こんにちは。風読珈琲店のカエデです。
「20代のうちから資産形成を始めたいけれど、何から手をつければいいのかわからない」「周りの同世代はどんな投資をしているのだろう」
そんな風に感じている方は多いのではないでしょうか。投資は早く始めるほど「時間」を味方につけられる大きなメリットがありますが、情報が多すぎて迷ってしまうこともありますよね。
今回は、20代の私が実際に行っているリアルなポートフォリオと、その運用方針を2026年10月時点の数字でご紹介します。前回の運用報告(2026年8月号)から約2か月、インデックスは伸びて個別株は少し足踏みという、対照的な動きが見えた期間になりました。
資産状況をあえて公開しているのは、「他の人がどれくらいのペースで、どんな考え方で投資をしているのか」を知る機会が少ないと感じているからです。SNSでは大きく儲かった話や大きく損をした話が目立ちがちですが、実際には多くの人が地味な積立をコツコツ続けているだけだと思います。等身大の数字が、皆さんの参考になれば嬉しいです。
投資方針|現金&株式のシンプル構成

現在のアセットアロケーションは、「現金」と「株式」のみの非常にシンプルな構成です。
複利の最大化: 運用資金がまだ少ない時期だからこそ、複雑なことはせず、株式による長期的な成長を目指しています。
若さを活かしたリスクテイク: 20代という年齢を武器に、現金比率は低めに設定しています。
「暴落が怖くて投資に踏み出せない」という声もよく聞きますが、20代のうちは労働収入という土台があるぶん、多少の値動きがあっても生活が揺らぐことはありません。むしろ、株価が下がった局面は「安く買えるチャンス」と捉え、淡々と積立を続けることを意識しています。感情に振り回されず、決めたルールを機械的に続けることが、結果的に一番の近道だと感じています。
もちろん、この考え方が万人に当てはまるわけではありません。近い将来に住宅購入などの大きな支出を予定している場合は、その分の資金は現金で確保しておくべきですし、リスク許容度は人それぞれです。我が家も今年から二人暮らしになり、生活費は共通口座、投資は各自の口座と分けて管理していますが、ここで公開しているのはあくまで「私個人の」運用です。
ポートフォリオ概要|インデックス6:個別株(アクティブ)4
厳密なルールは設けていませんが、インデックス投資(投資信託)と個別株の比率はおおよそ6:4。
今回は投資信託が約62%、個別株が約38%と、インデックス側の比重が少しずつ高まっています。長期の資産形成の土台はインデックスファンドで積み上げつつ、配当金を狙う個別株で「自分で選ぶ楽しさ」も取り入れているイメージです。

投資状況…評価額 2,470,027円
全体の投資状況は下記のとおりです(2026年10月15日時点)。

証券口座の評価額合計は2,470,027円、評価損益は+641,263円(+35.06%)となりました。内訳は「国内株式(現物)939,405円」「投資信託1,530,621円」で、投資信託が全体の約6割を占めています。
前回(2026年8月号)からの変化
前回8月号の評価額は2,415,131円。今回は2,470,027円なので、約5.5万円の増加です。
- 投資信託:1,454,321円 → 1,530,621円(+76,300円)
- 国内株式:960,795円 → 939,405円(-21,390円)
- 企業型DC:407,604円 → 436,247円(+28,643円)
評価額そのものは増えていますが、評価損益率は+36.54%から+35.06%へと少し下がりました。これは積立で元本が増えた一方、個別株の含み益が縮んだためです。投資信託の積立が全体を押し上げ、個別株の軟調さを吸収してくれた形で、インデックスを土台にしておく意味を改めて実感した2か月でした。
投資信託|インデックスファンドで着実に積立

投資信託の評価額は1,530,621円、評価損益は+395,604円(+34.85%)。前月比でも+66,305円(+4.52%)と、今回もポートフォリオの伸びを牽引しています。
新NISAのつみたて投資枠では「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」をコツコツ積立中。評価額は1,489,936円(+394,922円、+36.06%)で、150万円目前まで育ちました。成長投資枠の「SBI NASDAQ100インデックス・ファンド」は評価額40,685円(+682円、+1.70%)。まだ少額ですが、ハイテク株比率を補う役割で少しずつ買い増しています。
S&P500とオルカンのどちらを選ぶかで迷っている方は、下記記事も併せてご確認ください。

