こんにちは。風読珈琲店のカエデです。
新しいパソコンを買ったら、まず何を設定すればいいのか迷いますよね。私は仕事でMicrosoft 365やIntuneを使ったPC管理に触れていますが、自宅のPCは自分で設定するしかありません。会社のPCと違って、放っておくと更新が止まったままだったり、大事なデータのバックアップが取れていなかったりします。
この記事では、Windows 11の新しいPCを買ったら最初にやっておきたい設定を、優先度の高い順に整理します。難しい操作はなく、1時間ほどで終わる内容です。
最初の30分でやること

1. Windows Updateで最新の状態にする
買ったばかりのPCでも、工場で出荷されてから時間がたっているため、更新がたまっていることがほとんどです。「設定」→「Windows Update」→「更新プログラムのチェック」を押し、再起動を求められたら何度か繰り返して、すべての更新を済ませましょう。
セキュリティ更新が当たっていない状態で使い始めるのが一番危ないので、ほかの作業より先にやるのがおすすめです。
2. 回復キー(BitLocker)を確認する
Windows 11の多くのPCでは、Microsoftアカウントでサインインすると「デバイスの暗号化」が自動で有効になります。修理や設定変更のあとに回復キーの入力を求められることがあり、分からないとPCに入れなくなります。
回復キーはMicrosoftアカウントに保存されているので、別の端末からアカウントのページで確認できることを、最初に一度チェックしておきましょう。
3. バックアップの設定を確認する
Windows 11では、OneDriveでデスクトップやドキュメントを自動バックアップできます。便利な反面、無料の容量(5GB)をすぐ使い切ってしまうこともあります。何をOneDriveに保存し、何を外付けドライブに置くかを最初に決めておくと、あとで慌てません。
使いやすくする設定

- ファイルの拡張子を表示する:エクスプローラーの「表示」→「表示」→「ファイル名拡張子」をオン。「請求書.pdf.exe」のような偽装ファイルに気づきやすくなる
- 既定のブラウザを決める:「設定」→「アプリ」→「既定のアプリ」で、普段使うブラウザに変更する
- 不要なアプリを削除する:体験版のソフトや使わないアプリは「インストールされているアプリ」から削除。起動が軽くなることもある
- 電源の設定:ノートPCは、画面オフやスリープまでの時間を使い方に合わせて調整する
- タスクバーの位置:中央寄せが苦手なら左寄せにできる
タスクバーの位置を変える方法は、下記記事で詳しく紹介しています。

必要に応じてやること

- AI機能(Copilotなど)の設定を見直す:使わないならオフにできる
- 復元ポイントを作る:設定が終わった状態を保存しておくと、トラブル時に戻せる
- ウイルス対策はまず標準で十分:Windowsセキュリティ(Microsoft Defender)が最初から有効。体験版の有料ソフトが入っていたら、使うかどうかを決めて整理する
- Cドライブの空き容量を確認:容量が小さいPCは、早めに保存先を決めておく
AI機能をオフにする方法と、Cドライブの空き容量を増やす方法は、それぞれ下記記事にまとめています。


会社のPCは自分で設定を変えない
ここまでの内容は、自宅で使う個人のPCが対象です。会社から支給されたPCは、IT部門がまとめて管理していることがほとんどなので、自己判断で設定を変えないようにしましょう。
業務では、IntuneなどのツールでWindows Updateのタイミングやセキュリティ設定を一括で管理しています。個人が設定を変えると、管理のルールとぶつかってトラブルの原因になることがあります。困ったときは、まず社内のヘルプデスクに相談するのが一番の近道です。
初期設定のチェックリスト
ここまでの内容を、作業順にチェックリストにまとめます。印刷したり、スマホでメモしたりして使ってください。
- Windows Updateで更新をすべて適用した(再起動も済ませた)
- Microsoftアカウントで回復キーが確認できることを確かめた
- OneDriveのバックアップ対象と、外付けドライブの使い方を決めた
- ファイル名拡張子を表示する設定にした
- 既定のブラウザを変更した
- 使わないアプリや体験版ソフトを削除した
- 電源とスリープの設定を調整した
- 設定が終わった状態で復元ポイントを作った
全部を一度にやらなくても大丈夫ですが、Windows Updateと回復キーの確認だけは初日に済ませるのがおすすめです。この2つは、あとから困ったときに取り返しがつかなくなりやすい項目です。
買ってから1か月以内に見直したいこと
- 更新が自動で入っているか:「Windows Update」の履歴で、月例の更新が適用されているか確認する
- バックアップが動いているか:OneDriveの同期エラーが出ていないか、外付けドライブへのバックアップが取れているか確認する
- 容量の使い方:写真や動画をどこに保存しているかを見直す
- サインインの方法:PINや顔認証など、パスワードより安全で手軽なサインイン方法を設定する
仕事でPCを管理していると、トラブルの多くは「最初の設定をしていなかった」「バックアップを取っていなかった」の2つから始まると感じます。最初の少しの手間で、何年分もの安心が手に入ります。
中古PCや譲り受けたPCの場合
新品ではなく中古のPCや、家族から譲り受けたPCを使う場合は、最初にPCを初期化してから設定を始めるのがおすすめです。前の持ち主のアカウントやデータ、知らないソフトが残っていると、セキュリティ面で不安が残ります。
- 初期化:「設定」→「システム」→「回復」→「PCをリセット」から、個人用ファイルを削除する方法を選ぶ
- サポート期限:Windowsのバージョンが古い場合は、サポートが続いているか確認する
- ライセンス:Windowsのライセンス認証が済んでいるか、「設定」→「システム」→「ライセンス認証」で確認する
初期化のあとは、この記事の手順をはじめから進めれば大丈夫です。
ちなみに、私が自宅のPCで一番時間をかけているのはバックアップの設計です。仕事ではデータが会社のクラウドに保存されるので個人で気にすることは少ないのですが、自宅では写真や家計の記録など、なくなったら取り戻せないデータを自分で守るしかありません。外付けドライブとクラウドの2か所に保存しておくと、PCが壊れたときにも慌てずに済みます。新しいPCを買ったタイミングは、データの置き場所を見直す絶好の機会です。
まとめ
- 最初にWindows Updateをすべて済ませる
- 回復キー(BitLocker)がMicrosoftアカウントで確認できるかチェックする
- OneDriveと外付けドライブで、バックアップの方針を決める
- 拡張子の表示・既定のブラウザ・不要なアプリの削除で使いやすくする
- 会社支給のPCは自分で設定を変えず、IT部門に相談する
最初の1時間で設定を済ませておくと、そのあと何年も快適に使えます。新しいPCが届いたら、ぜひこの順番で試してみてください。
※本記事は2026年11月時点のWindows 11をもとにしています。メニューの名前や場所は、バージョンや更新によって変わることがあります。

