こんにちは。風読珈琲店のカエデです。この記事では、2026-27シーズン(第28回JFL)に参加する16クラブを東西ブロック別に一覧でご紹介します。それぞれのクラブの詳しい記事へのリンクも載せているので、気になるクラブが見つかったら、ぜひそちらも読んでみてください。これからJFLの試合を観てみたいという方にとっても、クラブ選びの参考になれば嬉しいです。
16クラブと一口に言っても、その中身は実にさまざまです。Jリーグを目指して昇格を狙うクラブもあれば、あえてアマチュアの立場を貫くクラブもある。かつてJ3・J2を経験して「再起」を目指すクラブもいれば、元日本代表選手たちが自ら立ち上げたクラブもある。この記事を、それぞれのクラブの物語を知るための入り口として使っていただければ嬉しいです。まずは東西それぞれのブロックの顔ぶれから見ていきましょう。
2026-27シーズン(第28回JFL)の基本情報

JFLは2026年、Jリーグに合わせて「秋春制」へ移行しました。移行期の特別大会「2026JFL CUP」(優勝は沖縄SV)を経て、2026年8月に第28回JFL・2026-27シーズンが開幕しています。これまで春に開幕し秋から冬にかけて終わっていたシーズンが、秋に開幕し翌年の初夏まで続く形に変わったことになります。
- 参加クラブ数:16クラブ
- 方式:16クラブを東西2ブロックに分け、ブロック内でホーム・アンド・アウェーのリーグ戦を実施
- シーズン期間:2026年8月開幕〜2027年5月まで(冬季中断あり)
秋春制移行の詳しい経緯や日程の変化については、こちらの記事でまとめています。ウィンターブレイクの期間や、昇降格の仕組みがどう変わったのかも解説しています。

東ブロック8クラブ
東ブロックには、千葉・東京・神奈川・東北のクラブが集まっています。都市部のクラブと地方のクラブが混在しているのも、このブロックの特徴です。国立競技場を使うクリアソン新宿のような大規模開催クラブと、地域密着を掲げる中小規模のクラブが同じブロックで戦うのも、見比べてみると面白いポイントです。
VONDS市原
3年越しで悲願のJFL初昇格を果たした、千葉県市原市のクラブです。地域チャンピオンズリーグでの敗退が続いた過去を乗り越え、ついにつかんだ全国リーグの切符です。

ブリオベッカ浦安・市川
元日本代表DF・都並敏史監督のもと、2025年シーズンJFL3位の躍進を果たした千葉県のクラブです。一度JFLから降格し、7年越しで返り咲いたという物語も持っています。

いわてグルージャ盛岡
J3から史上初のJFL降格を経験した、岩手県盛岡市のクラブです。かつてJ2でもプレーした経験を持ち、JFLで再起を目指しています。

ラインメール青森
2025年の天皇杯でJ1・横浜F・マリノスを撃破するジャイアントキリングを演じた、青森県のクラブです。「清んだ海、青い森」を意味するクラブ名にも県への愛着が込められています。

クリアソン新宿
プロ選手を置かず、国立競技場でのホームゲームにJFL歴代最多の1万6千人超えを集める、東京都新宿区のクラブです。社員選手が中心という、JFLでも異色のチーム編成を持っています。

Y.S.C.C.横浜
J3創設メンバーとして11年間戦い、2024年にJFLへ降格した、神奈川県横浜市のクラブです。企業クラブへの反発から生まれたという、ユニークな成り立ちも持っています。

横河武蔵野FC
1939年創部、JFL「オリジナル9」の一つという、シリーズ最古参の歴史を持つ東京都武蔵野市のクラブです。2025年シーズンは最終節の劇的な逆転残留も演じました。

アスルクラロ沼津
サポーターのクラウドファンディングでスタジアムの危機を乗り越えた、静岡県沼津市のクラブです。2025年シーズンにJ3から降格し、今シーズンから東ブロックに新加入しています。

西ブロック8クラブ

西ブロックには、近畿・東海・九州・沖縄のクラブが集まっています。企業クラブの雄・Honda FCと、選手兼経営者が率いる沖縄SVが同じブロックにいるというのも、JFLらしい取り合わせです。大分の2クラブが同じブロックに入ったことで、地元同士の対戦にも注目が集まりそうです。
Honda FC
JFL史上最多となる通算11回の優勝を誇りながら、あえてJリーグを目指さない、静岡県浜松市の企業クラブです。選手のほとんどは本田技研工業の正社員で、天皇杯でのジャイアントキリングでも知られています。

