こんにちは。風読珈琲店のカエデです。
2026年9月29日(米国時間)に配信が始まった「Windows 11 2026 Update(バージョン26H2)」では、CopilotをはじめとするAI機能がOSのあちこちに入り込んできました。「便利そうだから使ってみたい」という人がいる一方で、「勝手にAIが動くのは気持ち悪い」「右クリックメニューがごちゃごちゃして邪魔」と感じている人も多いはずです。
この記事では、26H2で使えるおもなAI機能を実際に触ってみた感想とあわせて紹介し、不要なAI機能を設定画面からオフにする方法を機能ごとにまとめます。
26H2の新機能全体は、下記記事でまとめています。

まず知っておきたい:AI機能は「全PC向け」と「Copilot+ PC限定」がある

26H2のAI機能は、大きく2種類に分かれます。
- すべてのPCで使える機能:Copilotアプリ、タスクバーの検索から呼び出せるCopilot、エクスプローラーの右クリックから使える一部のAI操作など。処理の多くはクラウド(インターネット経由)で行われる
- Copilot+ PC限定の機能:設定アプリのAIエージェント、Recall(リコール)、Click to Doなど。PC内蔵のNPU(AI処理専用のチップ)を使い、端末の中で処理する
Copilot+ PCとは、40TOPS以上の性能を持つNPUを搭載した、AI処理に対応したPCのことです。2024年以降に発売された一部のノートPCが該当します。Copilot+ PCではないPCには、Recallや設定のAIエージェントはそもそも表示されません。記事を読んで「自分のPCに項目がない」と思っても、故障ではないので安心してください。
ちなみに私のメインPCはCopilot+ PCではないので、Copilot+ PC限定の機能については、Microsoftの公式情報をもとに紹介します。
26H2のおもなAI機能と使ってみた感想
Copilotアプリ・タスクバーからのCopilot
Copilotは、MicrosoftのチャットAIです。アプリとして起動するほか、タスクバーの検索ボックスからCopilotに直接質問できる「Ask Copilot」も追加されています。
使ってみて便利だったのは、ちょっとした調べものや文章の言い換えです。ブラウザを開かなくても、タスクバーから「〇〇を丁寧な言い方に直して」と頼めるのは手軽でした。一方で、検索ボックスにファイル名を入れたつもりがCopilotの回答が出てきて、少し戸惑う場面もありました。
エクスプローラーのAI操作(AIアクション)
エクスプローラーでファイルを右クリックすると、「AIアクション」として、文書の要約や画像の編集(背景のぼかし・不要な物の消去など)を呼び出せるようになりました。対応するファイル形式や使える操作は、PCの種類や契約状況によって異なります。
写真の背景をぼかす機能は、ブログ用の写真を少し整えたいときに意外と使えました。ただ、使わない人にとっては右クリックメニューの項目が増えるだけなので、後述の方法で非表示にするのもアリです。
設定アプリのAIエージェント(Copilot+ PC限定)
設定アプリの検索ボックスに「画面を暗くしたい」「マウスポインターを大きくしたい」のように普段の言葉で入力すると、該当する設定を探して、確認したうえで変更までしてくれる機能です。PCの中で動く小さなAIモデルを使うので、ネットに接続していなくても動作します。日本語にも対応しています。
Recall・Click to Do(Copilot+ PC限定)
- Recall(リコール):画面のスナップショットを定期的に保存し、「昨日見ていたあのカフェのページ」のように、あとから言葉で探せる機能。オプトイン(自分でオンにしない限り動かない)方式
- Click to Do:画面上の文章や画像に対して、要約・翻訳・画像の切り抜きなどのAI操作をその場で呼び出せる機能
Recallは便利な反面、画面の内容を記録するという性質上、ネットバンキングやカード情報を扱う人は慎重に判断したい機能です。使う場合は、記録から除外するアプリやWebサイトを設定しておきましょう。
不要なAI機能をオフにする方法

