こんにちは。風読珈琲店のカエデです。
クレジットカードの新規入会キャンペーンは、月が変わると中身もガラッと変わります。この記事は8月に書いたものですが、9月末で三井住友カードの期間限定特典が終わり、JCBやアメックスも内容が入れ替わったので、2026年10月時点の最新情報に全面的に書き直しました。
対象は、三井住友カード・JCB系・アメリカン・エキスプレスの主要3系統。結論から言うと、年会費無料で狙うならJCB CARD W(最大27,000円)か三井住友カード(NL)(最大23,000円)が二強です。20代のカード選び全体の考え方は、下記記事も併せてご確認ください。

8月版からの主な変更点
まずは、前回の記事から何が変わったのかをざっくり整理しておきます。
- 三井住友カード(NL):7月23日〜9月30日の期間限定上乗せが終了し、最大29,000円相当 → 最大23,000円相当に
- 三井住友カード ゴールド(NL):同じく期間限定分が終わり、最大31,000円相当 → 最大25,000円相当に
- JCB CARD W:10月1日からキャッシング枠設定の特典(最大3,000円)が加わり、最大24,000円相当 → 最大27,000円相当に
- アメックス:ゴールド・プリファードは最大105,000 → 最大120,000ポイント、プラチナは最大250,000 → 最大225,000ポイント、グリーンは最大41,000 → 最大35,000ポイント
- リクルートカード:最大8,000円相当で変わらず
三井住友カードは「期間限定の上乗せ」が終わったタイミングなので、少し下がって見えます。逆にJCB CARD Wは今が上振れの時期。8月版を読んで迷っていた方は、比較の前提が変わっている点に注意してください。
三井住友カード:NLは最大23,000円相当

三井住友カード(NL)は、2026年6月1日から続く通常の入会特典が、10月時点の基本形です。新規入会のうえ入会月の翌々月末までにスマホのタッチ決済を1回以上使うと5,000円分のVポイントPayギフト。さらにSBI証券の口座開設とクレカ積立などの条件を達成すると、すべて合わせて最大23,000円相当になります。
内訳を見ると分かるとおり、23,000円のうち大半は「SBI証券+クレカ積立」側の特典です。すでに他社カードでクレカ積立をしている人や、証券口座を作るつもりがない人は、実質的には5,000円の特典と考えておくのが現実的です。

ゴールド(NL)は最大25,000円相当
上位の三井住友カード ゴールド(NL)は、同じ構成で最大25,000円相当。年会費5,500円がかかりますが、年間100万円以上の利用で翌年以降の年会費が永年無料になります。実は我が家の生活費カードもこのゴールド(NL)で、パートナーの家族カードと合算して100万円を達成しました。夫婦で生活費を1枚にまとめる家庭なら、100万円は思ったより遠くありません。ただし、2026年3月からは一部のチャージが100万円の集計対象外になっているので、そのあたりは下記記事も併せてご確認ください。

なお、キャッシュカード・クレジット・デビットを1枚にまとめたい方は「Olive」という選択肢もあります。銀行口座ごと三井住友にまとめたい人向けで、純粋にクレジットカードとして使いたいならNL/ゴールド(NL)のほうがシンプルです。

JCB系:JCB CARD Wは最大27,000円相当

年会費永年無料・39歳以下限定のJCB CARD Wは、10月時点で合計最大27,000円相当と、無料カードの中では頭ひとつ抜けています。内訳は次の4つです。
- スマホ決済特典(最大12,000円):Apple Pay・Google Payなどのスマホ決済の利用額に対して20%キャッシュバック
- 優待店特典(最大8,000円相当):Amazon・セブン-イレブンなどのJ-POINTパートナー利用で20%還元
- 家族カード特典(最大4,000円):家族カードの同時申し込み・利用でキャッシュバック
- キャッシングサービス特典(最大3,000円):入会時にキャッシング枠を設定して条件達成(2026年10月1日〜2027年3月31日申込分)
ただ、最大額を取りに行くには家族カードやキャッシング枠の設定まで必要です。キャッシング枠は使わなければ問題ありませんが、「借りられる状態」を作ることに抵抗がある方は無理に狙わなくて大丈夫。現実的にはスマホ決済+優待店の最大20,000円を目安に考えるのが良いと思います。

リクルートカードは最大8,000円相当
基本還元率1.2%のリクルートカード(年会費永年無料)は、JCBブランドで申し込んだ場合のみ入会特典の対象です。新規入会・初回利用・携帯電話料金の支払い設定の3条件で、最大8,000円相当のポイントがもらえます。Visa・Mastercardブランドには入会特典がないので、ブランド選択だけは間違えないようにしましょう。特典額は控えめですが、入会後もずっと1.2%で貯まり続けるので「長く使う1枚」としては堅実です。
アメリカン・エキスプレス:ハイクラス層向けの大型特典

