こんにちは。風読珈琲店のカエデです。
グランプリシリーズ(GPシリーズ)2026-27の第2戦、スケートカナダが10月30日〜11月1日にカナダ・ケロウナで行われました。今回もカナダとの時差で日本では深夜〜早朝の競技だったので、わが家は録画を週明けにまとめて妻と見ました。
先に結果の要点です。女子は島田麻央選手がシニアのGPデビュー戦で、ショート・フリーとも1位の完全優勝。男子は中田璃士選手がショート1位から2位に入り、フランスのケヴィン・エイモズ選手が優勝しました。この記事では、4種目の結果と日本選手の成績を、観戦歴の浅い初心者目線でまとめます。
※得点・順位はISU公式リザルト(2026年11月3日時点)をもとにしています。
GPカナダ大会2026の概要

- 会期:2026年10月30日(金)〜11月1日(日)(現地時間)
- 会場:プロスペラ・プレイス(カナダ・ブリティッシュコロンビア州ケロウナ)
- 位置づけ:GPシリーズ2026-27の第2戦
- 日本からの出場:女子 島田麻央選手・三宅咲綺選手、男子 中田璃士選手・友野一希選手(ペア・アイスダンスは日本の出場なし)
- 次戦:第3戦 中国杯(11月6〜8日、中国・深セン)
大会の公式リザルトは、ISUのサイトで種目ごとに公開されています。ショート・フリーの得点表(プロトコル)もここから見られます。
開幕戦のフランス大会の結果は、先週の記事でまとめています。2大会を見比べると、ファイナル進出争いの様子も見えてきます。

女子シングル:島田麻央選手がGPデビュー戦で完全優勝

| 順位 | 選手(国) | 合計 | SP | FS |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 島田麻央(日本) | 235.44 | 82.11(1位) | 153.33(1位) |
| 2 | ニーナ・ペトロキナ(エストニア) | 221.07 | 77.24(3位) | 143.83(2位) |
| 3 | イザボー・レヴィト(アメリカ) | 212.22 | 78.50(2位) | 133.72(6位) |
| 4 | 三宅咲綺(日本) | 210.09 | 71.95(4位) | 138.14(4位) |
| 5 | ソフィア・サモデルキナ(カザフスタン) | 206.89 | 71.84(5位) | 135.05(5位) |
| 6 | シン・ジア(韓国) | 204.52 | 65.38(6位) | 139.14(3位) |
島田麻央選手:トリプルアクセルをショート・フリーで成功
世界ジュニア選手権を4連覇してシニアに上がった島田麻央選手。シニアのGPシリーズ初出場でしたが、ショート82.11点・フリー153.33点のどちらも1位で、合計235.44点、2位に14点以上の差をつけての優勝でした。合計とショートの得点は、ISUの記録で本人の自己ベストです。
ショートでは冒頭のトリプルアクセル(3回転半)で10.51点、フリーでもトリプルアクセルで10.63点と、どちらも出来ばえ点(GOE)で大きく加点されました。フリーでは4回転トーループにも挑戦。得点表では回転不足の判定(記号「<」)がつきましたが、それでもフリー1位を守っています。
個人的に印象に残ったのは、最後のスピン(足換えのコンビネーションスピン)です。9人のジャッジのうち8人が出来ばえ点で最高の+5をつけていて、得点表を見た妻が「最後まで点を取りにいってる」と感心していました。ジャンプだけでなく、スピンやステップでも点を積み上げられるのが強さなんだと、初心者の私にも分かりました。
三宅咲綺選手:表彰台まで約2点差の4位
三宅咲綺選手はショート・フリーともに4位で、合計210.09点。3位のレヴィト選手(212.22点)との差は約2.1点で、あと一歩で表彰台でした。ショートとフリーの順位がそろっていて、2本とも安定してまとめた印象です。
ちなみに、3位のレヴィト選手はショート2位、6位のシン・ジア選手はフリー3位と、ショートとフリーで順位が入れ替わった選手も多い大会でした。合計点で競うので、最後まで順位が読めないのがフィギュアの面白いところです。
男子シングル:中田璃士選手が2位、エイモズ選手が優勝