沖縄SV
元日本代表FW・高原直泰が選手兼経営者として立ち上げた、沖縄県のクラブです。沖縄からJリーグクラブを誕生させるという壮大な構想のもと、歩みを続けています。

FCティアモ枚方
元日本代表の稲本潤一・新井場徹・播戸竜二の3選手が創設し、2年連続でJFL上位に食い込む、大阪府枚方市のクラブです。「イバンイーナ」という旧愛称の由来も面白いクラブです。

ヴェルスパ大分
大分発、J3昇格を目指して歩みを続ける注目クラブです。同じ大分を拠点とするジェイリースFCとの「大分ダービー」も今シーズンの見どころです。

ヴィアティン三重
サッカーにとどまらない総合型スポーツクラブとして、三重県からJリーグを目指すクラブです。指定管理者としてスタジアム運営にも携わっているのが特徴です。

ミネベアミツミFC
親会社の企業買収でクラブ名が変わった経緯を持つ、宮崎県のクラブです。もとはホンダロックの実業団という、Honda FCとも縁のあるルーツを持っています。

FCマルヤス岡崎
自動車部品メーカー・マルヤス工業を母体に、企業クラブと地域密着を両立させる、愛知県岡崎市のクラブです。1968年創部という、長い歴史も持っています。

ジェイリースFC
2025年の全国地域チャンピオンズリーグを制し、創部8年目で悲願のJFL初昇格を果たした、大分県のクラブです。地元・大分のヴェルスパ大分と同じブロックで戦うことになりました。

今シーズンの新加入クラブは3クラブ

2025年シーズンから顔ぶれが変わった点にも触れておきます。2026-27シーズンの新加入は、次の3クラブです。
- アスルクラロ沼津:2025年シーズンにJ3で最下位となり、入れ替え戦に敗れてJFLへ降格
- ジェイリースFC:2025年の全国地域チャンピオンズリーグで優勝し、自動昇格
- VONDS市原:同チャンピオンズリーグ2位から、JFL・地域入れ替え戦を勝ち抜いて昇格
入れ替わりで抜けたのは、2025年シーズンJFL2位からJ3昇格を決めたレイラック滋賀、同じく入れ替え戦に敗れて地域リーグへ降格したアトレチコ鈴鹿クラブ、そして自動降格となった飛鳥FCの3クラブです。毎シーズン、こうした顔ぶれの入れ替わりがあるのも、JFLというリーグの面白さの一つだと感じます。
アスルクラロ沼津のようにJ3からの「出戻り」もあれば、ジェイリースFC・VONDS市原のように地域リーグから初めて全国リーグの舞台に立つクラブもある。同じ「新加入」という言葉でも、それぞれのクラブが背負っている文脈はまったく違います。この3クラブが、今シーズンのJFLにどんな新しい風を吹き込んでくれるのか、楽しみです。

JFLをもっと知りたい人へ
JFL全体の仕組みや観戦方法については、こちらの記事でまとめています。昇格・降格のルールを詳しく知りたい方は、あわせてどうぞ。


まとめ
- 2026-27シーズン(第28回JFL)には16クラブが参加し、東西2ブロックに分かれてリーグ戦を戦う
- 東ブロック:VONDS市原、ブリオベッカ浦安・市川、いわてグルージャ盛岡、ラインメール青森、クリアソン新宿、Y.S.C.C.横浜、横河武蔵野FC、アスルクラロ沼津
- 西ブロック:Honda FC、沖縄SV、FCティアモ枚方、ヴェルスパ大分、ヴィアティン三重、ミネベアミツミFC、FCマルヤス岡崎、ジェイリースFC
- 新加入はアスルクラロ沼津(J3降格)、ジェイリースFC(地域CL優勝)、VONDS市原(入れ替え戦突破)の3クラブ
Jリーグを目指すクラブ、あえてアマチュアを貫くクラブ、一度は上のカテゴリーを経験して再起を図るクラブ。同じJFLというリーグの中に、これだけ多様な物語が詰まっているとは、シリーズを始める前には想像していませんでした。2026-27シーズン、それぞれのクラブがどんな結果を残すのか、これからも追いかけていきたいと思います。
16本の記事を書き終えてあらためて感じるのは、「JFL」とひとことで言っても、そこには本当にさまざまな背景を持つクラブが集まっているということです。企業に支えられたクラブ、地域住民の力で立ち上がったクラブ、元プロ選手たちが情熱で作り上げたクラブ。勝敗の結果だけでなく、それぞれのクラブがどんな道のりを歩んできたのかを知ると、JFLの試合を見る目線が少し変わってくるように思います。長いシリーズになりましたが、最後まで読んでくださった方には、あらためて感謝いたします。

