こんにちは。風読珈琲店のカエデです。大学時代を神戸で過ごしたこともあって、阪神間の街にはいまでも愛着があります。西宮といえば「えべっさん」こと西宮神社。1月の十日えびすの福男選びで有名なあの神社の境内が、秋には古本で埋め尽くされるのをご存じでしょうか。
2026年10月31日(土)から11月4日(水)まで、西宮神社で「第4回 えべっさん古本まつり」が開催されます。兵庫の古書店有志による兵庫古書研究会が主催し、関西各地の古書店が境内の松林にテントを並べる青空古本市です。会期・時間・見どころ・アクセスをまとめました。
京都の「三大古本まつり」に比べるとまだ歴史の浅いイベントですが、そのぶん手作り感があって、地元の人がふらっと立ち寄れる気軽さが魅力。文化の日を含む連休の行き先候補にどうぞ。
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開催概要——会期・時間・会場

まずは基本情報です。主催者の兵庫古書研究会の告知と、全国古書籍商組合連合会の「日本の古本屋」に掲載されている情報をもとに整理しました。
- 名称:第4回 えべっさん古本まつり
- 会期:2026年10月31日(土)〜11月4日(水)の5日間
- 時間:10:00〜17:00(最終日は15:00まで)
- 会場:西宮神社 境内(兵庫県西宮市社家町1-17)
- 主催:兵庫古書研究会(兵庫県古書籍商業協同組合の加盟店有志)
- 入場:境内での開催のため、ふだんの参拝と同じく自由に見て回れます
会期は土曜スタートで、11月3日(火・祝)の文化の日をまたぐ5日間。土日と祝日の両方が含まれるので、社会人でも予定を合わせやすい日程です。最終日の11月4日は15時で終了するので、平日の最終日に滑り込む予定の方は時間に注意してください。

開催情報は「日本の古本屋」のイベントページにも掲載されています。
えべっさん古本まつりってどんなイベント?

えべっさん古本まつりは、2023年11月に第1回が開かれた比較的新しい古本市です。兵庫の古書組合の有志が中心となって立ち上げ、初回は関西と近隣府県から20店あまりの古書店が参加しました。その後、2024年の第2回、2025年の第3回と毎年秋に開催を重ね、今年で4回目を迎えます。
前回(第3回・2025年)は、境内の松林の中に約20の古書店がテントを出店。報道によると、扱うジャンルはマンガ、戦記・歴史、文学、映画・アニメ、昭和レトロ、スポーツ、児童書、音楽など幅広く、本だけでなくDVDやCD、絵はがき、紙ものの資料なども並びました。第2回の際には約30万点もの品が並んだと紹介されています。
- 出店:兵庫・大阪・京都など関西を中心とした古書店(前回は約20店)
- ジャンル:文学・歴史・マンガ・サブカル・児童書・音楽など幅広い
- 本以外も:DVD・CD・絵はがき・古い資料などの「紙もの」も楽しめる
専門店がジャンルごとに自分の得意分野を持ち寄るので、テントを1軒ずつ覗くたびに雰囲気ががらりと変わるのが面白いところ。昭和の雑誌や古い絵はがきは、本を読む目的がなくても眺めているだけで時間が溶けていきます。
また前回は、西宮在住で芥川賞作家の松永K三蔵さんらによるトークイベントも境内で開かれました。今年も同様の企画があるかは現時点で告知が確認できていないので、最新情報は主催者の公式Xをチェックしておくのがおすすめです。

会場の西宮神社と、松林の青空古本市

西宮神社は、全国に約3,500社あるといわれるえびす神社の総本社。地元では親しみを込めて「えべっさん」と呼ばれていて、イベント名もそこから取られています。毎年1月の十日えびすで行われる、開門と同時に本殿へ駆け込む「福男選び」は、ニュースで見たことがある方も多いはずです。
古本まつりの会場になるのは、境内に広がる松林。十日えびすの日の熱気とはうって変わって、秋の松林は木漏れ日の差す落ち着いた空間です。松の木の下をテントからテントへ歩きながら本を探すという、神社ならではのロケーションが、このイベントのいちばんの魅力だと思います。
お寺で開かれる京都の古本まつりと同じく、本を探しに来たついでにお参りもできるのがうれしいポイント。福の神のえびす様に「良い本と出会えますように」とお願いしてから掘り出し物を探す……というのも、ちょっと縁起が良さそうです。
アクセスと来場のポイント
西宮神社は阪神電車の駅からすぐの、アクセスしやすい立地です。大阪・神戸のどちらからでも30分前後で行けるので、半日あれば十分楽しめます。
- 阪神電車:「西宮」駅から徒歩約5分
- JR:「さくら夙川」駅または「西宮」駅から徒歩15分前後
- 住所:兵庫県西宮市社家町1-17
- 時間:10:00〜17:00(11月4日は15:00まで)
屋外の青空古本市なので、来場時に気をつけたいポイントもまとめておきます。
- 天気予報をチェック:雨天時は営業内容が変わる可能性もあるので、当日の主催者Xを確認すると安心
- 現金を多めに:テントごとの会計になるため、キャッシュレス非対応の店もある前提で準備を
- 大きめのエコバッグ:古本は意外と重く、文庫でも数冊でずっしりくる
- 狙いのジャンルがあるなら初日・午前中:人気の本は早い時間に動きやすい
- 歩きやすい靴:松林の地面は土なので、ヒールよりスニーカーが快適
帰りは阪神西宮駅周辺のカフェで、買ったばかりの本を開いてひと休みするのが個人的なおすすめコース。秋の夕方、少し冷えてきた空気の中で飲む温かいコーヒーは格別です。
同じ時期の関西の古本市もチェック
10月末から11月初旬は、関西の古本好きにとって一年でいちばん忙しい季節です。えべっさん古本まつりとほぼ同じ時期に、京都の百万遍知恩寺では「第50回 秋の古本まつり」(10月30日〜11月3日)が開催されます。連休を使って、京都と西宮の青空古本市をはしごしてみるのも楽しそうです。

11月13日〜15日には、神戸・花隈の兵庫県古書会館で屋内の「神戸古書即売会」も開かれます。青空古本市とあわせてどうぞ。

関西を中心に、これから開催される本のイベントはこちらのページにまとめています。

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まとめ
- 「第4回 えべっさん古本まつり」は2026年10月31日(土)〜11月4日(水)、西宮神社の境内で開催
- 時間は10:00〜17:00、最終日の11月4日は15:00まで
- 前回は約20の古書店が松林にテントを並べ、本のほかDVD・絵はがき・資料なども販売
- 阪神「西宮」駅から徒歩約5分とアクセス良好
- 同時期の京都・百万遍「秋の古本まつり」とのはしごもおすすめ
福の神さまのお膝元で、松林を歩きながら古本を探す秋の休日。まだ回数の浅いイベントだからこそ、気取らない雰囲気で楽しめると思います。文化の日の連休、ぜひ西宮まで足を延ばしてみてください。
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