NASDAQ100の投資信託を比較して、SBI NASDAQ100を選んだ理由は下記記事にまとめています。

▼新NISAの制度改正についてはこちら▼

個別株|配当金で生活をちょっと豊かに

個別株の評価額は939,405円、前月比は-7,042円(-0.74%)。含み益は+245,659円(+35.41%)と、8月号の+267,049円からはやや縮小しました。将来の「現金収入(配当金)」を目的とした運用で、1銘柄あたり5〜20万円前後になるよう、端株(1株投資)を活用して調整しています。
銘柄選びの基準は、配当利回りの高さと業種の分散。資源(INPEX)・たばこ(JT)・金融(第一ライフグループ)・リース(三菱HCキャピタル)・消費者金融(アコム)・不動産(野村不動産HD)と業種をばらしているので、今回のように一部が下がっても、全体の配当収入が大きく崩れることはありません。
- INPEX(1605):206,305円(+104,115円、+101.88%)。8月号の212,795円からは少し下げたものの、含み益は引き続き倍以上を維持する稼ぎ頭です。
- JT(2914):161,370円(+71,214円、+78.98%)。8月号から約1万円上昇し、今回いちばん伸びた銘柄です。
- 第一ライフグループ(8750):181,200円(+64,300円、+55.00%)。金融セクターの堅調さで、こちらもじわりと上昇。
- 三菱HCキャピタル(8593):131,250円(+30,950円、+30.85%)。8月号から約7,600円下げましたが、連続増配銘柄として長期保有の方針は変わりません。
- アコム(8572):90,800円(-4,800円、-5.02%)。8月号のプラス圏からマイナス圏へ。配当目的なので慌てず保有を続けます。
- 野村不動産HD(3231):168,480円(-20,120円、-10.66%)。8月号の-2.13%から下げ幅が広がり、今回いちばんの重しになった銘柄です。
6銘柄中2銘柄がマイナスというのは、正直あまり気持ちのいいものではありません。ただ、個別株は「株価が下がっても配当がもらえれば良い」という前提で持っているので、値下がりだけを理由に売ることはしません。見直すのは株価ではなく「減配したとき」と決めておくと、日々の値動きに振り回されずに済みます。
企業型確定拠出年金(DC)|S&P500に毎月積立

積立銘柄: OneDCS&P500IDX(S&P500インデックスファンド)
評価額: 436,247円(取得価額337,949円、評価損益+98,298円、+29.09%)
8月号の407,604円から約2.9万円増え、評価損益も10万円の大台が目前になりました。直近1か月のグラフを見ても、9月中旬の約40万円から右肩上がりで推移しています。
途中で引き出しができないDCは、「究極のほったらかし投資」として活用しています。証券口座とは切り離して考え、老後資金の土台としてコツコツ積立を継続する方針です。運用商品は、限られたラインナップの中で信託報酬が低く長期実績も安定しているS&P500インデックス一本に絞っています。
▼企業型確定拠出年金について知りたい方はこちら▼

今後の運用方針
証券口座とDCを合わせると、運用資産は約290万円になりました。300万円という一つの節目も見えてきましたが、だからといってやることは変わりません。資産形成の目的は「数年後に使うお金」ではなく「老後も見据えた長期の土台づくり」なので、当面売却の予定はありません。
つみたて投資枠でのS&P500積立と企業型DCへの拠出は、これまでどおり継続します。個別株は、減配があった銘柄のみ入れ替えを検討し、業種の分散バランスは崩さないようにしていきます。成長投資枠のNASDAQ100は、無理のない範囲で少しずつ積み増す予定です。
ちなみに、つみたて投資枠のクレカ積立は証券会社によってポイント還元率がかなり異なります。主要5社の最新の還元率を比較した記事もあわせてどうぞ。

前回の運用報告はこちらです。

まとめ

- 証券口座の評価額は247万円、含み益は64.1万円(前回8月号から約5.5万円増)
- 投資信託は+7.6万円と好調、S&P500の評価額は150万円目前
- 個別株は野村不動産HD・アコムがマイナス圏で全体として足踏み(JTは上昇)
- 企業型DCは評価額43.6万円、含み益は約9.8万円まで成長
- 当面は売却せず、積立と分散を継続。個別株の見直し基準は「減配」
今回の運用報告でした。個別株が足踏みしても、インデックスの積立が全体を支えてくれる。そんな「土台と彩り」の役割分担がうまく機能していることを確認できた2か月でした。投資は、自分に合ったペースで「細く長く」続けていくことが何より大切です。
私のポートフォリオが、皆さんの資産形成の一助になれば幸いです。無理のない範囲で、これからも一緒に資産形成を楽しんでいきましょう!