ここからは、AI機能を機能別にオフにする方法です。いずれもWindowsの設定画面から操作でき、レジストリの編集や他社製ツールは必要ありません。設定項目の表記は、環境によって多少異なる場合があります。
タスクバーのCopilotを非表示にする
- タスクバーの何もないところを右クリックし、「タスクバーの設定」を開く
- Copilot(Ask Copilot)に関するスイッチをオフにする
これでタスクバーからCopilotの入口が消えます。Copilotアプリ自体を使わないなら、「設定」→「アプリ」→「インストールされているアプリ」からCopilotをアンインストールすることもできます(必要になったらMicrosoft Storeから入れ直せます)。
タスクバーの位置やサイズの変更方法は、下記記事でまとめています。

右クリックメニューのAIアクションを消す
- 「設定」→「アプリ」→「アクション」を開く
- 使わないアクションのスイッチをオフにする
右クリックメニューがスッキリするので、AI機能を使わない人には一番おすすめの設定です。私も、使わない項目はここでオフにしました。
Recallをオフにする・削除する(Copilot+ PC)
- 保存を止める:「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「Recallとスナップショット」で、スナップショットの保存をオフにする
- 機能ごと削除する:「設定」→「システム」→「オプション機能」→「Windowsのその他の機能」を開き、一覧の「Recall」のチェックを外して再起動
保存をオフにする前に、すでに保存されたスナップショットを削除しておくと安心です(同じ設定画面から削除できます)。
Click to Doをオフにする(Copilot+ PC)
「設定」→「プライバシーとセキュリティ」の中にある「Click to Do」の項目から、機能をオフにできます。ショートカットキーを誤って押して起動してしまう、という人はオフにしておきましょう。
設定アプリのAIエージェントについて
設定アプリのAIエージェントは、検索ボックスに文章を入れたときに働く機能なので、使わなければ特に邪魔になることはありません。なお、この機能を管理者向けのポリシーで止める仕組みは、現時点では主に企業向けのEnterprise・Education版向けで、Home・Pro版では完全には無効化できないと報じられています。気になる人は、検索ボックスで普段どおり単語で検索すれば従来と同じように使えます。
プライバシーが気になる人のチェックポイント

AI機能をオフにするかどうかは、「何がどこで処理されるのか」を知ったうえで判断するのがおすすめです。
- Copilotアプリ・Ask Copilot:入力内容はインターネット経由でMicrosoftのサーバーに送られて処理される。個人情報やパスワード、仕事の機密情報は入力しない
- 設定のAIエージェント・Recall:処理はPCの中(NPU)で完結する設計。Recallのデータも端末内に暗号化して保存される
- 会社のPC:AI機能の利用ルールは会社ごとに決まっていることが多い。勝手にオン・オフせず、情報システム部門のルールに従う
パスワードやカード情報など、ネット上のお金まわりのセキュリティ対策は、下記記事も併せてご確認ください。

私の設定:「使う機能だけ残す」のがちょうどいい
参考までに、私が実際に落ち着いた設定です。
- Copilotアプリ:残す。文章の言い換えやちょっとした調べものに使う
- タスクバーのAsk Copilot:オフ。ファイルやアプリを探すときにCopilotの回答が出てくるのが煩わしかったため
- 右クリックのAIアクション:写真の背景ぼかしだけ残して、ほかはオフ
AI機能は「全部オン」か「全部オフ」かで考えがちですが、自分が実際に使う機能だけを残すと、便利さと快適さのバランスが取りやすいと感じました。オフにした機能も同じ画面からいつでも戻せるので、気軽に試してみてください。
まとめ
- 26H2のAI機能は「全PC向け(Copilotなど)」と「Copilot+ PC限定(設定のAIエージェント・Recall・Click to Do)」に分かれる
- タスクバーのCopilotは「タスクバーの設定」から非表示にでき、Copilotアプリはアンインストールも可能
- 右クリックのAIアクションは「設定」→「アプリ」→「アクション」で個別にオフにできる
- RecallはオプトインでPC内処理。不要なら「Windowsのその他の機能」から削除できる
- 設定のAIエージェントは、Home・Pro版では完全には無効化できないと報じられている
- Copilotへの入力はクラウドで処理されるので、個人情報や機密情報は入れない
AIが入ってきたからといって、すべてを使いこなす必要はありません。自分に合う機能だけを残して、Windowsを快適に使っていきましょう。

