こんにちは。風読珈琲店のカエデです。
Windows 11が登場してから約5年。「タスクバーを左に置きたい」「上に置きたい」という声はずっとありましたが、Windows 11ではなぜか画面の下に固定されたままでした。
それが、2026年9月29日(米国時間)に配信が始まった「Windows 11 2026 Update(バージョン26H2)」で、ついに上・左・右へ公式に移動できるようになりました。この記事では、タスクバーの位置を変える手順と、縦置きにしたときの注意点、実際に使ってみた感想をまとめます。
26H2のその他の新機能は、下記記事で詳しくまとめています。

前提:タスクバーの移動は26H2から

タスクバーの位置を変える設定は、26H2で新たに追加された機能です。24H2・25H2のままでは設定項目自体が表示されません。
今のバージョンは「設定」→「システム」→「バージョン情報」で確認できます。まだ26H2になっていない人は、先にアップデートを済ませましょう。
これまではレジストリの書き換えや他社製ツールでタスクバーを無理やり動かす方法が出回っていましたが、表示が崩れたり、更新で元に戻ったりすることがありました。26H2なら設定画面から公式に変更できるので、非公式の方法に頼る必要はなくなりました。
タスクバーを上・左・右に移動する手順
手順はとても簡単です。
- タスクバーの何もないところを右クリックし、「タスクバーの設定」を開く(「設定」→「個人用設定」→「タスクバー」でも同じ画面)
- 「タスクバーの動作」を開く
- タスクバーの位置の項目で「下」「上」「左」「右」のいずれかを選ぶ
選んだ瞬間にタスクバーが移動し、再起動やサインアウトは不要です。元に戻したいときは、同じ画面で「下」を選び直すだけです。
スタートメニューや検索、通知などの表示も、タスクバーの位置に合わせて自動で調整されます。たとえばタスクバーを上に置くと、スタートメニューは上から下に向かって開きます。
※段階的に提供される機能のため、26H2にしても項目がすぐに表示されない場合があります。項目名も環境によって多少異なることがあるので、「タスクバーの動作」の中を探してみてください。
あわせて使いたい「小さいタスクバー」
26H2では、タスクバーのサイズを「標準」と「小」から選べるようにもなりました。「小」にするとアイコンも小さくなり、タスクバーの高さが減るぶん、画面を広く使えます。
- おすすめの人:13〜14インチのノートPCを使っている人、ブラウザや表計算で縦方向を少しでも広く使いたい人
- 設定場所:位置の設定と同じ、タスクバーの設定画面の中
ただし、後述のとおり小さいタスクバーは「上」「下」配置のときだけ使えます。
左・右(縦置き)にするときの注意点

念願の縦置きですが、現時点ではいくつかの制限があります。設定する前に知っておきましょう。
- 検索ボックスはアイコン表示になる:横長の検索ボックスが使えるのは上・下配置のときだけ。左右配置では検索アイコンに折りたたまれる
- 小さいタスクバーが使えない:サイズ「小」も上・下配置のみ対応
- 一部の機能が未対応:タスクバーを自動的に隠す機能や、タッチ操作向けのタスクバーなどは、新しい配置ではまだ完全には対応していない
- Copilot関連の表示:タスクバーからCopilotに質問する機能なども、左右配置にはまだ最適化されていない
とくに「タスクバーを自動的に隠す」を使っている人は、左右配置にすると思った動きにならない可能性があるので注意してください。このあたりは今後の更新で改善されていくはずです。
位置別のおすすめの使い方
下(標準):迷ったらこれ
すべての機能が問題なく使える、いちばん無難な配置です。タッチ操作の多い2in1のPCや、PCに詳しくない家族と共用するPCは、下のままにしておくのがおすすめです。
上:Macから乗り換えた人に
画面の上にメニューバーがあるMacに慣れている人は、上配置がしっくりくるかもしれません。検索ボックスも小さいタスクバーも使えるので、制限が少ないのもポイントです。
左・右:横長モニターで縦を広く使いたい人に
今どきのモニターやノートPCは横長(16:9や16:10)なので、縦方向の表示領域が貴重です。タスクバーを縦置きにすると、Webページや資料、コードなどを縦に長く表示できます。開いているウィンドウの数が多い人にとっても、アイコンが縦に並ぶぶん余裕が出ます。
実際に左配置で1週間使ってみた感想

私は横長の外部モニターで作業することが多いので、26H2にしてすぐタスクバーを左に移動しました。良かった点と気になった点はこんな感じです。
- 良かった点:ブラウザやエディタの縦の表示行数が増えて、スクロールの回数が減った。Windows 10時代に縦置きで使っていた感覚がそのまま戻ってきた
- 良かった点:マウスを左端に寄せるだけでアプリを切り替えられるので、慣れると意外と速い
- 気になった点:検索ボックスがアイコンになるので、検索は「Windowsキーを押してそのまま入力」に切り替えた
- 気になった点:ノートPC単体(14インチ)では横幅が少し窮屈に感じたので、ノートPC単体で使うときは「下+小さいタスクバー」の方が快適だった
結論としては、外部モニターなら左右配置、ノートPC単体なら下(または上)+小さいタスクバーが私にとってのベストでした。設定はすぐに戻せるので、気軽にいろいろ試してみるのがおすすめです。
よくある質問
Q. 「タスクバーの動作」に位置の項目が見当たりません
まずはバージョンが26H2になっているか確認してください。26H2でも、機能が段階的に有効化されているため、すぐに表示されないことがあります。「設定」→「Windows Update」で最新の更新プログラムを当てて再起動すると、表示されることがあります。会社のPCでは、管理者の設定でタスクバーの変更が制限されている場合もあります。
Q. 以前レジストリをいじってタスクバーを動かしていました。どうすればいい?
非公式の方法と新しい公式設定が干渉して、表示が崩れる可能性があります。他社製のタスクバーカスタマイズツールを使っている人は、いったんツールを無効化(またはアンインストール)してから、26H2の公式設定で位置を選び直すのがおすすめです。
Q. 位置を変えるとアプリやファイルに影響はありますか?
タスクバーの位置は見た目の設定なので、アプリやファイルが消えたり、ピン留めしたアイコンがリセットされたりすることはありません。合わなければいつでも「下」に戻せるので、安心して試してみてください。
まだ26H2に更新していない人や、更新すべきか迷っている人は、下記記事も併せてご確認ください。


まとめ
- Windows 11 26H2から、タスクバーを上・左・右に公式に移動できるようになった
- 手順はタスクバーを右クリック→「タスクバーの設定」→「タスクバーの動作」で位置を選ぶだけ。再起動は不要
- 新設の「小さいタスクバー」で、さらに画面を広く使える(上・下配置のみ)
- 左右配置では検索ボックスがアイコン化し、自動的に隠す機能などは未対応
- 外部モニターなら左右配置、ノートPC単体なら下・上+小さいタスクバーがおすすめ
毎日何時間も見るタスクバーだからこそ、自分に合った位置にするだけで作業の快適さがかなり変わります。26H2にした人は、ぜひ一度試してみてください。

