こんにちは。風読珈琲店のカエデです。秋の京都といえば百万遍の「秋の古本まつり」が有名ですが、実は同じ時期、四条烏丸のデパートの中でも古本市が開かれます。仕事帰りや買い物ついでに立ち寄れる、ちょっと珍しい“百貨店の古本市”です。
2026年10月28日(水)から11月17日(火)まで、大丸京都店5階のイベントスペースで「秋の夜長の古本市」が開催されます。京都をはじめ、富山・大阪・岐阜・丹波篠山・彦根から10店の古書店が参加し、会期は約3週間とたっぷり。会期・時間・参加店・楽しみ方をまとめました。
屋外の古本まつりとはひと味違う、百貨店ならではの回り方も紹介します。
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開催概要——会期・時間・会場

基本情報は「日本の古本屋」(東京都古書籍商業協同組合が運営する古書のポータルサイト)のイベントページをもとに整理しました。
- 名称:秋の夜長の古本市
- 会期:2026年10月28日(水)〜11月17日(火)
- 時間:10:00〜19:00
- 会場:大丸京都店 5階 西エスカレーター北 イベントスペース(京都市下京区四条通高倉西入立売西町79)
- 参加店:10店
- 目録:なし
最大の特徴は、約3週間という長い会期と、毎日19時まで開いていること。土日に限らず、平日の夕方にふらっと寄れるのは、四条烏丸という街なかの百貨店ならではです。「秋の夜長」というネーミングどおり、夜に読む一冊を探しに行くのにぴったりのイベントだと思います。
百貨店の営業時間や休業日、フロアの案内は大丸京都店の公式サイトで確認できます。

参加する10店の古書店

今回の参加店は次の10店です。京都の古書店が中心ですが、北陸・東海・兵庫・滋賀からも参加していて、ふだんなかなか訪ねられないお店の棚を一度に見られるのが魅力です。
- 空き瓶 Books(京都)
- ありの文庫(京都)
- 古本いるふ(富山)
- LVDB BOOKS(大阪)
- 開風社 待賢ブックセンター(京都)
- しばのき文庫(京都)
- 100000tアローントコ(京都)
- 徒然舎(岐阜)
- 八上書林(丹波篠山)
- 半月舎(彦根)
寺社の境内に何十店も並ぶ大規模な古本まつりに比べると、10店というのは小ぶりな規模です。そのぶん、1店ごとの棚の個性をじっくり味わえるのがこうした催事の良さ。地方の古書店が選んだ本が並ぶので、京都の古本屋めぐりではなかなか出会えないような一冊が見つかるかもしれません。
私は古本の世界ではまだまだ初心者ですが、知らないお店の棚を眺めていると「このお店はこういう本が好きなんだな」という店主さんの好みが見えてくるのが面白いところだと感じています。
百貨店の古本市ならではの楽しみ方

お寺や神社の青空古本市とは雰囲気が違うので、初めて行く方向けにポイントをまとめておきます。
- 天気を気にせず回れる:屋内の売場なので、雨の日や寒い日でもゆっくり棚を見られる
- 平日の夕方が狙い目:19時まで開いているので、仕事帰りや大学の帰りに立ち寄れる
- 会期中に2回行く:3週間の長丁場なので、前半と後半で棚の印象が変わっていることも
- 支払い方法は会場で確認:決済方法は会場で確認し、念のため現金も用意しておくと安心
- 買い物とセットで:デパ地下でお菓子を買って、帰って古本を開く——そんな秋の夜の過ごし方もおすすめ
百万遍の古本まつりのような“お祭り”の熱気も楽しいですが、落ち着いた売場で背表紙を一本ずつ追っていけるのは、百貨店の古本市ならではの贅沢です。古本市デビューにもちょうどいい規模感だと思います。
初心者でも失敗しない古本の選び方
古本は1冊ごとに状態が違うのが新刊との大きな違いです。私も最初のころは、レジに持っていってから書き込みに気づいたことがありました。手に取ったときに見ておきたいポイントをまとめます。
- 値札は裏表紙や見返しに:古本市では値段を書いた紙が本に挟まっていたり、裏表紙に貼られていたりすることが多い
- 中身をパラパラ確認:線引き・書き込み・ページの折れがないか、ざっと目を通しておく
- カバー・帯・函の有無:同じ本でも付属品の有無で値段が変わるので、気になる場合は見比べて
- 迷ったら買う:古本は一点もの。次に来たときにはもう売れている、ということもよくある
とくに最後のひとつは、古本好きの先輩たちがよく口にする言葉です。新刊書店と違って「また今度」が通用しないのが古本市の面白さでもあり、悩ましさでもあります。
アクセスと周辺の楽しみ方
大丸京都店は四条通沿い、烏丸駅と京都河原町駅のあいだにあります。電車でのアクセスがとても良く、雨の日でも地下道を通って向かえるのがうれしいポイントです。
- 住所:京都市下京区四条通高倉西入立売西町79
- 最寄り駅:阪急京都線「烏丸」駅、京都市営地下鉄烏丸線「四条」駅から地下道で直結
- 会場:5階 西エスカレーター北 イベントスペース
- 時間:10:00〜19:00
周辺は錦市場や寺町通、河原町といった京都の繁華街。寺町通かいわいには古書店も点在しているので、古本市で目が慣れたあとに街の古本屋さんをはしごするのも楽しいですよ。烏丸〜四条のあたりには喫茶店も多いので、買った本を喫茶店でさっそく開く、というのもおすすめです。
同じ時期に開かれる京都の古本市
この秋の京都は古本市が続きます。会期中の10月30日(金)〜11月3日(火・祝)には、京都三大古本まつりのひとつ「秋の古本まつり」が百万遍知恩寺で開かれます。屋外の大規模な古本まつりと、百貨店の古本市をはしごしてみるのも楽しいですよ。

ほかにも「日本の古本屋」の案内によると、11月7日(土)〜19日(木)には京都ポルタのポルタプラザで「第22回古本通り@京都ポルタ」、11月20日(金)〜23日(月・祝)には京都文化博物館で「文博ろうじの古本まつり」が予定されています。11月の京都は、週ごとにどこかで古本市が開かれている状態です。
京都ポルタの古本市は、こちらの記事で詳しく紹介しています。

これから開催される本のイベントは、こちらのページにまとめています。

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まとめ
- 「秋の夜長の古本市」は2026年10月28日(水)〜11月17日(火)、大丸京都店5階イベントスペースで開催
- 時間は10:00〜19:00で、平日の夕方にも立ち寄れる
- 京都・富山・大阪・岐阜・丹波篠山・彦根から10店の古書店が参加
- 屋内の売場なので天気を気にせず、じっくり棚を見られる
- 烏丸駅・四条駅から地下道で直結。百万遍の秋の古本まつりとのはしごもおすすめ
3週間にわたって、街なかの百貨店で開かれる小さな古本市。秋の夜長のおともになる一冊を探しに、買い物ついでにのぞいてみてはいかがでしょうか。
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