アメックスは特典の桁がひとつ違います。10月時点では、ゴールド・プリファード・カードが最大120,000ポイント、プラチナ・カードが最大225,000ポイント、グリーン・カードが最大35,000ポイント(初月の月会費無料つき)です。
達成条件の利用額はかなり高め
ゴールド・プリファードの最大120,000ポイントは、入会後3カ月以内に50万円、6カ月以内に合計100万円の利用といった条件をすべて満たした場合の数字です。プラチナに至っては3カ月で250万円規模の利用が前提。年会費もゴールド・プリファードが39,600円、プラチナが165,000円と高額です。
社会人3年目の私の感覚だと、半年で100万円を「入会特典のために」使うのは本末転倒になりがちです。結婚式や引っ越し、家電の買い替えなど大きな出費がもともと予定されているタイミングなら選択肢に入る、くらいの位置づけで見ておくのが安全です。まず試すならグリーン・カードの月会費制(月1,100円)がハードルの低い入口になります。
特典を受け取るまでの一般的な流れ
入会キャンペーンの多くは、申し込んだその日にポイントが振り込まれるわけではありません。一般的には、公式サイトからのエントリー→入会審査→カード到着後の初回利用→数カ月後のポイント付与、という流れをたどります。「申し込んだのにポイントが来ない」と慌てないよう、付与時期はキャンペーンページで先に確認しておきましょう。
また、カードに入会するだけでは対象にならず、キャンペーンページから別途エントリーが必要なケースも多くあります。三井住友カードもJCBも「エントリー」が条件に入っているので、申し込みフォームと一緒にキャンペーンページもブックマークしておくのがおすすめです。
ポイントの種類と使いやすさの違い
「何ポイントもらえるか」だけでなく、「そのポイントが使いやすいか」も大事な比較軸です。
- Vポイント(三井住友カード):コンビニやドラッグストアなど幅広い店で1ポイント=1円で使え、VポイントPayギフトは現金に近い感覚で使えます
- J-POINT(JCB):2026年1月に旧Oki Dokiポイントから刷新。1ポイント=最大1円で、全国170万カ所以上(2026年3月時点)のお店の支払いに使えるようになり、以前より格段に使いやすくなりました
- リクルートポイント:Pontaポイントやdポイントへ等価交換でき、日常で消化しやすいのが強み
- メンバーシップ・リワード(アメックス):航空マイルへの移行に強く、旅行好きなら価値を引き出しやすい一方、移行に別途参加費がかかる場合があります
ポイント数が多い=お得とは限りません。自分がよく使うお店でそのポイントがそのまま使えるかまで考えて選ぶのが、後悔しないコツです。
20代が選ぶときの3つのポイント
1. 「最大額」より「自分が達成できる額」で比べる
今回紹介した特典は、どれも最大額を取るには証券口座・家族カード・キャッシング枠・高額利用などの追加条件があります。自分が自然に達成できる条件だけで合計を出し直すと、カード同士の差は見た目ほど大きくないことが多いです。
2. 年会費無料カードから試すのもアリ
社会人になったばかりで消費スタイルが定まっていない方は、JCB CARD Wや三井住友カード(NL)、リクルートカードのような年会費無料カードから始めるのが安心です。使い方が見えてから、ゴールドや航空系カードへのステップアップを考えても遅くありません。私自身、趣味の遠征用には20代限定のJAL CLUB ESTを別で持っていますが、これも生活スタイルが固まってから選んだ1枚です。

3. キャンペーン期間を必ず確認する
三井住友カードの期間限定特典が9月末で終わったように、入会キャンペーンは月単位で入れ替わります。紹介した内容も今後変更・終了する可能性があるため、申し込む際は必ず各社の公式サイトで最新条件を確認してください。
よくある疑問Q&A
Q. 複数のカードに同時に申し込んでも大丈夫?
A. 短期間に何枚も申し込むと、審査で「申し込みブラック」と呼ばれる状態になり、一時的に審査が通りにくくなることがあります。目安として1〜2カ月で3枚以上の申し込みは避けたほうが無難です。本命を絞って、時期をずらして申し込みましょう。
Q. 過去に持っていたカードでも入会特典はもらえる?
A. 入会特典は基本的に「新規入会者」が対象です。過去に同じカードを持っていた場合は対象外になるケースがあるため、申し込み前に条件を確認しましょう。三井住友カードのように、同じ会社の別カードを持っていると対象外になる場合もあります。
Q. 新社会人でもアメックスに申し込める?
A. 審査基準は非公開ですが、年会費の高いカードほど安定収入や勤続年数が重視される傾向です。まずは年会費無料のカードで利用実績を積み、その後ステップアップするのが堅実なルートです。
まとめ
- 三井住友カード(NL):タッチ決済で5,000円分、SBI証券条件込みで最大23,000円相当
- 三井住友カード ゴールド(NL):最大25,000円相当(年100万円利用で翌年以降年会費無料)
- JCB CARD W:最大27,000円相当(現実的にはスマホ決済+優待店で最大20,000円)
- リクルートカード:JCBブランド限定で最大8,000円相当
- アメックス:ゴールド・プリファード最大120,000/プラチナ最大225,000/グリーン最大35,000ポイント
10月時点では、年会費無料ならJCB CARD Wが上振れ中、三井住友カード(NL)はSBI証券を使う人なら引き続き強い、という構図です。最大額に惑わされず、自分が自然に達成できる条件で選んでみてください。

