こんにちは。風読珈琲店のカエデです。
2026年9月30日、ドコモSMTBネット銀行(旧・住信SBIネット銀行)が「純金積立」事業をアサヒメタルファイン株式会社へ譲渡すると発表しました。私も個人口座としてドコモSMTBネット銀行を使っているので、お知らせを見て「積立している人は何をすればいいの?」と気になり、公式発表を読み込んでみました。
結論から言うと、続ける人は基本的に手続き不要で、2027年5月6日から購入手数料が1,000円あたり25円→20円に下がるという、むしろ嬉しい変更です。ただし住所などの登録情報の変更は2026年12月1日、解約は12月10日が期限なので、日程だけは押さえておきましょう。
ドコモSMTBネット銀行の純金積立はどうなる?要点まとめ

まずは公式発表の要点を整理します。
- 何が起きる:純金積立事業を会社分割(事業譲渡)でアサヒメタルファイン株式会社へ承継
- 効力発生日:2027年5月6日(木)予定
- 続ける人の手続き:原則不要(契約・金の残高はそのまま引き継がれる)
- 購入手数料:購入代金1,000円につき25円(税込)→20円(税込)に引き下げ
- 新規申込:2026年12月10日(木)で受付終了
公式のお知らせは下記からご確認ください。

アサヒメタルファインってどんな会社?
アサヒメタルファインは、貴金属のリサイクル・精錬を手がける会社です。いわば「金そのものを扱うプロ」に積立事業が移る形で、銀行の一サービスから、貴金属専門会社のサービスへと担い手が変わります。銀行としては純金積立から撤退することになりますが、積み立てた金がなくなるわけではありません。
移管スケジュール|押さえるべき日付は5つ

今回の移管で、利用者に関係する日付は次の5つです。
| 日付 | 内容 |
|---|---|
| 2026年12月1日(火) | 顧客基本情報(住所・電話番号など)の変更受付終了 |
| 2026年12月10日(木) | 新規申込の受付終了/解約するならこの日まで |
| 2027年3月初め頃 | アサヒメタルファイン社のログインID・パスワード等が届く予定 |
| 2027年4月30日(金) | ドコモSMTBネット銀行での取引停止・金残高の移管 |
| 2027年5月6日(木) | アサヒメタルファイン社での取引開始 |
特に注意したいのが、12月1日以降は住所などの登録情報を変更できなくなる点です。アサヒメタルファイン社には、その時点で銀行に登録されている情報が引き継がれます。引っ越しや電話番号の変更をしたのに銀行側を更新していない人は、早めに直しておきましょう。私自身、結婚に伴う引っ越しで住所変更の手続きが山ほどあったので、「銀行の登録住所、全部直したっけ?」は本当にありがちな落とし穴だと思います。
4月30日〜5月6日はゴールデンウィーク
取引停止(4月30日)から再開(5月6日)までは、ちょうどゴールデンウィークにかかります。この間は売却などの取引ができないと考えておくのが無難です。金価格が大きく動いても対応できない期間がある、という点は頭に入れておきましょう。
続ける人・やめる人、それぞれやること

続ける人:登録情報を確認するだけ
- 12月1日までに:住所・電話番号などが最新か確認し、必要なら変更
- 2027年3月頃:アサヒメタルファイン社からログイン情報が届いたら保管
- 5月6日以降:アサヒメタルファイン社のシステムで残高確認・取引
公式発表でも、継続する場合は「お客さまご自身に行っていただくお手続きはございません」と明記されています。期限までに解約しなければ、契約上の権利義務は自動的にアサヒメタルファイン社へ引き継がれます。
やめる人:12月10日までに解約
「アサヒメタルファインに移るなら、この機会にやめたい」という人は、2026年12月10日(木)までに解約手続きを済ませる必要があります。解約すると保有している金は売却され、代金が円普通預金に入金される仕組みです(現物での引き出しはできません)。
なお、公式発表によると、期限までに解約した場合でも口座情報や取引情報はアサヒメタルファイン社へ承継されるとのこと。個人情報の移り先として気になる人は、お知らせ本文を一度確認しておくと安心です。
解約=金の売却。税金にも注意
純金積立の解約は「金を売る」ことなので、購入時より値上がりしていれば利益が出ます。金の売却益は原則として譲渡所得(総合課税)の扱いで、NISAのような非課税制度はありません。譲渡所得には年間最大50万円の特別控除があるため、少額の積立なら税金がかからないケースも多いですが、長く積み立てて大きな含み益がある人は、売るタイミングを含めて確認しておきましょう。
手数料の引き下げは地味に大きい

今回の変更で一番プラスなのが購入手数料です。
| 2027年4月30日まで | 2027年5月6日から | |
|---|---|---|
| 購入手数料(1,000円あたり) | 25円(2.5%) | 20円(2.0%) |
| 月1万円積立の場合 | 250円/月 | 200円/月 |
| 年間(月1万円) | 3,000円 | 2,400円 |
月1万円の積立なら年600円の差。金額だけ見ると小さいですが、手数料率で見ると2.5%→2.0%なので、コストが2割下がる計算です。積立期間が長くなるほど効いてきます。
それでも「金はNISAで持つ」選択肢も
とはいえ、購入のたびに2%かかるのは、投資信託やETFと比べるとまだ割高です。金に投資する目的が「値上がり益」なら、金価格に連動するETFや投資信託をNISAの成長投資枠で持つ方法もあります。こちらは売却益が非課税で、保有コストも低めです。
一方、純金積立には「実際の金を自分名義で持っている安心感」や、証券口座を持たなくても始められる手軽さがあります。どちらが正解というより、目的で選ぶのがおすすめです。20代の金投資の考え方は、下記記事も併せてご確認ください。

ドコモSMTBネット銀行の再編はまだ続く
住信SBIネット銀行がドコモグループ入りし、「ドコモSMTBネット銀行」へ社名変更してから、サービスの見直しが続いています。今回の純金積立の譲渡も、銀行本体のサービスを整理する流れの一つと見てよさそうです。
社名変更やサービス再編の全体像は、下記記事も併せてご確認ください。


「銀行サービスが変わったら、その都度確認する」のは面倒ですが、今回のように期限付きの手続きが絡む場合は、早めにカレンダーへ登録しておくのが一番の対策です。私もスマホのカレンダーに「12/1 純金積立の住所変更期限」「12/10 解約期限」と入れておきました。自分は対象外でも、家族や友人が使っていれば一声かけてあげると親切ですね。
まとめ
- ドコモSMTBネット銀行の純金積立は、2027年5月6日にアサヒメタルファイン社へ移管
- 続ける人は原則手続き不要。ただし住所などの変更は2026年12月1日まで
- やめる人は2026年12月10日までに解約(解約=金の売却、譲渡所得に注意)
- 購入手数料は1,000円あたり25円→20円に引き下げ
- 4月30日〜5月6日(GW)は取引停止期間がある
移管と聞くと身構えてしまいますが、内容を見ると手数料が下がる「ほぼプラスの変更」でした。積立中の方は、まずは登録住所の確認だけ済ませておきましょう。

