、ひとつの大きな会場に人を集めるのではなく、その土地の商店街や街並みを歩きながらコーヒーを楽しむスタイルであること。開催地ごとにテーマが設けられ、同じ名前のイベントでも、訪れる街によって体験がまったく変わります。当ブログでもこれまで各地の回を紹介してきました。

秋の関西近郊の回では、宇治や高野山の回も記事にしています。あわせて巡ってみるのも楽しいと思います。


開催概要——舞台は北国街道・木之本宿

開催概要は以下の通りです(2026年10月4日時点、公式サイトの情報)。
- 名称:「水」のジャパンコーヒーフェスティバル2026 in 木之本(第102回)
- 開催日:2026年10月24日(土)・25日(日)
- 会場:滋賀県長浜市木之本町木之本、北国街道(木之本宿)の商店街を中心としたエリア
- 主催:一般社団法人 日本コーヒーフェスティバル実行委員会
- 共催・後援:街道ぶらりん実行委員会、長浜市
- 受付:江北図書館Lib+、酒茶いくひ
- 出店者:調整中(後日発表予定)
開催時間は公式ページにまだ明記されていないため、お出かけ前に公式サイトや公式SNSで最新情報を確認してください。出店者の発表も、SNSで順次行われると思われます。

木之本は、北国街道と北国脇往還が交わる宿場町として栄えた町です。古い町家や造り酒屋が残る街道沿いは、ゆっくり歩くだけでも楽しい雰囲気。地蔵尊で知られる木之本地蔵院の門前町でもあり、街道を歩きながらコーヒーを巡るという、このフェスティバルの形式によく合う舞台だと感じます。
アクセスの目安
会場の最寄り駅はJR北陸本線の木ノ本駅です。大阪・京都方面からは新快速で長浜方面へ向かい、長浜駅などで乗り換えるルートが基本。大阪からだと片道2時間強を見ておくと安心です(新快速の行き先によっては乗り換えが必要なので、事前に時刻表を確認してください)。
- 電車:JR木ノ本駅から街道エリアへは徒歩圏内
- 車:北陸自動車道 木之本ICが最寄り。当日の駐車場情報は公式発表を確認
- 服装:10月下旬の湖北は大阪より肌寒い日も。羽織れる上着があると安心
テーマは「水」——伊吹山系の地下水で淹れる一杯

今回いちばん注目したいのが、テーマの「水」です。公式ページによると、木之本に湧く地下水は伊吹山系の雪解け水が約40年をかけて山というフィルターで濾過されてたどり着いたもの。出店者は町内の複数の地下水の中から1種類を選び、その水とコーヒーの組み合わせを考えて提供するそうです。
当日は地下水の試飲スポットも設けられるとのこと。コーヒーを飲む前に水そのものを味わえるのは、なかなか貴重な体験です。
なぜ「水」でコーヒーの味が変わるのか
一杯のコーヒーのうち、98%以上は水だと言われます。水に含まれるカルシウムやマグネシウムといったミネラルの量(硬度)によって、コーヒーの成分の溶け出し方が変わり、味の印象も変わってきます。
- 軟水:成分がやわらかく抽出され、酸味や香りが素直に出やすい。日本の水道水の多くは軟水
- 硬水:ミネラルが多く、苦みやコクが強調されやすい一方、酸味が丸くなることも
- 同じ豆でも:水を変えるだけで「別のコーヒー?」と思うほど印象が変わることがある
自宅でハンドドリップをしていても、豆や挽き目、お湯の温度は気にするのに、水まではなかなか意識しないもの。このイベントは、そんな「当たり前すぎて見落としている要素」に気づかせてくれる場になりそうです。ハンドドリップの基本は以前の記事でまとめています。

チケットと参加方法
参加はチケット制です。料金と内容は以下のとおり。
- 前売券:1,800円
- 当日券:2,000円
- 内容:コーヒーチケット3枚、パンフレット、物販補助券(100円分)
コーヒー3杯にパンフレットと物販補助券がついて前売なら1,800円。カフェで3杯飲むことを考えると、街歩きの体験込みでかなり良心的な価格だと思います。前売券の販売方法は公式サイトで案内されているので、行く日が決まったら早めに確保しておくのがおすすめです。
当日の楽しみ方のコツ
- まず試飲スポットへ:先に地下水そのものを味わっておくと、各店のコーヒーとの違いが分かりやすい
- 3杯の使い方を考える:浅煎り・深煎りなどタイプの違う店を選ぶと、水との相性の差を感じやすい
- 店主に聞いてみる:「どの水を選んだか、なぜその水なのか」を聞くと、一杯の背景がぐっと立体的になる
- 街道散策もセットで:造り酒屋や町家が並ぶ街並みは、コーヒーの合間に歩くのにぴったり
お気に入りの豆が見つかったら、持ち帰って自宅の水道水やミネラルウォーターで淹れ比べてみるのも楽しそうです。イベントで飲んだ味と比べることで、水の違いを自分の舌で確かめられます。
公式SNSで最新情報をチェック
出店者や開催時間などの詳細は、公式SNSで順次発信されています。開催直前の情報や天候による変更なども、SNSでの案内が早いことが多いので、フォローしておくと安心です。

この週末の翌週(10月31日・11月1日)には京都・阪急洛西口での開催、11月には兵庫・宝塚や大阪・貝塚、吹田での開催も予定されています。秋のあいだに何か所か巡って、街ごとの違いを楽しむのもおすすめです。
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まとめ
- 日程:2026年10月24日(土)・25日(日)
- 会場:滋賀県長浜市木之本町、北国街道の商店街を中心としたエリア(最寄りはJR木ノ本駅)
- テーマ:「水」。出店者が伊吹山系の地下水を選んでコーヒーを提供、地下水の試飲スポットも
- チケット:前売1,800円/当日2,000円(コーヒーチケット3枚・パンフレット・物販補助券100円分)
- 注意:開催時間・出店者は公式サイト・SNSで最新情報を確認
豆でも焙煎でもなく「水」に光を当てる、ちょっと珍しいコーヒーイベント。いつもの一杯を、水から見つめ直すきっかけになりそうです。紅葉が始まる湖北の宿場町で、ゆっくりコーヒーを巡る休日はいかがでしょうか。