| 順位 | 選手(国) | 合計 | SP | FS |
|---|---|---|---|---|
| 1 | ケヴィン・エイモズ(フランス) | 258.43 | 90.26(2位) | 168.17(2位) |
| 2 | 中田璃士(日本) | 249.25 | 92.64(1位) | 156.61(4位) |
| 3 | ミハイル・セレフコ(エストニア) | 248.66 | 79.58(5位) | 169.08(1位) |
| 4 | スティーブン・ゴゴレフ(カナダ) | 232.72 | 66.73(12位) | 165.99(3位) |
| 5 | キリロ・マルサク(ウクライナ) | 226.40 | 83.67(4位) | 142.73(6位) |
| 6 | 友野一希(日本) | 222.85 | 85.31(3位) | 137.54(8位) |
エイモズ選手:ショート・フリーとも2位で優勝
優勝したフランスのケヴィン・エイモズ選手は、ショートもフリーも2位。どちらの種目でも1位ではなかったのに、合計では1位という結果でした。2本をそろえることの大切さがよく分かる優勝です。
中田璃士選手:ショート1位、3位とはわずか0.59点差
中田璃士選手はショートで92.64点を出して首位発進。フリーは4位でしたが、合計249.25点で2位の表彰台に入りました。フリー1位のセレフコ選手が猛追して、3位との差はわずか0.59点。最後の選手の得点が出るまで、妻と画面の前でハラハラしながら見ていました。
友野一希選手:ショート3位から6位
友野一希選手はショート3位(85.31点)と好位置につけましたが、フリーは8位で合計222.85点の6位でした。逆に地元カナダのゴゴレフ選手はショート12位(最下位)からフリー3位で4位まで上がっていて、男子は順位の入れ替わりがとくに激しい大会でした。
ペア・アイスダンスの結果

ペア:地元カナダのペレイラ/ミショー組が優勝
- 1位:リア・ペレイラ/トレント・ミショー組(カナダ)202.17点
- 2位:アリサ・エフィモワ/ミーシャ・ミトロファノフ組(アメリカ)191.90点
- 3位:オクサナ・ヴイヤモズ/トム・ブヴァール組(スイス)183.12点
地元カナダのペレイラ/ミショー組が、ショート・フリーとも1位で優勝しました。ホームの声援の中での金メダルで、スケートカナダ(カナダのスケート連盟)も大会の結果を大きく伝えています。

アイスダンス:イギリスのフィアー/ギブソン組が優勝
- 1位:ライラ・フィアー/ルイス・ギブソン組(イギリス)201.17点
- 2位:エフゲニア・ロパレワ/ジェフリー・ブリソー組(フランス)192.95点
- 3位:キャロライン・グリーン/マイケル・パーソンズ組(アメリカ)186.02点
アイスダンスは、上位3組がリズムダンス・フリーダンスとも同じ順位で、そのまま総合順位になりました。ジャンプがない種目なので、2人のステップやリフトの息の合い方を見るのが楽しみ方です。
初心者目線で見た、今大会の3つのポイント
- 2本そろえた人が強い:エイモズ選手はショート・フリーとも2位で優勝。どちらか1本だけ良くても勝ちきれないのが合計点の怖さ
- 表彰台争いは1点未満:男子2位と3位の差は0.59点。ジャンプ1本の出来ばえ点やスピンのレベル1つで入れ替わる差
- スピンも点の稼ぎどころ:島田選手のスピンのように、ジャンプ以外の要素の加点も合計点を押し上げる
得点表の記号(回転不足の「<」など)やGOEの見方は、下記の記事で初心者向けに解説しています。放送を見たあとに得点表で答え合わせすると、どこで差がついたのかが分かって面白いです。

GPファイナル進出争いとこの先の観戦予定
GPシリーズでは各選手が最大2戦に出場し、順位に応じたポイントの合計で、各種目上位6人(組)が12月10〜13日のファイナル(中国・重慶)に進みます。優勝の島田選手、2位の中田選手は、ファイナル進出に向けていいスタートを切りました。2戦目の結果次第なので、この先の大会も見逃せません。
次は11月6〜8日の第3戦・中国杯。GPシリーズ全体の日程とテレビ放送の見方は、下記の記事にまとめています。

最終戦のNHK杯は11月27〜29日に東京で、年末には大阪・門真で全日本選手権もあります。


まとめ
- GPシリーズ第2戦スケートカナダは10月30日〜11月1日、カナダ・ケロウナで開催
- 女子は島田麻央選手がGPデビュー戦で完全優勝(235.44点)。三宅咲綺選手は表彰台まで約2点差の4位
- 男子はエイモズ選手が優勝。中田璃士選手がショート1位から2位、友野一希選手は6位
- ペアはペレイラ/ミショー組(カナダ)、アイスダンスはフィアー/ギブソン組(イギリス)が優勝
- 次は11月6〜8日の中国杯。ファイナル進出争いは11月末のNHK杯まで続く
開幕戦に続いて日本の女子が優勝、男子も表彰台と、今週も見ごたえのある大会でした。わが家は引き続き録画でGPシリーズを追いかけます。初心者同士、一緒にシーズンを楽しみましょう。

